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プーパッポンカリー@ソンブーン

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バンコクに行ったら、ベタだと分かっていてもついつい1度は行ってしまう海鮮料理のお店、ソンブーン。ここの名物は、たぶんお客さんのほとんどが頼むであろうプーパッポンカリー。渡りガニのカレー風味卵炒めです。

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これがそのプーパッポンカリー。タイ料理のお店なら置いているところも多いのですが、ここが元祖なのだそうです。カニもおいしいのですがカレー味のふわふわの卵がたまらなくおいしくて、いつも白いご飯を注文してご飯にかけて食べてしまいます…。この味は、食べたことない人に説明するのがかなり難しいのですが、とにかくバンコク滞在の度に行くぐらい、めちゃくちゃおいしいです。他のお店でも食べてみたいのですが(店によってかなり味付けが違うらしい)1人で食べるような料理ではないので、滞在中メンバーがそろったときしかチャンスがなく、まだソンブーンのしか食べたことがありません。友達から「ジムトンプソン・カフェのプーパッポンカリーが卒倒するほどおいしかった」と聞いていたんで、そちらも狙っていたのですが、今回はチャンスが無く…次回ぜひチャレンジします。

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隣にはソンブーンの中華料理の店があり、注文すればそちらの厨房からも料理を持ってきてもらえます。これは私たちの隣のグループが頼んでいた子豚の丸焼き!ひえーっそのまんま!豪快!

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帰り道、店の厨房前を通るとこんなあられもない姿になった3匹のこぶたがオーブンに入るのを待っていました…実は店に入るときは6匹ぐらいいたはず。ではさっきのはそのうちの1匹…(汗)
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by cita_cita | 2007-11-30 22:45 |

ビーフレンドゲストハウス

バンコクでは、スクール近くのビーフレンドゲストハウスにお世話になりました。

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今年5月にオープンしたばかりで、場所もプロムポンの駅から徒歩3分と至便なのですが、エアコン付き個室が朝食付きで450バーツ(1600円程度)と、この地域では破格の料金で滞在することができる貴重な宿です。オーナーは日本人だそうですが、宿の1階にはAnneさんという日本語の堪能なタイ人女性が常駐していて、早朝や深夜のチェックインにも快く対応してくれます。

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彼女がAnneさんです。とっても気さくで、人なつこい素敵な女性です!

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ゲストハウスではかわいいワンちゃんを飼っています。名前はChivas(シーバス)。とっても小さくてこれまた人なつこい!ホントに小さい!1Fでパソコンをやってると、キーボードとディスプレイの間に入ってきて邪魔をするぐらい小さい!

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宿の前のテラスの手すりにおすわりするシーバス…あんまりかわいいので通りすがりの人が思わず声をかけていきます。

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前から見ると…実は左側は置物のワンちゃんでした!

スクールから昼休みにご飯を食べに帰って来られるぐらいの距離にあるため、私が滞在中はマッサージを習う一人旅の女性が多く滞在していて、1Fのロビーでも色々おしゃべりができたりして楽しかったです。バンコクに家ができたみたいな感じで、次回バンコクに滞在するときもここに泊まりたいな。ゲストハウスのウェブサイトもありますよー。(日本語で予約可)
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by cita_cita | 2007-11-29 23:04 |

大好き☆生パッションフルーツジュース!

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バンコク滞在中、朝昼と毎日のように通った屋台でのお気に入りドリンク。パッションフルーツの生ジュースです。めっちゃくちゃおいしー!そして味と風味が濃い!トロピカルフルーツ好きにはたまりません!もしかしてマンゴージュースよりも好きかも!350MLぐらい(たぶん)入って、15バーツ。(約50円) 1日最低2回は飲んでました。もう飲めなくなるのかと思うと悲しくて、帰る直前に3本買って、日本に持ち帰りました(笑)
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by cita_cita | 2007-11-29 22:58 |

うまうま屋タイご飯

バンコク滞在中、私のメイン食堂となったのはスクール近くにあるイムチャンという屋台でした。場所はBTSプロムポン駅の北側、ソイ39沿いにあります。エンポリウムからだと向い側です。

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イムチャンの外観。麺類も、炒め物系も豊富。日本語のメニューもあり、味付けも辛すぎないように調整可能。

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こちらはイムチャンの向かいにある揚げ物系の屋台。ここでは暖かい豆乳と揚げパンを買ってました。

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小さな揚げパンは1個1バーツ(3.6円)。×みたいな形のはほんのり塩味、四角いのはちょっと甘くてごまがまぶしてあります。どちらもおいしい。

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これは揚げパン屋台の隣にあるコーヒー屋台。もちろんエスプレッソのようなしゃれたものではなくインスタントコーヒーを作ってくれる(ちなみにバンコクにはスタバもあるので、エスプレッソを飲むことも可能)1杯15バーツ。

さて、ここからは私が毎日2食食べても飽きなかったイムチャンの料理の数々をご紹介します。どれも30バーツから40バーツ。(100~150円程度)

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カオカームー(豚足とろとろ煮込みごはん) 八角の香りが効いていますが、辛くなく(どっちかというと中華風)日本人好み。味のしみこんだ煮卵もたまりません。

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カイジャオムーサップ(豚ひき肉入り卵焼きのせごはん) これまた日本人好み。チリ風味のケチャップをかけて食べますが日本人ならソースかしょうゆでもいいかも。

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カオマンガイ(鶏肉のせごはん) ゆでた鶏肉を、そのスープで炊き込んだごはんの上にのせて、スパイシーなソースをつけながらいただきます。スープつき。文句なしにうまい。タイごはんの名作だと思う。

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カオパッガパオムー(豚ひき肉のバジル炒めのせご飯) 私の大好物。タイに行ったらまず最初に頼むメニュー。必ず上に半熟の目玉焼き(カイダオ)を追加注文し、フォークで崩しながらいただきます。このメニューがうちの会社の食堂にあればなーと切望する私。

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カオムーグローブ(カリカリスペアリブとカイラン菜の炒め物) これは一般的なカオムーグローブより野菜が多いかも。専門店の場合は、カリカリに揚げたスペアリブの塊が屋台のケース内にぶらさがっていて、それをスライスして、ごはんにのっけて甘辛い汁をかけてくれます。イムチャンの場合は注文してから細かく刻んだ肉を炒めたので、専門店と比べるとちょっと物足りないかな…。

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カオトムガイ(鶏のおかゆ) おかゆはえびや豚のもできます。注文してから白ご飯を使って作るため、中華粥のように長時間煮込んでいないです。ナンプラーやスープの味はついているので、ちょうど中華粥と日本風の白粥の中間的な感じ。

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クイッティオセンヤーイナーム(お米で作った太麺、汁あり) スープの味はあっさり。麺は同じくクイッティオの細いバージョンや、黄色い中華麺(バミー)、インスタント麺(ママー)など自分で選びます。汁ありか汁なし、トッピングの種類なども選べます。センヤーイはきしめんみたいに平べったく太いので、ちょっとワンタンみたい。

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バミートムヤム(トムヤムスープのラーメン) 見るからに辛そう。そして実際辛いです(笑)パンチがほしいときに。

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パッタイ(タイ風焼きそば)、タイ人の国民的メニューといってもいいでしょう。これも私の大好きな一品。日本人なら誰でも好きかも。実は全く辛くなく、レモンを搾り、砕いたピーナッツと混ぜながら食べます。今すぐにでもまた食べたいぐらいおいしい。

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トムカーガイ(鶏のココナッツミルクスープ) 甘そうな名前、甘そうな外観にだまされてはいけません。結構辛いです。レモングラスの風味がすごくさわやか。1つしか頼めないなら、私はトムヤムクンよりもこちらを選びます。クセになる忘れられない味。うまい!
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by cita_cita | 2007-11-27 22:23 |

衝撃!お菓子抜き取られ事件

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ある日、バンコクで泊まったゲストハウスの管理人であるアンさん宛てに小包が届きました。送り主はタイ北部に住むアンさんのチャット相手から。中を開けるとクッキーが入っていました。ところがなんだか様子が変。新品のはずのクッキーの缶を開けると、なんだかクッキーの枚数がまちまちなんです。つまり、重なったクッキーの高さはすべて同じであるべきなのに、種類によって高さが違う。なんでだろう???と思っていたらアンさんが「あーこれ、チェックしたね」と一言。

そう、中身のチェックのために運送会社が抜き取り検査をしたのです。よく見ると、各種類1~2枚ずつ抜いてあるだけでなく、縦1列まるごと抜き取ってあるみたいで、残っているクッキーを寄せると明らかにクッキー1枚分のスペースが…(汗) えー!こんなこと普通なん?じゃあ、私が日本からタイに何かを送っても、こうやって勝手に開けて中身を抜き取られるってこと??? と、私がパニックになっていると、アンさんは「違うー。これは北部からだから。ドラッグのチェック。」と教えてくれました。タイ北部、ミャンマーやラオスとの国境付近は世界でも有数の麻薬取引地帯(ゴールデントライアングル)。この地域からの荷物は、送り主の職業、年齢にかかわらず厳しくチェックされるのが当たり前らしい。それにしても、数枚ピックアップして食べたら分かりそうなもんだけど…検査官もおなかが空いてたのか、ちょっと職権乱用っぽく見えなくもないな…笑
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by cita_cita | 2007-11-27 07:03 |

無事合格しました!

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同級生たちとの練習の甲斐あって、何とか実技試験に合格し、ワットポーのタイ古式マッサージ基本コースの修了証をもらうことができました!

とはいえ、私の本職はマッサージとはぜんぜん関係ないので、日本に戻ってからも頻繁に練習しておかないと忘れてしまいそう。誰か、練習台になってやろうという奇特な方がおられたら、声かけてくださーい。(会社にリストラされたときに備えておかねば…笑)

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これはワットポースクールでの授業の様子。基本コース(30時間)は理論はほとんどなく、すべて先生の見本を見ながらの実践練習となります。スクンビット分校の授業はタイ人の先生が日本語で教えてくれるのですが、日を追うごとに先生の口調も厳しくなっていき、ちょっとあせりました。手首といわれているのにひざをつかんで「アナタ、ソコテクビ~!?」とあきれられたり「ソレ、チガウ!センセイミル!アナタチガウ!」「センセイ、マイニチマイニチイウ!アナタチットモオボエナイ!」と怒られたり…。足の付け根のきわどいとこを指圧するときなど、うっかりいけないところを触ってしまわないように手の向きに気をつけないといけないのですが、間違った向きで指圧していると「アブナーイ!ソコアブナイヨ!」とニヤニヤされたり…。先生、できの悪い生徒ですみませんでした。

ちなみに上級コース(60時間)には、体のしくみやツボに関する講義、ハーバルボールを使ったのマッサージの講習などもあるそう。基本コースを修了した後は、上級コースの他、フットマッサージコース、ベビーマッサージコースなどもあるそうです。
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by cita_cita | 2007-11-26 21:55 |

黄色・きいろ・キイロ

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この写真は、昨日(月曜日)のお昼時、スクール前の屋台の様子です。

見渡す限り、黄色の服を着た人ばかり。ここだけでなく、街を歩いても、電車も、お店の中も、どこもかしこも黄色でいっぱいです。黄色は、現国王、ラマ9世陛下(プミポン国王)の生まれた月曜日を象徴する色。

タイ人がプミポン国王を大好きなのは有名な話ですが、国王の80歳の誕生日(12月5日)を目前に控えた今、バンコクは普段以上にものすごい愛国心ならぬ愛国王心でいっぱいです。町中のビルには国王の写真がこれでもかというほど掲げられ、電車に乗ると、車内に設置されたテレビ画面では国王特集番組が延々流れています。普段から黄色いシャツを着ている人は多いのですが、月曜日となるともうみんな「制服か!」というほど黄色ばっかり。しかもよく見ると、「Long Life The King」とか「60th Anniversary」とかいろんな刺繍が入っています。ちなみに60thというのは、プミポン国王が在位60周年を迎えたことをあらわしているそうです。

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高層ビルの壁面にまで国王の肖像画が…

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エンポリウム(高級デパート)のクリスマスツリー。ツリーの飾りつけは王様の写真の数々。

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エンポリウムにロイヤルファミリー(きれいな若い女性とその息子さん)が現れたときのデパート入り口の様子。レッドカーペットが敷かれ、ラッシュ時の歩道は通行不可能に。

ちなみに、最近のブームはピンクだそうで、それは先日病気で入院されたプミポン国王が退院して国民の前に現れた日にお召しになっていた服がピンクだったことから、ご利益があるからと今、にわかにはやっているそうです。国王人気、恐るべし…

私が12月5日にバンコクにいられないのは残念ですが、その日はいったいどんな大騒ぎになるのか見てみたいです…。
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by cita_cita | 2007-11-21 02:51 |

ただいま修行中

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先週末から毎日、ワットポーのマッサージスクールに通っています。
王宮近くにあるワットポー境内の本校では、授業はタイ語と英語で行われるそうで、それだと肝心なところが分らないので唯一本校と同じ資格が取れるスクンビット分校に来ています。ここは、授業が日本語(でも先生が興奮すると一部タイ語)で行われるので安心です。

私が受けているのは、タイ古式マッサージの基本コースで、全30時間で終了というものです。今日ですでに18時間が終了しましたが、まだ全部の流れを覚えていないので、時々テキストをカンニングしないと完璧にはできません。あさって、実技試験があって、1時間半のマッサージを全て覚えて、先生の前で何も見ずにやり通すことができれば、無事合格、終了証がもらえます。

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この写真は、レッスン初日、指圧のスタート位置と指のポジションが分かるようにと、先生が私の足にボールペンで書いたイラストです。上の写真には、右足の内側の指圧スタート点と指の向きが、下の写真には左足の指圧ポイントと順番が数字で書いてあります。なんだか間抜けですが、初日はずっとここばっかり押していたので、指でこすれてすぐに消えてしまいました(笑)

思ったよりも、覚えることが多くて、とまどうことも多いですが練習あるのみ。なんとか終了証を持って帰れるように、がんばります。
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by cita_cita | 2007-11-21 02:28 |

関空でボージョレーを★

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ずーっと仕事が忙しく、更新が滞りがちでしたが一仕事片付き、晴れて自由の身です!
今日会社が終わってから関空に来ました。
タイ航空の深夜便でバンコクに行ってきます。
滞在中にワットポーのスクールに通ってタイマッサージの基本コースを修了してきます。

深夜1時すぎの便なので、関空のネットカフェで時間つぶし中です。
ここ初めて利用しましたがなかなか良いですね!
シャワーもあるし、女性専用の更衣室やパウダールームまで!

しかも今日はボージョレー解禁日なので、なんと1人1杯のサービスがありました!
さっき飲みたいなーと思いながらニュースを見てたので超ラッキー!!
ではカンパーイ!明日の早朝は、もうバンコクだ!いってきまーす。
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by cita_cita | 2007-11-15 22:14 |

「ほんまもん」の精進料理

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2年半ぶりに月心寺の精進料理をいただいてきました。月心寺は滋賀と京都の県境、かつて逢坂の関と呼ばれたところにある尼寺です。ここの庵主様である村瀬明道尼(むらせみょうどうに)の作る精進料理は、かつて吉兆の創業者が「天下一」と褒め称えたほどで、昔NHKの連続ドラマになった「ほんまもん」の中で主人公が料理の師と仰ぐ「庵主さま」のモデルにもなった方でもあります。

2年前、2005年の春に初めて庵主様の料理を食べて料亭顔負けのおいしさと庵主様のお話に感激して以来、次はぜひ「一年で一番野菜の種類も多く、味も深まる」と庵主様がおっしゃった秋のお料理を食べに行きたいと思っていました。(ちなみに前回は映画Shall We Dance?のプロモーションで来日中だったリチャード・ギアがたまたま月心寺で同じ料理を食べるために家族で訪れていて、それもまた衝撃的でした。チベット仏教の熱心な信者である彼は庵主様の話にもそれは熱心に耳を傾けていました。)ちなみに以前の日記でそのときの話と庵主様の著書について書いています。興味のあるかたはこちらをご覧ください

そして今回、ようやく念願かなって再訪となりました。月心寺は江戸時代に東海道沿いにあったお茶屋さんが廃業したあと、大正時代に日本画家の橋本関雪の別荘となり、その後今のお寺になったものです。広重の浮世絵「東海道五十三次」の中でも、このお茶屋が登場しています。なんて書くと風流なんですが、東海道といえば、今は国道1号線。目の前をびゅんびゅん大型トラックが通っている、そんなすごい場所にぽつんと建っているので、きっと京阪神に住んでいる人なら一度は前を通ったことがあるはずですが、普通なら見落としてしまうと思います。でも、トップ写真の通り、すごく趣きのある素敵な建物なんですよ。

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中に入ると部屋に通されます。ここからのお庭の眺めがまたすばらしいのです。料理は渡り廊下の向こうから、次々と運ばれてきます。

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まずはじめは月心寺の名を広く知らしめた、庵主様手作りのごま豆腐です。夜中の2時ごろから30分ほどかけてごまをすりお湯でのばして布巾でこして、塩、酒、吉野葛を加えて加熱し、固めていきます。このごまをする作業は、本当に加減が難しいらしく(すり方が足りないと物足りなく、すり過ぎるとしつこくなる)庵主様は絶対にお手伝いの方にはさせないそうです。ほれぼれするような白さで「ごま豆腐」って言われないと、ぱっと見た目ではごまが入っているなんて分からないほど。でもたまり醤油と本わさびを少しだけのせて一口食べるとびっくりするほどごまの香りがよく、でも品がないほどのしつこさはなく、ふんわりと口の中に広がります。

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この後、汁物として白味噌仕立てのお汁と少しのご飯が出ます。懐石だとは最後に出る組み合わせですが、実は月心寺の精進料理にはお酒も出されるのですきっ腹でお酒を飲まなくてもいいようにとの気遣いだそうです。お汁の中に見える黄色いものはからしです。からしを溶いていただくと、普通の白味噌のお汁とはまったく違った味わいになって驚きました。白味噌といえば、我が家ではお正月のお雑煮ぐらいしか使わないのですが、お餅の入っていないお味噌汁を白味噌仕立てにしてもこんなにおいしいのですね。

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これは蓮餅、しめじ、銀杏、柚子などのはいったお汁と海老芋と生姜の煮物です。蓮餅というのは蓮根をすり下ろしたものを練ってねばりを出し、松の実を加えてコクを出したものを団子にして油で揚げたもので、それをお汁の中にいれてあるのです。よくある蓮餅は海老やひき肉でコクを出すのですが、これは精進料理なので松の実で。

庵主様は若いころにお寺の目の前の道路でトラックに跳ねられて命にかかわるほどの怪我をされたため、その後遺症で右手と右足が不自由なのですが、それでも右手でお鉢や食材を支えつつ左手に包丁を持って器用に料理をされるそうです。その野菜の切り方はもはや芸術品で、もちろんお手伝いのお弟子さんたちにも野菜や道具の扱い方にはとっても厳しいそうです。

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そんな美しく切られた野菜が楽しめるのがこれ。これも月心寺を代表する料理である吹き寄せです。吹き寄せというのは落ち葉が地面に落ちてさまざまな色合いを見せるさまを表しているそうです。蓮根、百合根、ごぼう、銀杏、栗、にんじん、しいたけ、粟麩など秋の味覚がぎっしり詰まった料理です。小さく切られているのにもかかわらず野菜ひとつひとつがなんでこんなにおいしいのかと思うほど。

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こちらの炊き合わせはにんじん、百合根、しいたけ、かぼちゃ、蓮根、高野豆腐の5種盛り。

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そして白和え。これはもう説明不可能なほどにおいしかった。大げさなようですが、なんか魔法でも使ったのかと思うほど、これまで食べてきた白和えと別物でした。豆腐、きくらげ、菊名、といった一般的な材料に加えてなんと柿とりんごが入っているそう。そこに多めの辛子でアクセントを加えているので甘みとピリッとした辛さのバランスが絶妙でした。

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途中から撮りきれなくなったので慌てて記録のために撮った写真。8人で一部屋に集まった真ん中に、テーブルやお膳はなく、畳に直接並べてあります。大鉢に入ったものを自分の器に好きなだけ取り分けてまわすのですがもはや田舎の法事かアジアの小村の歓迎の宴みたいな状態。ちなみにここまで写っていたお鉢は2人分だけ入った小さな鉢。これと別に6人分入った大鉢も回っていました。これに加えてごはんもお酒も好きなだけいただけます。まず普通は食べきれない量が出るので、最後に持ち帰りようのパックを渡されて、各自お弁当を作って帰るのです。家でもまた同じ感動が味わえるなんてすばらしい!私は両親に持って帰りましたが、2人とも「あれもおいしい、これもおいしい」と喜んで食べていました。うちは家族で食事に行く機会はあまりなく、私だけがおいしいものを食べ歩きしていることが多いので、自分がおいしいと思ったものを両親にも味わってもらえるのは本当にうれしかったです。

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おまけ。月心寺のお手洗い前の洗面台。よく、居酒屋などでレトロにしつらえた洗面所はありますが、これはまさにほんまもん。使い込まれ、しかもよく手入れされているのです。
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by cita_cita | 2007-11-12 23:12 | おいしいもの