「ロビン・フッド」ストーリー作りについて、これまでの「ロビン・フッドもの」と比べて賛否両論あるようですが、私はこれまでの話を見ていないので素人視点から感想を書きます。 良かった点: ・映像がとにかくキレイ。特に中世イギリスの森や山野の景色、海岸の景色など、見ていてため息もの。 ・衣装がよかった。12世紀ごろのイギリスの騎士(十字軍)って、本当にあんな格好(鎖かたびら)とかを身につけていたんですね。コスプレ好きの人とかだったら「萌えー(古いけど)」と思うんでしょうか。 ・イギリスの歴史や伝説には詳しいほうではないけど、ストーリーや配役のキャラクターが分かりやすく、ちゃんとついていけた。おまけにこの時代のヨーロッパの歴史にもちょっと興味がわきました。 ・戦闘シーンは、人を虫けらみたいに殺しまくるとことについての是非を置いて考えれば、非常に臨場感がありました。この時代は鉄砲がないので弓矢や火薬、剣などでの戦いになるのですが、特にフランスの城を焼き討ちする場面と、大量の矢の雨が降るところは圧巻でした。 ・相手役のケイト・ブランシェットはこういう歴史ものがしっくりきますね。「エリザベス」もそうでしたが、あの凄みのあるハスキーボイス。一筋縄ではいかない、芯の強い女性を演じるのにぴったりでした。 ・音楽がよかった。ケルト文化を受け継ぐ地方の話なので、私の好きなアイリッシュ音楽を思わせるメロディーがあちこちで聴けてご機嫌でした。 ・エンド・クレジットで出てくるアニメーションの仕上がりは必見。めちゃくちゃ格好良くて、いつまでも見ていたかった。これを見るためにもう一回映画館に行きたいかも(笑) 悪かった点 ・ちょっと時間が長い?夢中で見ていると結構あっという間なのですが、途中、中だるみする感があるので、そこで飽きてしまうと140分は長く感じるかも。 ・出てくる俳優がいぶし銀のベテランぞろいで、若手が少ないからフレッシュさには欠けました。オッサンの、オッサンによる、オッサンのための映画みたい。まあ、シブいオッサンだからいいんだけど。 ・悪役ゴッドフリー(マーク・ストロング)があまり悪そうに見えない(悪いことをする場面が少ない)。で、結構あっけなく最期を迎えてしまう。 ・戦闘シーンは確かに迫力があるのだけど、結構同じような場面が何度も続くので、驚きは少ないかも。 ・ロビン・ストライド(ラッセル・クロウ)がマリアン(ケイト・ブランシェット)の義父に息子の代わりになりすませというくだり、唐突過ぎてちょっとびっくり。 とまあ、こんな感じですね。でも、私としては素直に楽しめたし、この監督(リドリー・スコット)、この俳優(ラッセル・クロウ)がこれだけお金かけて作ってるのだから、お正月映画の中では結構鉄板だと思います。興味があれば、見に行っても損はないのでは?
by cita_cita
| 2010-12-13 20:05
| 映画
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