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クジラに会う沖縄旅 その2

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今回はじめて、ひめゆりの塔を訪れました。これまで沖縄には本島・離島も含めて何度も来ているのに、いままで一度も行ったことがありませんでした。昨年12月に西表で南風見の浜を訪れて以来、次は必ず南部戦跡を周ろうと考えていました。

ひめゆりの塔は、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の女子学生のうち、戦況が厳しくなったのを機に222名の生徒(と18名の教員)が学校を離れ、陸軍病院の手伝いに動因されて、その結果194人が犠牲になった、その場所のうちのひとつに建てられています。実は私もこれまで深い知識がなく、昨年の夏にひめゆり部隊の生存者の一人である宮良ルリさんの著書「私のひめゆり戦記」(ニライ社)を読んだだけでした。

ひめゆりの塔が建立されているのは、第三外科壕という洞窟の跡です。これは実際に陸軍病院があった南風原(はえばる)という場所からずっと南にあります。それは、地上戦で劣勢になった日本軍が、米軍に攻められ前線とともにどんどん南に移動していき、自然の洞窟を利用して身を潜めていたからなのです。しかも、敗戦が濃厚になったある日、軍から「解散命令」が出ます。これは、「壕を出て、これからは自分の考えで行動せよ」という命令です。つまり敵がそこまでやってきている中で、表に放り出され、見殺しにされたのも同然です。実は、ひめゆり部隊の犠牲者の多く(犠牲者194人のうち128人)は、動員からの数ヶ月ではなく、この日からわずか数日の間に発生しました。ひめゆり部隊といえば集団自決が知られていますが、それ以外にも悲惨な最期を遂げた学生がたくさんいます。動因された当初、彼女らは、きれいな設備の整った病院で兵隊さんの看護ができると思い、自分が学校で使っていた筆箱や硯、教科書や下敷きなどを持って移動した生徒もいたそうです。看護の仕事の合間に勉強ができると思っていたのです。でも、移動した先で彼女たちを待ち受けていたのは、想像を絶するような過酷な毎日でした。手鏡やくしを持参していった女学生もいたそうですが、鏡を見る余裕なんて一日も無かったのです。
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ひめゆりの塔は後ろの記念碑ではなくこの小さな石碑のこと。左に見えるのが第三外科壕跡。

e0066369_110675.jpg平和祈念敷地の入り口でお花を買って、お供えしてから、隣にあるひめゆり平和祈念資料館に入館しました。この資料館で見たことや感じたことは、私の文章力ではここに書き切るのが無理だと思いますので、あえて書きません。でも、行ってよかったと思っています。もともと私は、今後南部方面にいつ来るかわからないので、この機会にひめゆりの塔の他の南部戦跡(平和祈念資料館やアブチラガマなど)も周ろうと思っていたのですが、この資料館にいる間に、「今日は時間を気にせずここだけをしっかり見ておこう、他の場所には次の機会に行こう」と思いました。資料館の中で、生存者の証言のビデオや手記を読みながら大勢の人が泣いていました。みんな一様に重苦しい表情をしていました。でも、みんな、目をそらさず、ひとつひとつ手記に目を通し、ビデオを観ていました。ビデオの部屋と手記の部屋はつながっていて、私とティカは何度もその2つの部屋を行ったり来たりしました。手記を少し見て、胸が苦しくなってビデオの部屋に戻り、ビデオを観ているとまた息苦しくなって涙が出てきます。でもこの部屋からなかなか出られませんでした。全部見ておきたいと思ったのです。結局閉館時間になり、残念ながら全ての手記とビデオを観ることはできませんでしたが。

日本の修学旅行は、もっと沖縄を訪れないといけないなと思いました。ちなみに私の中学の修学旅行は東京と富士山、ディズニーランド、そして高校はスキー合宿でした。スキーでなく、この場所に来たらよかったのになと思います。広島や長崎は修学旅行先としてもメジャーですが、沖縄の修学旅行がもっと増えてもいいのではないでしょうか。なぜなら学校で沖縄戦について習う機会はほとんどなかったからです。沖縄戦が、日本対アメリカという単純な構図だけでなかったことは、ここに来ればよく分かりました。私たちが学校で教えてもらえなかった理由も。実際、私が家に帰って、母とひめゆりの塔を訪れた感想について話したときも、母も「私も学校で習っていないし、ほとんど知識もない」と話していました。母に見せるために資料館の公式ガイドブックを購入しました。このガイドブックには、展示の内容が全て詰まっています。この本を手に入れる方法は現在、直接ひめゆり平和祈念資料館で購入するしかありません。今、帰ってきてから少しずつ読んでいますが、ぜひ、多くの人に読んで欲しい貴重な本だと思います。
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by cita_cita | 2006-02-28 21:58 | 沖縄

クジラに会う沖縄旅 その1

2月24日~26日まで、沖縄の那覇と座間味に行ってきました。
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今回の目的はクジラを見ること。座間味島周辺の慶良間諸島海域は、1月末から3月末ごろにかけて、ホエールウォッチングのメッカとなるのです。2月が誕生日の私、去年も同じ時期に那覇に来たのですが、その時はクジラのことも知らなかったので、レンタカーで本島北部に行き、美ら海水族館を満喫しました。今年は、那覇に1泊、座間味に1泊の日程です。

初日の朝、伊丹空港からの1便で那覇入り。時刻は午前10時過ぎ。前回は空港周辺でレンタカーしたのですが、今年はホテルのあるおもろまちのDFS内で借りることにしました。空港~おもろまちまでのゆいレール(モノレール)の往復チケットも付いてトヨタのヴィッツが1日で3650円(保険込み)なり。沖縄のレンタカーはホントに安いですよねぇ。でもこのDFSがクセモノでした。さっさとホテルにチェックインしてさっさと車借りて出発!と思っていたのですが、一緒に旅行に行ったティカと私の2人はまんまとDFSの罠にはまり、1時間ほども道草を食ってしまいました…(笑) そこを通り過ぎないと、レンタカーで着ないようになってるんですよ。しかもレンタカー受け渡し場所に行ったらここでも順番待ちが。 コスメ好きやブランド好きの人は、先にレンタカー受け渡し場所に行って、待ち時間内に交代で商品チェックすることをお勧めします。でないとなかなかDFSから出られません…。
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たくさん並ぶレンタカー。ヴィッツってカラーバリエーション豊富ですねえ。「どの色になるかねぇ」ってワクワクしてたのになぜか私たちのは銀色。これじゃあ家の車と同じやん。色つきのがよかったのに~!どうやったらカラーのに乗れるのかなあ。予約の時に指定とかって、あり?

e0066369_2029107.jpgさて、なんとか出発して最初に向かったのは糸満方面です。糸満は海人(ウミンチュ)の町、漁師の町として知られています。豪胆で知られる海人達の中でも特に糸満の海人の勇敢さは有名で、昔はサバニという木製の手漕ぎの小さな船で朝鮮半島や東南アジアまで遠征していたそうです。嵐が来ると、サバニをひっくり返してつかまり、波が治まると中の水をかきだしてまた漕ぎ出したとか・・・。もちろん今はサバニでの漁は一般的ではなく、レースで使われたりします。このレースはハーリーと呼ばれていて、沖縄各地でハーリーがありますが、糸満ハーリーはその中でも有名だそう。大きなビルがたくさん建つ那覇を離れて糸満に入ると、のどかな風景が広がり、ドライブも一気に楽しくなりました。糸満の喜屋武(きゃん)という場所に入ったところで、遅めの昼ごはん。お店の名前は「三姉妹食堂」です。その名の通り、地元出身の三姉妹でやっている沖縄家庭料理の店です。ティカは看板メニューの三姉妹定食、私は味噌汁定食を注文。どちらもボリュームたっぷりで美味しくて最高!
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三姉妹定食。煮付け、刺身、ゴーヤの和え物、ゆし豆腐がたっぷり。
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味噌汁定食。味噌汁といっても、沖縄の味噌汁は本土の全然違う!このボリューム、充分おかずになります。具も、しいたけ、豚肉、かまぼこ、ポーク、豆腐、卵、わかめ、ほうれんそうなどなど…。

おなかもいっぱいになり、この次に訪れたのはひめゆりの塔とひめゆり平和祈念資料館。ここについては別に詳しく書きたいと思います。ここで2時間ほど滞在したあと、知念岬へ向かう途中にある新原(みーばる)ビーチの近くにある「浜辺の茶屋」というカフェでまったり。この浜辺の茶屋、観光客だけでなく、地元の人たちのデートコースにもなっていて、とくに夕暮れの美しさで人気があるそうです。確かに、目の前はのんびりした、素朴な浜辺の風景が広がっていて、冬だということもあり、とても落ち着いた感じです。食事もできるようですが、晩御飯は那覇で!と決めていたのでカフェオレにしました。
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浜辺の茶屋の店内。この記事のトップ写真も同じカウンターからの眺めです。

カフェを出て、一路那覇を目指します。レンタカーの返却が8時なのでそれまでに帰らなくては…。恐れていた渋滞もそれほどでもなく、なんとか時間内に返却することができました。そしてまたちょっと買い物をしてしまった私たち…(ゲランのクレンジングなど…) ゆいレールで県庁前に移動し、お目当ての人気店「ゆうなんぎい」で遅めの晩御飯。ここはいつも予約でいっぱいなのですが、時間が遅かったのが幸いしてなんとか待たずに入ることができました。私たちが食べたのは、ラフテー、そーめんチャンプル、パパイヤといかの酢の物など。定番ばかりですが、ラフテーの柔らかかったこと!本当はもっと食べたかったのですが、ここはぐっと我慢。というのはこの後、もう一軒行きたい店があったのです。
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ゆうなんぎいのラフテー。味付けが絶妙!お肉の部分より脂身がおいしいなんてすごい。
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こちらはパパイヤと白いかの酢の物。沖縄では青いパパイヤを野菜のようにして、炒め物にもします。東南アジアの国と同じですね。

e0066369_21145421.jpgその店は「くーすBar カラカラ」。 私が以前取り寄せた季刊「カラカラ」の編集者の一人であり、このブログでも紹介した「沖縄チャンプラ亭」の著者でもある仲村清司さんが共同経営されているお店です。その名前からも分かるように、このお店のウリは泡盛の全銘柄が取り揃えてあること。現在大阪にも2店舗(扇町と本町)あるのですが、まだどちらにも行ったことがないのです。泡盛以外にもたくさん美味しそうな料理(創作料理も含めて色々ありました)が揃っていたのですが、2人とも思ったよりお腹がいっぱいになっていて、この店の名物であるイカ墨にぎりのほかにはもずくしか食べられませんでした。残念です…。でも、イカ墨にぎりおいしかったなあ。 実はこの日、その仲村さんもお店にふらりと顔を出していたのですが、別の集まりに出ておられたようで、お話することはできませんでした。でも、カウンターに座った私たちに、泡盛のことをはじめ、色々沖縄のことを教えてくださったのが店長の長嶺さん。私たちがお店にいる間ずっと話相手になってくださいました。最初カウンターかテーブルか尋ねられたのですが、カウンターにしておいて本当によかった!最初は最近お気に入りの「菊の露」を飲んでいたのですが、おすすめの泡盛をお願いすると、「春雨」という銘柄を紹介してくださいました。名前も初めてなら、ボトルも初めてみるものです。那覇空港の近くにある宮里酒造所で作られているそうで、県外にはほとんど流通していないみたいです。実際、その後で那覇市内でも見つけることはなかったです。これ、本当においしかったです。香りが良くてまったりして。それから最後にもう一杯ということで、「瑞泉」の古酒(だったかな…酔っていたのでいまいち自信が…笑)をいただきました。瑞泉といえば泡盛の中ではメジャーな銘柄ですが、「飲んだらびっくりしますよ」と長嶺さんがおっしゃったとおり、これは今まで飲んだのと全然違いました!いつまでもちびりちびりと飲んでいたいような後を引く味。できるならば、楽しい仲間と輪になって、自分で水で割りつつ、夜中までだらだらと話しつつ、いつまでも飲みたいような…。そしてそのまま眠りたいような…。とどこまでも妄想してしまう、そんなお酒です。
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これが春雨。またどこかで見つけたら絶対頼もうと思っています。
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「沖縄チャンプラ亭」の中でも書いてありましたが、「ウチナンチューはおしぼりを4つ折りしてコースターに使う」の現場を発見!実際に見られてちょっと感動しました(笑)

さて、帰ってきてからカラカラのサイトなどを見て分かったのですが、実はこの長嶺さんこそが、季刊カラカラの編集長だったのです!そして「カミングヮー」という著作も出版されていました。沖縄の風水(家相)に関する話だそうです。この本も読んでみたいですね…。
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by cita_cita | 2006-02-28 21:26 | 沖縄

梅の里、和歌山のみなべに行ってきました!

ちょっと前になりますが2月11日の夜から13日まで、2泊3日で和歌山に行ってきました。
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今回のメイン目的は梅の花を見ること。私の大切な友人であり憧れのお姉さんである”美人の”れいこさんの自宅がある南部(みなべ)は、高級梅の代名詞、「南高梅」の一大産地。南高梅という名前の由来も、実は「南部高校=南高」から来ているのです。当然、南部の梅林はその規模と美しさでも有名なのですが、れいこさんと知り合いになってから初めて梅の季節に彼女の家を訪れるということでとっても楽しみにしていました。

でも…でも…なんと肝心の梅が咲いていない! そうです、通常ならちょうど満開の見ごろ時期だったのですが、例年にない寒さのおかげで梅の開花が大幅に遅れてしまったのです…。私たちが梅林に行ったときは、久しぶりの暖かい日だったのですが、開花のタイミングはもう1週間ほど後だったみたい。紅梅と白梅では開花時期が異なるみたいで、赤いほうはきれいに咲いていたのですが、南部の梅林はほとんどが白梅。残念ながら梅の花を満喫することはなく、ちょうど開催されていた梅祭りで売っていた梅干を試食し、梅酒を試飲し、小粒で甘くておいしい有田みかんをどっさり買い…まさに「花よりだんご」とはこのことですね。そういえば、途中で芋餅というのを売っていて、ちぎって丸めたばかりのホカホカのお餅を食べました。できたてのお餅はやわらかくって、むちむちしてて、本当においしかったなあ…
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これは数少ない紅梅。こちらは開花時期が早いみたいですね。
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南部梅林全景。白梅が満開になると、この山全体が真っ白になるそう。見たかったなあ...
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梅祭りのマスコット登場。名前は...忘れちゃいました。梅太郎だったかな?(てきとう)
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梅祭りでは、農家手作りの梅干が格安で!これは250グラムで200円。
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こんな大きな樽でも買うことができますよー

梅は見られなかったけれど、南部を訪れる楽しみは他にもあります。それはれいこさんのお宅におじゃますること。れいこさん夫婦と過ごす時間、そして2人が住む家の素敵なこと!そこに楽しい仲間と一緒にお泊りできる時間、いつも私がとっても楽しみにしているイベントです。初めてれいこさんの家を訪れたら、みんなきっと「わあー!」と感嘆の声を上げるでしょう。写真では本当の素晴らしさの一部分しか伝わらないかもしれないけれど、れいこさんの了解を得て、少しだけ紹介させてもらいます。
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玄関を入ってすぐのコーナー。一般家庭とはおもえない洗練度にためいき...
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廊下突き当たりには海に向かってデッキが。夏はみんなでここでご飯を食べたことも。
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お風呂からも海が...。しかも温泉!あぁ、帰りたくない~
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玄関を入ると廊下の向こうに見える風景。これを最初見た人はみんな思わず歓声をあげます。

初めてれいこさんに会ったときには、なんだか高貴な雰囲気を漂わせていて私は遠巻きでぽーっと眺めていたのですが、何度か会って一緒に遊んでもらっているうちにそんな彼女が実はすごく気さくで面白い女性であることや、他にも色んな顔を持っていることが分かり、ますます大好きになってしまいました。 数年前に、地元の図書館に市民代表として委員に選ばれたそうなのですが、その理由は、一番多くの本を借りた利用者だったことが一因だそう。 本が大好きで、でも読むのがあまり早くない私にとっては、これはめっちゃ憧れです。「この町で一番本を読んでいる女性」なんて、ポイント高~い!かっこいいですよねー。
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美味しいものとお酒大好きのメンバーが集まる晩ご飯はいつも楽しみな時間。このときは、中でも一番のグルメ、くりちゃんがパリ旅行で買ってきてくれたジェジェ(鴨の砂肝)の缶詰を使ったサラダ、超絶品のフォアグラ、PAULの美味しいパン、スペインのスパークリングワイン、カヴァなどがずらり。幸せです...
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朝ごはんはこんな感じ。うっしーの盛り付けたサラダは「慎吾ちゃん風盛り付け」だそう。うーんそういわれてみれば...
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何気ない瞬間も本当に絵になるリビングです。

れいこさんはキモノの知識も深くって、京都に遊びに来るときも、持参した紬の着物をホテルでさらりと着こなしてしまいます。そしてこれがまためちゃくちゃ似合うんだなぁ…同性の私の目から見ても惚れ惚れします。そしてその特技を生かして、最近お仕事を見つけてこられました。それは「よろずや」というリサイクルショップ。私は今回初めて行ったのですが、行ってみてびっくり! なんというか、めちゃくちゃでっかいお店…というより倉庫みたいなところなんです。そこに洋服・和服を織り交ぜて大量の商品が!! そしてひっくりかえるほど安い!値札の無い商品は150円ぐらいから(!)、もちろん状態のよい着物になると1万円を越えるものもたくさんありますが、とにかく圧倒的な量なのです。私は自分で着付けもできないし、さらりと着物を日常使いで着こなすなんてことができないので残念ですが、もし普段から着物を着慣れている人たちがいれば(最近は若い女の子でも流行っていますよね)この「よろずや」はまさに宝の山だと思います。場所は、和歌山県の田辺市末広町14-16、電話は0739-26-0860、最寄の駅はJR紀伊田辺駅、扇ヶ浜ビーチの近くです。
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よろずやにはリサイクル着物のほかに、洋服もたくさーんあります。広い!探すのも一苦労!
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何なんだこれはー!? 実は整理前の大量の商品なのでした...豪快すぎます(笑)
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こんな掘り出し物も。京都にもこんな店あんまりないですよ~
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by cita_cita | 2006-02-27 23:47 |

「上海の西、デリーの東」 素樹文生

e0066369_22434895.jpgこの本はお気に入りの本の一つで、旅に出るときによくもって行きます。最初は沢木耕太郎の「深夜特急」を持っていっていたのですが、全6巻あるので、どれを持っていくか旅の前日に悩むのが面倒で、その時に選んだのがこの本との出合いです。最初に見つけたのは京都のヴィレッジ・ヴァンガードだったかな。

「深夜特急」が出版された80年代と比べ、1994年ごろの旅の経験を元に書かれたこの本は、私がアジアの国に引かれ始めた時期に読んでも違和感無く、とてもしっくりくる内容でした。もちろん私はバックパッカーとして何ヶ月もかけて何カ国もの国を旅して回るなんてことはしたことがないし(そりゃできれば、したいけど…)沢木さんや素樹さんが体験したような刺激的で、時には危険な目にあったこともないのですが、それでもこの本を旅先で読むと、そこに書かれている色んなことが生き生きと実感を持って自分の心に響いてきて、相乗効果でワクワクしながら読書を楽しみ、そして旅を楽しむことができるのです。

素樹さんの文章は、時にはちょっとドラマティックすぎてしつこく感じてしまうときも無きにしもあらず、なのですがそれでもやっぱりこの本は思い入れのある一冊です。中国の列車にまつわる悲惨な苦労話のあれこれ(切符を取るところから始まって、実際に列車に乗ってからも悲劇は続きます)これを実際に経験した人が読んだら、もうリアルすぎてたまらないと思うのですが、残念ながら私は経験する前に読んでしまったので、きっと今後も経験することはないと思います。 というのも、これを読んだら「絶対に中国で列車には乗るまい」と思ってしまったので…。でも、10年前から著しく変化した今の中国ではまた状況も違うのかな。 私はちょうど今から14年前に初めて中国に行きました。その時は上海と北京を回っただけで、しかもガイド付きの旅だったのでそんな苦労とは無縁でした。14年前といえば1992年。素樹さんが旅したころとほぼ同じ時期です。 ということは、私がのほほんと万里の長城を観光して周っていたときにも、駅ではバックパッカーによる列車の切符の争奪戦が繰り広げられていたのかもしれませんね。実は昨年の2月に広東省の工業地帯に行ったのですが、その時には観光らしいことをしなかったので、現在の中国と14年前の自分の記憶を比較することができませんでした。今年あたり、ぜひ上海に出かけて、中国の変化をこの目で実感してみたいものです。

また、この本を最初に手にとったときにはまだ行ったことの無かったベトナム北部やカンボジア、インドも、その後実際に旅してみて、そうしてから改めて読んでみると、前に読んだときとは全然印象が違うのです。ほこりっぽいカンボジアの赤い土の道や、ハノイの街角のむんとした空気や、建物の中も外も人でぎっしりのインドの駅など、頭の中に鮮やかにその場面が映像となって浮かんできて、以前には見落としていた文中の色んな表現がぱっと目に飛び込んできます。この本は、最後インドのバラナシで終わるのですが、そこでの「人が焼けていくということ(もちろん死体の話)」そして「日本に帰国しようと思った瞬間」の話が印象的でした。沢木耕太郎さんといい、藤原新也さんといい、人はインドに行くと、やっぱり色々考えてしまうのかなあ、インドにはそういう力があるのかなあと思い、私もインドに行ってしまいましたが、日程の関係でバラナシには行けず、ちょっと不完全燃焼で帰ってきてしまいました。いつか、もう一度インドに、今度はバラナシや南インドに行ってみたいなと思っています。

あと、もうひとつ、この本で気に入っているところ。 それは表紙の装丁です。 スピード感を感じるタイトルのバックに印刷されているのは、多分ベトナムかカンボジアだと思われる風景の中を走る二人乗りの自転車とその後ろに小さく見えるバイク。アジアならどこにでもある何でもない風景ですが、だからこそアジアらしい風景だと思います。
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by cita_cita | 2006-02-27 22:48 | 読書

鹿児島のおいしいものなど

鹿児島空港ターミナルビル正面にある足湯コーナー。
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出張で鹿児島に行きました。
鹿児島へ出張するのは数年ぶり。今回は新しくこんなものができていました。さすが温泉王国の鹿児島ですね。温泉大好き、足湯ももちろん大好きの私としては、足を浸けたい気持ちでいっぱいだったのですが、他のお客さんを迎えに行く必要があったので横目で見るだけで通り過ぎました…残念です。でも、ホテルのお風呂が温泉だったのでまあいいか…。

e0066369_0233155.jpg鹿児島は、おいしいものが多くていいですよね。地元の人が喋っている鹿児島弁のイントネーションも、なんかほっとする感じで大好きです。芋焼酎も種類がいっぱいあっておいしいしラーメンもおいしい。あと、白くま(ミルクのカキ氷)も大好き!はっ…仕事で行ったのに食べ物のことばかり(笑) でも、めったに出張に行かないからこそ、出張先の名物とか、気になるし食べてみたいですよねー。今回は3泊したのですが、最終日の夜は薩摩料理のお店で晩御飯でした。つけ揚げ(さつま揚げ)、薩摩地鶏のお刺身、お造り、黒豚の煮込み、きんぴら、おそば、お味噌汁、ごはんにデザートがついて1500円。もちろん地元の芋焼酎と一緒に。ボリュームたっぷりでおいしくいただきました。

e0066369_0234658.jpg最終日の夜にはホテルを移動して、ビジネスホテルのスーパーホテルに泊まりました。ここは最近できたばかりで、温泉もついていて快適でした。レディースルームに泊まったのですが、ベッドが低反撥マットで、すごく寝心地がよかったです。うれしかったのは枕を選べたこと。固めの普通の高さとか、低反発の低めとか、柔らかい高めの枕とか、何種類もあるので迷うほど。レディースルームはアメニティも充実していて、シャンプー・リンスのほかに、クレンジング、洗顔クリーム、化粧水、乳液、入浴剤、油とり紙、マッサージクリーム、コットンにハーブ石けんなどなど。ドライヤーもマイナスイオンで快適快適。私の仕事はめったに出張なんてないのだけど、よく仕事でホテルに泊まる人なら、こういうちょっとしたことが定宿選びの決め手になるのだろうなと思います。それから、無料の朝ごはんも和食が充実していてなかなかおいしかったです。ホテルの宿泊料金って、本当にピンキリだから、こういう宿に5000円以下で泊まれるなんてうれしいことですよね。
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by cita_cita | 2006-02-23 00:23 |

「All Small Things」 角田光代

e0066369_15135552.jpgこの本が出ているのを今まで気付かず、同い年の親友ちかりんに教えてもらいました!なんでこれ今まで知らなかったのかなあ…とっても心が温まる本です。雑誌FRaUに掲載された12編の短編小説と、FRaUの読者に向けて行われたアンケート「あなたにとって一番思い出のデートは?」という質問の回答集、そして、その回答の中のひとつをモデルに脚色した13編目の短編(これは書き下ろし)が収められています。

物語は、1編目の主人公である長谷川カヤノが、初めてできた恋人と互いの家を行き来するような変わり映えのしないデートを毎週末繰り返し「これって恋愛なわけ?恋愛ってもっと情熱的でわくわくするものじゃないの?」と悩み、ふと思いついて友達のさと実にした「今まででどんなデートが一番心に残っている?」という質問から展開していきます。その質問をされた友達が思い出した自分にとって一番心に残っている、でもデートともいえない思い出の時間は、誕生日に恋人がヘリコプターに乗せてくれた夜でもなければ大好きだった彼とディズニーランドのアトラクションの行列に並んだときでもなくて、恋人でもないのにちょっと気になる10歳以上も年下の高校生の後をこっそり家までつけていった、それだけの夜のことでした。そして、家に帰ったさと実は自分の夫に「今までで一番デートらしくないデートって何だった?」と質問し、彼も自分の体験を告白し…という感じで物語は続いていきます。この旦那さんの告白がとってもよかった。気になる女の子を初めてコンサートに誘った高校一年のとき、デートの当日、迷わず新宿駅の正しい出口から出て、そのへんでお茶でもしてからのライブハウスに到着できるよう、予行演習のために朝7時に家を出て、電車を乗り継ぎ、迷って交番で道を尋ね、目印になる建物を覚えてライブハウスを確認してから、2時に待ち合わせた彼女の待つ地元の駅に戻るときの気持ち、「彼女はどんな格好でくるのだろう、どんな風に改札に立っているのだろう、そして僕らは顔を見合わせて最初に何を言うのだろう」。その気持ちが忘れられないというのです。正確にいえば、その日彼女がどんな服を着ていたか、デートは無事に滞りなく進んだのか、どんなライブだったのかは全く覚えていない、覚えているのはただそこに到るまでの時間のこと。それが彼にとってのデートらしくないデートだと言うのです。

この話は、こういう小さなキラキラしたエピソードが主人公を変えながら続き、最後にはまたちょっとびっくりするような、とびきりの展開が待っています。読者のアンケート結果もとてもよかった。「車のなかでしし座流星群を見た」「野外コンサートに行き、台風が来てぐしょぬれになってぽたぽた雫を落としながら山手線にかけこんだ」「一人で居たとき花火が上がり、”花火があがってますな”というメールが彼から届いたとき、同じ時間に同じものを見ていたことが、約束をして会うよりうれしかった」「寝屋川の高架下で仲間から外れて2人になったとき告白され、戻ったときの男子軍団の”やったね!”という顔を今も覚えている」などなど…。角田さんは、このアンケートをとったきっかけを、「自分は飲み会以外にデートらしいデートをしたことがなく、世間の人はどんなに素敵なデートをしているのだろうか」と知りたくなったそうですが、読者から寄せられた300通以上のメールや手紙を見て、「みんなこんな普通のことが一番思い出に残っているんだ!」と安心し、その、みみっちい地味な無数のデート話を読んでいるうちに、みみっちさとは対極にある、とてつもないどでかい幸福感に包まれ「恋はすばらしい!」と映画を見るより小説を読むより強く思ったそうです。
角田さん曰く、「ふつうの、日曜のひとこまのような、雑事に埋もれてしまいそうな、ちいさないとしい時間。だれもがそれを持っている。だれかを思い、その思いが一瞬ふれあい、ときとしてすれ違い、すれ違ってもしかし心に何事かを残す。けっして消えることのない灯みたいに。無駄なことは何一つなく、あるいは全て大いなる無駄である。無駄なような無駄でないような、そこからしか知りえないことのなんと多いことか。」
私は、この角田さんのあとがきにも大いに同感したし、また、それをこんな言葉でくっきりと表現できる角田さんを本当にうらやましいと感じます。私も、自分の思うことを、角田さんの100分の1でも上手に伝えていけたらなと思います。

ちょうどバレンタインデーにこの本を読めて、こんなあったかい気持ちになれてラッキーだったなぁ。
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by cita_cita | 2006-02-16 00:37 | 読書

She Said, He Said!! Live @ RAG

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私の大切なお友達であり歌手であるさかちーこと酒井ちふみさんと、京都在住のブルースギタリスト、超絶ギターテクの持ち主西野やすしさんで結成したユニット「She Said, He Said!!」のライブを観に、木屋町のRAGに行ってきました!私はこのユニットでのライブを見るのは2度目なのですが、今回のライブは本当に本当に素晴らしかった!前回は、伊勢丹の中のちょっとオープンめのレストランでのライブだったので、そんなに大きな音も出せなかったし、選曲もちょっとおとなしめだったのかな?それと、確かその時は楽屋入り前からハプニングの連続だったみたいで、さかちーもそのことを自分のブログで書いていたような…。

今回は、京都でも指折りのライブハウスであるRAGが会場だったこともあって、音響も最高でした。She Said, He Said!!はお二人の好きなビートルズの曲をブルース風、ジャズ風、レゲエ風など様々にアレンジして聴かせてくれます。この日演奏されたラインナップの中では、特にYesterdayとWhen I'm Sixty Four、それからLong and Winding Roadが胸に響きました。お客さんもさかちーがMCで言っていた通りちょっとオトナな客層で(笑)、途中まではみんなじっくり聴き行っているという雰囲気だったのですが、一番最後のアンコール、Hey Judeでは、最後のDa da da…という部分でみんな声を合わせて合唱となり、すごく楽しかった。

西野さんのギターも、前回伊勢丹のアンティカフェで見たときには席が遠かったこと、音を抑え目にしていたこと(そうですよね?)、他のお客さんの話し声(レストランなので仕方ないですが)もあって、じっくり聴くのが難しかったのですが、今回はどっぷり浸ることができました。また、She Said, He Said!! と今回対バンで演奏したジュスカ・グランペール("おじいちゃんになるまで"音楽を続けようという思いをこめた名前だそうです)も、初めて聴いたけど、とってもとっても私好みで、「わーい、めっけもん!」という感じでした。ジュスカの音楽はジプシー音楽と西野さんが説明していたけれど、たしかに、私がスペインのグラナダの原っぱで見かけたジプシー(ロマ)らしき人たちが演奏していた曲にとっても雰囲気が似ていたなあ…。それにしても、西野さんのギターやジュスカのバイオリン、ギターを聴いていると無性に楽器を演奏してみたくなる。あんな風に自分の身体の一部分みたいに楽器を扱えたら、呼吸をしたり喋ったりするのと同じように演奏できたらどんなにか気持ちいいだろうなとうらやましくなります。もちろん今から私がバイオリンやギターに手を付けるのは至難の業なわけで、そしてさかちーのように歌うのも努力も才能も向上心も足りない私には無理なわけで…でも私は三線の練習を少しでも頑張って、いつか人前で(たとえそれが友達であっても)気持ちよく唄を歌えるようになろうと決心したのでありました。

さかちーのライブは今後も京都を中心に、春には広島・東京などでも予定されているそうです。これからもいっぱいライブして、たくさんの人にさかちーの歌声を聞かせてあげてほしいなあ!
さかちーの日記はこのブログともリンクしていますので、興味のある方はぜひのぞいてみてくださいね!
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by cita_cita | 2006-02-14 23:37 | 音楽

真夜中のお買いもの

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残業に次ぐ残業で身体と気持ちの疲れもピークに。こんなときに家に帰ったら、あとの楽しみはゆっくりお風呂に入ることとメールのチェック、それからあったかいお布団で熟睡することぐらい。で、ついついやっちゃうのがネットでのショッピング。Amazonで気になる本のレビューをチェックしては「買い物かごへ入れる」ボタンをポチリ。楽天でおいしそうな生チョコを見つけてはポチリ。この間、本当にヘトヘトでおでこにぽつんと吹き出物まで出てしまい、ストレスを通り越してかなりブルーが入っていたときは、ついにバッチのレスキューレメディー(こんな非常事態に役立つ秘密兵器。分かる人いるかな)とティートゥリーオイル(吹き出物にてきめんに効くエッセンシャルオイル)を衝動買いしてしまいました。で、注文したという事実だけでなんだか気持ちが落ち着いてしまったりして…(何じゃそりゃ。)でも忙しすぎて会社帰りにどこにも寄り道できないときなんかは、「買い物ひとつできない。帰りに本を買いたくてもコンビニしか開いてない!」ってことが余計にストレスを生み出すんですよね。だからネットショッピング。これってただの言い訳かな。最近ではTSUTAYAのレンタルDVDや図書館への本の予約も全部パソコンのクリックひとつで済むのでとっても助かります。

あともうひとつの楽しみとしては、家にその商品が届いているとき。今日は家に帰ってきたら小包がひとつ届いていました。MARKS&WEBで頼んでいた商品です。中身は、ハーバルクレンズジェル、バスソルトのゆず/びわ、ハーバルオイルのローズマリー/ホホバとラベンダー/ホホバ。ラベンダーのオイルは、私が通っているヨガスタジオで、最後のリラックスポーズ(あおむけに横たわる”シャバアーサナ”というポーズ)の時間に先生が一人ひとりのこめかみと額のチャクラ(ちょうどインド女性がビンディをつける場所)、それから両肩の辺りにそっと付けてくれるもので、1時間ヨガをやった後シャバアーサナのような超リラックス状態でこれをやられると、意識が身体から離れてどこかにトリップしそうになります。(これってもしかしてあぶない?)このオイルを会社のデスクに常備して、イライラしたら付けることにしようかな。(これってもしかして現実逃避?) でも・・・うーむ・・・やっぱり、仕事が滞ると困るので会社では覚醒作用、記憶力・集中力を高める効果のあるらしいローズマリーの方が向いてるかな。では、ラベンダー(こちらは沈静作用があるのです)は家で寝る前のヨガのときに使うことにしましょうか。
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by cita_cita | 2006-02-11 00:05 | 暮らし

「下妻物語」

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去年WOWWOWでやっていたのがきっかけで見て以来DVDで何度も見てる作品です。上映当時は、タイトルは知っていたけど全然ノーマークで…ポスターだけ見てなんとなく先入観で、別にわざわざ見なくてもいいやって思ってたのですがこれが大間違い。これ面白いですよーホント、それもかなりツボにハマります。

もともとは嶽本野ばらの小説が原作なのですが、映画を見ているとノリは小説というよりマンガっぽい。特にカメラのカット割りやスローモーションの使い方がマンガっぽいんだけど、これがこの脚本によーく合っていて、いい味出してるんです。この作品の魅力は、その映像効果と、あとはキャラクターひとりひとりの魅力につきます。監督である中島哲也さんは、昔、サッポロ黒ラベルのCMで山崎努と豊川悦史が温泉旅館で卓球をするやつがありましたけど、あのCMの制作をした人なんです。15秒のCMに面白さをギュッと凝縮できる人だから、映像に気合が入っているのは当たり前。でもすごいのは、そのテンションが映画の最初から最後までずーっと持続することなんです。

この作品のもうひとつの魅力である出演者、主役を勤めるのは深田恭子と土屋アンナのふたり。フカキョン演じる桃子の生きがいはひらひらフリフリのロリータなお洋服を着ること。でも、ロリータもお金がかかるんです。で、雨上がり決死隊の宮迫演じる父親の商売道具、ブランドのバッタもん(偽者)を雑誌の「売ります」コーナーに出したところ、そこに絵に描いたようなヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)が買い手として現れ、正反対のふたりが出会うというところから物語は展開します。深田恭子、めっちゃはまり役です。両親やイチゴをはじめ周囲の熱い(暑苦しい)人たちに対しての冷めた態度が最高。そして土屋アンナ。エドウィンの503のCMではめちゃイケてる唄と見事な足長プロポーション(モデルが本職だもの)を見せている彼女が、「ホンマに元ヤンとちゃうん?」と言いたくなるほどの見事なヤンキーっぷりを熱演。他にも結構いい俳優さんがいっぱい出ていて、それも見所の一つ。桃子のお母さん役は、今第2次ブームの篠原涼子で、出番はそんなに多くないのに強烈な印象を残してくれます。それから桃子のおばあちゃん役に樹木希林。これは多分この映画で一番おいしい役かも。 うーん、大好きだー(笑) そしてなぜか「シベリア超特急」のTシャツ(自前らしい)を着てコンビニで買い物する水野晴郎とか。ところで桃子の出身は尼崎なんだけど、回想シーンで出てくる尼崎のイメージがまたものすごい。 ディティールも凝ってて、桃子の部屋のインテリアなんかもっとじっくり見たかったし、イチゴが桃子にカリスマレディース妃魅姑(ヒミコ)伝説の話をする喫茶店(決してカフェではない)の壁に書いてある言葉とかも面白かった…。とにかく全編、小ネタの連続でずっと笑いっぱなしの映画なんです。それでいて、 ちゃんと恋あり、友情あり、感動ありの作品になっているところがすごい。まだ見ていない人がいたら、食わず嫌いせずに、ぜひ見て欲しい映画です。
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by cita_cita | 2006-02-10 00:46 | 映画

三谷幸喜舞台あいさつ@有頂天ホテル

e0066369_1754452.jpg実は「THE 有頂天ホテル」を2回見に行きました。見に行った理由は、単純に面白かったのでもう一度見てもいいなと思っていたことと、まだ見ていない友人とちょうど会う約束があったことと、それから三谷幸喜監督が挨拶に来ると聞いたこと。三谷監督の挨拶は当初朝一番の9:00からの上映の後のみだったのですが、すぐに予約で売り切れたため、急きょ11:00からの回の前にも設定され、私も無事見に行くことができました。ちょうど「12人の優しい日本人」の大阪公演の千秋楽に合わせて監督が関西に来訪されていたので、そのおかげで京都にも来てもらえたのでしょうね。

映画館って、劇場と比べるとそんなに大きくは無いので、私の席からも監督の姿が肉眼でよく見えました。テレビで見る通り、リラックスしてるのか緊張してるのかよく分からない感じで(笑)、あの通りの調子で話をされていました。映画撮影時のエピソードで面白かったのは、カメラの長回しが多かったことについて、「普通はメインの出演者に合わせてカット割りを決めるものだけど、あれだけの主役級の出演者がわんさか出ている映画なので、カメラをどこに振ってもいい状態でカットする必要もなかったし、アップの必要があれば逆に俳優さんの方からカメラに向かって歩いてもらったりした」とのこと。まあ、これには監督お得意の冗談も入っているのでしょうが、本当にカメラを回しっぱなしの部分が多く、これは監督も俳優さんもすごい緊張を強いられるだろうなーと思いました。それから、「たくさんのエピソードがちりばめられているのでそれを頭の中で整理して演出するのは大変だったのでは?」という問いに対して、「売れっ子の役者さんが多くスケジュール調整も大変なので、例えばある俳優さんのシーンを撮るときは、その人が出てくる場面をまとめて撮影して、あとで順番を組み合わせた」そうです。「たくさんのエピソードがあるせいで、例えば唐沢寿明さんのシーンを撮影しているときはコメディを撮っている気持ち、一方佐藤浩市さんのシーンではシリアスな人間ドラマを撮影しているような気持ちで楽しみながらやりました」と語っていました。それから、ダブダブ(アヒル)が香取慎吾の前に現れてバンダナを自分ではずす場面は、脚本では香取君が外すことになっていたのにアヒルが自分でやってくれたのだそうです。

挨拶の終盤で、最後に皆さんに向けてのメッセージを、ということで監督が話されたメッセージが印象的でした。それは「この映画はコメディです。私たちは力を合わせてこの映画を作りました。でも実際に劇場で上映されて、観客の皆さんの笑い声が加わって初めて、この映画がコメディとして完成するのだと思っています。ぜひ今日は楽しんでいっぱい笑って、この映画を完成させてください」というようなことでした。監督の、作品に対する「愛」を感じましたねぇ。

ちなみに2回見て気付いたことは…館内放送の声が清水ミチコだったこと(声だけ)、始まってすぐにフロントの前をボーイさんが2人で紙芝居の枠みたいなの(オープニングで出てくる)を運んでどこかに持って行ってること、ラウンジでココリコ田中(後ろ姿ですぐ分かる)と八木亜希子が「みんなのいえ」を思わせる会話をしてたこと、麻生久美子の背中を見るたび、みんなが大げさに驚いてジロジロ見て首をかしげていたこと、そして麻生久美子は決して香取慎吾の前で背中を見せなかったこと(前も気付いていたけど今回はじっくり確認)、あと、篠原涼子が佐藤浩市に「私、鴨だあい好き!」って言うのがネタだと初めて気付きました。ビデオが出たら、またじっくり見たい作品だなあ。先日TVで放送されてた「みんなのいえ」と「ラジオの時間」もう一回見てみようかな。

なーんて思いながら、今テレビをつけたら、ちょうど今日の「オーラの泉」でゲスト出演している三谷監督がしゃべっているところでした。だからって、私たちがスピリチュアルな関係というわけではないと思うんですけどね...笑 でもこうやって見ていても、やっぱりものすごく頭の回転の速い人ですねえ。 ちなみにオーラの色は青と紫だそうです。(江原啓之談)
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by cita_cita | 2006-02-09 00:53 | 映画