<   2007年 10月 ( 16 )   > この月の画像一覧

灘の清酒仕込み「福寿梅酒」

e0066369_2347162.jpg
お酒飲まない方には全く参考にならず申し訳ないですがまたまた梅酒の話題です。

御影(神戸の近く)に落語を聴きに行ったので、寄席が終わったあと近くを散歩しました。このあたりは海沿いを中心にずらりと酒造メーカーが並んでいる、いわゆる「灘の酒蔵」の地域です。今回はその中でたまたま一番近くにあった「福寿」というお酒を造っている酒蔵に行きました。

酒心館と名づけられたこの建物は、酒蔵を利用したレストランやイベントホールなんかもあって、お酒や、地元兵庫産のものをはじめ、日本全国のおいしい「酒のつまみ」を販売しているショップも併設されています。そこで見つけたこの梅酒がかなりヒット。梅酒用に醸造された清酒原種と徳島県美郷村の梅で作られているそうです。和歌山のみなべ贔屓の私は梅はやっぱり紀州の南高梅やろ!と思っていましたが、こちらの美郷村(みさとそん)というところも、「梅とホタルの里」として知られていて、青梅が有名だそうです。この福寿梅酒はすっごく香りがよくて、まったりして濃厚!しっかりお酒の風味も残っています。まさにペロッとなめるように飲みたい梅酒。なかなか売っているところは少ないようですが、酒心館の通販などで手に入るようです。
[PR]
by cita_cita | 2007-10-30 19:20 | おいしいもの

松屋常盤の「味噌松風」

e0066369_1132653.jpg
e0066369_11322765.jpg

宮内庁御用達のお菓子で、明治天皇の銀婚式に献上されたり、昭和天皇の好物だったというこの味噌松風は、西京味噌と小麦粉に砂糖を加えて練り、表面に黒胡麻を散らして焼きあげたお菓子です。ぱっと見た目はカステラの茶色い部分が味噌味…という感じなのですが、切り分けるとカステラよりはもっとしっかり固めでもちもちした生地だと分かります。カステラのように玉子を使っていないのでもっとあっさりしてコーヒー・紅茶よりは日本茶と合うお菓子です。初めて食べる味なのに、なんだかなつかしさを感じるのは、やっぱり味噌とゴマのおかげでしょうか。

前から名前は知っていて、雑誌などでもよく見かけて気になっていたこのお菓子。お店も御所の南と、うちからも比較的行きやすい場所にあるにもかかわらず、基本的に予約販売のみになるということでこれまで食べる機会がありませんでした。でも、友人が京都に遊びに来たときに私の分も一緒に予約しておいてくれたおかげで、初めていただくことができました!Oさん、ありがとうございます!!
[PR]
by cita_cita | 2007-10-29 22:09 | おいしいもの

「沖縄のおさんぽ―なつかしい島に帰りましょう」 プロジェ・ド・ランディ

e0066369_11161279.jpg
たて書き、横長のかたちが印象的なこの本は、必要な情報をすぐ取り出せるガイドブックというよりは、おいしいお茶でも飲みながら時間のあるときにじっくりと読みたい本です。「なつかしい島」のタイトル通り、とっても懐かしい雰囲気のするやわらかい写真がたくさん登場し、沖縄各地の有名な場所や、そうでない場所が紹介されています。

写真もいいけど文章もいい。沖縄好きの先輩が、自分のとっておきのお気に入りの場所を私だけに教えてくれているような感じ。テーマになっている場所は首里、栄町市場、桜坂、壷屋、牧志公設市場、浮島通り、農連市場、ニューパラダイス通り、コザ、宜野湾、読谷・恩納、本部・名護、そして石垣島と竹富島です。小さいけれどいいものをていねいに作っている工房や食堂など、そして味わいのある古い小道や町並みがたくさん登場します。そして自分が納得いくものだけをお客様に買ってもらいたいと、誇りをもってものづくりと向き合っている職人さんたち(この道60年以上というベテランのおじいさんもいれば沖縄に魅了されて住んでしまったという若い職人さんたちもいます)との会話を読んでいると、この人たちに会いに行きたいな、そしてこの人たちが作る作品を手にとって、この目で見てみたいなあとまた思わず沖縄行きの計画を立てたくなってしまいます。

私がはまった栄町市場で今回入れなかったむじ汁の店や栄町ボトルネック、無事入って泡盛と沖縄料理を堪能できたうりずんなども紹介されています。これを見ると、他にも行きたい場所がたくさんあって、今度はこの本片手に首里の町やコザ、ニューパラダイス通りなんかをのんびり歩いてみたいなと思いました。ちなみに表紙写真は、首里のある食堂(名前は非公開)のポーク玉子定食、500円。
[PR]
by cita_cita | 2007-10-26 23:08 | 沖縄

熊野梅酒と請福梅酒

梅酒、大~好きなんです。
子供のころは、おばあちゃんが漬けた梅酒に入ってた梅をカリカリかじるのが大好きで、お母さんに内緒でこっそり数日おきに1個ずつかじってたのですが、山盛りあった梅が残り数個になって初めて「やばい」と気づき、そこでストップしたのだけど時すでに遅し…。ひさしぶりに梅酒のビンを見た母親に見つかり、こっぴどく怒られました…。

e0066369_23315788.jpg
この熊野梅酒は、南高梅の本場、和歌山のみなべに住む私の友人をたずねて「梅まつり」に行ったとき、見つけたもの。いろんな梅酒を試飲させてもらった中で、こっくりした味とまろやかさが気に入って買ったのが最初でした。その後通販でも気軽に手に入ることが分かり、何度か取り寄せて飲んでいます。味が濃厚で、甘みも程よいのでビールやお酒は強くないけど梅酒は好き!という人におすすめの梅酒です。

e0066369_23321683.jpg
一方こちらの梅酒は、八重山を代表する泡盛「請福」と黒糖で仕込んだ梅酒です。三線教室の仲間から「これはうまいで!」と噂を聞いて、先日の沖縄旅行で買ってきました。こっちは熊野梅酒とは打って変わって、キリリとしつつうまみもあり、後を引く香りがたまりません。甘さもあまりなく、他にはあまりないタイプの梅酒です。日本酒仕込みの梅酒よりさらにカラリとした感じかな。こっちは「酒飲み」の梅酒という感じです。「梅酒は甘いからいらなーい」と言う人におすすめ。

そういう私はどっちも甲乙つけがたく、毎日変わりばんこに飲んでもいいぐらいなんですけどね(笑)。しいて言うなら熊野梅酒は「ちびちび」、請福梅酒は「ぐびぐび」飲むのが好きかなぁ。
[PR]
by cita_cita | 2007-10-25 23:21 | おいしいもの

「ホームレス中学生」 田村裕

e0066369_123143.jpg
ベストセラーはあまり買わない(パラパラ立ち読みして、面白くなさそうならやめるか文庫になるまで待つ)私なのですが、これは部屋で読もうと思って買ってしまいました。

「すべらない話」とか「アメトーク」で田村の貧乏エピソードは何度も聞いて知っていたのだけど、やっぱり文章にするとまた違った面白さ&せつなさがありました。そして、テレビではあまり語っていなかった母親への思いが切々と綴られていて、思わず泣いてしまったやん…。田村ってホンマにお母さんが大好きやったんやなーと感じさせられる部分がたくさんありました。この人の文章は本人もあとがきでも書いている通り、プロの作家と比べると決して上手ではないけれど、文章に人柄が表れるというか、飾らず淡々としていて(たまにそのなかにさりげなく笑いが混じってたりする)読んでいて素直に心の中に入ってくるものがありました。

ここからはちょっとネタバレになってしまうので、これから買って読みたい人は飛ばしてくださいね。ごめんなさい。

ある日突然家がなくなったときに感じたことや、お母さんが亡くなった日、そして後になってお母さんの死を初めて実感として認めなければいけなかった日のこと、吉本興業に入ってお笑いを目指すと決めたときのことなど、田村のありのままの気持ちが書かれています。そのあたりはやっぱりしんみりとしてしまうのだけれど、もちろん(かわいそうなんだけど)びっくりしたり、笑ってしまう場面もたくさんあります。公園生活時代、ハトのえさを奪い取ってしまうほど飢餓感を感じたこと、自分のねぐらにしている遊具に向かって小学生の子供たちが集団で面白半分に石を投げてきたときの恐怖、友達の家でお風呂に入ってお湯に触れたときのものすごい感動、雨をシャワー代わりにしていたこと、お姉さんが人気のない公園で1人で寝るのが怖くて夜が明けるまで歩き回っていたこと…数十年前の話ならいざ知らず、私と同じ世代の人たちが、まだ未成年の非力な時期にこんな思いをしたなんて信じられない話ばかりです。

田村兄弟の困窮ぶりを語るものすごいエピソードはこのほかにもたくさん登場します。でも、これは決して田村の貧乏自慢の本ではなく、田村がお母さんや、家族や、自分を支えてくれた人たちに向けた感謝の気持ちをいっぱいに表した本だと思います。そして、今つらい思いをしている人はもちろん、ある程度恵まれているのにその幸せを実感できず虚無感を感じている人にもこれを読んでもらいたいなーと思います。いろんな意味で元気が出る本です。「僕は、お湯に感動できる幸せのハードルの低い人生を愛しています」という田村の言葉が心に残ります。
[PR]
by cita_cita | 2007-10-24 20:59 | 読書

ハバネロ入り「たんからのり」

e0066369_117575.jpg
丹後方面に行ってきたのでお土産に買ってきました。
なんでも「今夜はえみぃ~GO!」の手みやげ百選で紹介されたとか。
そういうのに弱い私はつい買ってしまいましたが、丹後ではなくて
お隣の但馬の香住(兵庫県の北の方)で作られている商品でした。

見た目はほとんど普通ののりの佃煮と変わらないのですが、ハバネロの
ペーストが練りこまれているので結構辛いです。
でも、食べられないほど劇辛というわけではなく、辛さとのブレンド具合がよく
ごはんに乗せると、辛いのだけどうまさが後を引いて、ごはんが進みます。

辛いの苦手!という方にはさすがにお勧めしませんが、ある程度辛いものが
大丈夫な方にはいいお土産だと思いました。
しかも価格は財布にもやさしい315円!お手ごろです。
[PR]
by cita_cita | 2007-10-22 22:58 | おいしいもの

書くか書くまいか迷っていたのですが…

何がって、赤福ですよ。あ・か・ふ・く。
あーあ。無期限営業停止。でも調査の内容が本当だとしたら自業自得なんだけど…。

なんだかなー、夏の北海道旅行中に発覚した「白い恋人」のときはそれでもまだひとごとっぽい感じで、「全くどいつもこいつもしょーがねーなー。」と思ってましたが、今回の赤福には腹が立つやら情けないやら…。我が家は家族全員怒っています。そしてがっかりしています。京都出身の私でさえこうなんだから、伊勢をはじめとする三重県の人はもっと憤りを感じているに違いない。

こういうことって、赤福を好きで、思い入れのあった人ほどショックも大きいだろうし、その分怒りも大きいでしょうね。特に「その日作ったものだけを!」ってうたい文句にしていたから、余計に裏切られたって感じがするのかも。私だってあんなにブログで褒め称えたのになあ。どうしてくれるんだ。

それにしても300年コツコツ積み重ねてきた信用が、こんなに一瞬にして消えてしまうなんて。戦時中は、材料不足で満足できる品質のものが作れなくて5年間製造中止してたほどの誇り高い老舗だったはず…。それがなんでこんなになっちゃったの?嘘は駄目ですね。

あー、赤福。好きだったのになあ。おいしかったのになあ…。
もう食べられないのかなあ。(ため息)
[PR]
by cita_cita | 2007-10-19 22:01 | その他

ダンカン先生と橋ヨガ!

e0066369_9131176.jpg
今日は来日中のダンカン・ウォン先生の呼びかけで、朝7:00から三条大橋に集合!

橋の欄干をいろいろ活用しながらまだ固い体を思いっきりストレッチ。おかげで会社の朝礼での体操(軽い体操があるのです)ではべったり床に手が付くぐらい、めちゃくちゃ楽に前屈できて朝ヨガ効果に思わず納得。

Tamisaのヨガ友たちと一緒に、朝のひんやり気持ちのいい空気を吸いながらヨガをして、鴨川の流れと真っ青な空に伸びていくひこうき雲を眺める時間は最高でした!

ダンカン先生、YUKA先生、ありがとうございます~! ぜひ、またやりましょう☆
[PR]
by cita_cita | 2007-10-18 22:53 | LOHAS

ルッコラといわしのパスタ ゆず胡椒風味

e0066369_11224350.jpg
今日の晩御飯はこれ。
先日友達に教えてもらった水菜といわしのパスタをアレンジしました。
ルッコラは食べやすい大きさに切ってオイルサーディンを加え、塩コショウで
基本の味付けをしてからゆず胡椒とレモン汁を加えてざっくりとあわせます。
油分が足りなければ缶詰の油を足しながら。
そこに熱々にゆであがったパスタを加えてざっと混ぜ合わせて、できあがり。
軽めの白ワインと好相性です。
オイルサーディンを塩ブタとか生ハムに変えてもおいしいはず、たぶん。
あとしその葉をプラスしたりとか…色々試してみよう。
[PR]
by cita_cita | 2007-10-16 23:20 | おいしいもの

「仏像のひみつ」 山本勉

e0066369_1662418.jpg
私はいわゆる仏像フリークではないので、仏像のことはあまり詳しくないのです。
でも、長年京都に住んでるおかげで、休日にふらりと一人で知らないお寺に行ってみたり、有名なお寺に知人を案内することもあったりして、仏像を見る機会は結構多いほうだと思います。

お寺に行って仏像を見ると、わりと真剣に説明書きを読んで理解を深めようと努めるのですが、なんか、分かったような分からないような…。要するに、難しいんですよ、説明が。「不動明王が」とか「阿弥陀如来が」と書いてあっても、表面的には分かるのだけど、その仏様たちがどういう役割で、どういう特徴があるのか実際には、ほとんど分かってなかったのです、恥ずかしながら。で、もっと詳しくなりたいなーとかねがね思っていました。けど、仏教関係の本ってなんか難しいから、(本当はありがたいこと書いてあるはずなのに)読んでいても疲れてしまう…。

図書館で偶然見つけたこの本はそんな私の救世主!とにかく、カンタン!分かりやすい!そして装丁がすばらしい!イラストも仏像なのにかわいいのです。最初のページ開けたらタイトルが「仏像たちにもソシキがあった!?」ですよ。会社組織みたいなピラミッドの中に、如来、菩薩、明王、天って入ってる。しかも菩薩の説明の欄には「如来目指して修行中。」だって(笑)大仏様のパンチパーマが、長い修行生活の末に長く伸びきった髪が(悟りを開いた瞬間)ひとりでに束になってクルクルと丸まってまとまったものだなんて知ってました?そしておでこの丸いのはいぼではなく、白い毛が生えて丸まったものだなんて…。あと、「仏像はやせてたり太ったりする」のだそうです。つまり、時代によって太めの仏像が多い時期と、ほっそりしたのが好まれた時代とあって、それが分かれば仏像を見たときある程度年代が分かるのだとか…。なんか目からウロコ。

なんでこの本こんなにわかりやすいの?と思ったら、東京国立博物館で大盛況だった小中学生向けの仏像展の内容を書籍化したものだそうです。だから小難しいことは一切抜きで、かなりざっくりとした説明です。でもこれで十分だと思う。よく、「本当に分かっている人は、難しいことを簡単に伝えることができる」っていうけど、まさにこの本のことだなあと納得。今度、仏像見たら、きっと今までよりずーっと面白いだろうなと思う。今まではただ「これは重要文化財になってる仏像だから、とってもありがたいものなのだ。」と自分を納得させながら、分かったふりしてじーっと見ていた私でしたが、これからは仏像のどこを観察したらいいかポイントが初めてわかったような気がします。手はじめに三十三間堂あたり行ってみようかなあ。

千手観音の説明が面白かった。「千手観音像なのにどう見ても1000本も手がないって?そうです、確かに1000本もありません。たぶん絵にするのも仏像にするのも難しかったのでしょう。ちなみにこの仏像には42本の手があります。1本の手で25の世界の人を救えるらしいから、40本の手で1000の世界の人を救えるそうです。そこにもともとの2つの手を加えて42本なのです。」 手に持っているいろいろなもの(お経、蓮の花、はたきみたいなもの、弓、斧などなど)も図説されていて、今度じっくり見てみようと思います。ちなみに千手観音の手のひらには目玉があるんだって。知らなかったー。

そうそう、あとがきである「おしまいに」に、とても印象的な言葉が記されていました。

「仏像のひみつは人間のひみつです。仏像をつくった人たちやつくらせた人たち、それに仏像がまつられたお寺のお坊さんたち、仏像をおがんだ人たち。仏像の姿にも、仏像のかたちにも、そして仏像のなかみにも、気がとおくなるくらいたくさんの人たちのいろいろなちえや考え、そしてよろこびや悲しみなどいろいろな気持ちがはいりこんでいるのです。だから仏像はふしぎなのです。仏像にはひみつがあるのです。」
この文章を読んで、何かがぴーんとつながったような気がしました。私が、旅行をするときいつも感じていることと一緒だったから。私が旅をして、遺跡を見ていつも思うことがあります。たとえ、それがどんなによく知られた遺跡、たとえばアンコールワットや、琉球王朝や、ポンペイの遺跡であっても、私が感動するのはそのひとつひとつのレリーフや造形の美しさそのものではなくて、その時代にそれを作った人や作らせた人や、守ってきた人がいるのだと、その遺跡を通して感じるからなのです。それはもちろん、遺跡だけではなく、旅の中でであった食べ物や、道具や、言葉のひびきや、人々の習慣や、すべてのことがそうなんです。このあとがきを読んで、初めて「仏像も同じなんだなー」と感じることができました。今まで、私にとって仏像は宗教上のありがたいものであって、そこにかかわった人とのつながりについて考えたことなんてありませんでした。でも、これからは今までと全く違った目線で仏像を見ることができそうです。この本のおかげです。
[PR]
by cita_cita | 2007-10-15 21:44 | 読書