「Easy Traveler Vol.14」 アイルランド特集![]() 表紙はアイルランド人の心のシンボル、シャムロック。白い表紙に三つ葉の緑がぱあっと映えて美しいデザイン。そして、なんと100ページ近くにわたる総力特集。しかもありきたりのガイドブックの観光情報と違い、「アイルランドの今」が美しい写真入りでたっぷり紹介されています。私にとって、アイルランドの中で特別な町であるキンセールも紹介されていました。 今、アイルランドは未曾有の好景気に沸いていて、ヨーロッパでも「ケルティック・タイガー」の異名をとるほど。文化・流行の発信地としても大注目の国です。そして特筆すべきは食べ物がおいしいこと。お隣の国イギリスは「食」に関しては残念ながらあまり楽しめる部分が少ないのですが(私のわずかな経験の範囲内ですので違ってたらご容赦を…)アイルランドはすごい!スペインや南フランスのように決して恵まれた土壌とは言えないのに、今、オーガニックフードの大きな波がやってきているそうで、住人の「食」に対する意識もますます高まっているそうです。この本で紹介されていただけでも、新鮮なサーモン、生牡蠣、年中枯れない緑を食べておいしく育った牛・羊・豚の肉、その牛が恵んでくれたおいしい牛乳で作られたオランダ人も認める絶品チーズ(オランダはチーズ大国で有名ですよね)そして驚くほど美味しいという生クリーム、マーケットに何十種類も並ぶ「じゃがいも」をはじめ味の濃い有機野菜、そして忘れていけない黒ビール「ギネス」。 ![]() 「枯れない緑」という言葉もありましたが、「エメラルド島」の異名をとるアイルランドの緑は本当にきれい。バリや沖縄のような、むせ返るように色濃い熱帯の緑ではなく、透明感のある薄い黄緑が本当に美しいのです。余談ですが、私のもうひとつの心の故郷その3であるシアトルもその緑の豊富さから別名「エメラルド・シティ」と呼ばれているんですよ! それにしても、パリやニューヨークに関するこの手の本なら巷にもたくさんあふれていて選ぶのに迷うほどですが、アイルランドに関してここまで掘り下げて紹介された本なんて東京書籍のシリーズ(「アイルランドのおいしい毎日」「アイルランドB&B紀行」「アイルランドパブ紀行」など)以来ではないでしょうか。日本ではそれほどメジャーではないアイルランドという国について、こんなに内容のある本が雑誌として出版されて、しかもそれが750円で手に入るなんて、もしかして日本ってすばらしい国じゃない!?と思ってしまいました。日本は、福祉やら労働条件やら、そりゃ他の国に比べて悪いところもあって、たまに「あー、さっさと他の国に行きたい!」と思うこともあるのだけど、こと出版関連に関しては本当に世界的にも恵まれた稀有な国だと思いますね。そして今日もせっせと本屋に通う私なのでした…。 ■
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by cita_cita
| 2006-05-13 00:40
| 読書
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