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宮津の「富田屋」で魚を食べよう!

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食べ物ネタ続きで、お腹の空いている方には申し訳ないのですがもうひとネタ。

e0066369_16554383.jpg伊根で散々カニを食い散らかした私たちですが、帰りは宮津で天橋立を自転車で往復し、準備万端お腹を減らして昼ごはんに臨みました。目指すは宮津駅前にある富田屋(とんだや)。うどん屋さんを派手にしたような、居酒屋のようななんとも目立つ建物です。ここは魚介メニューの豊富さに加え、大衆食堂的メニューがずらり。メニューの内容だけでなく値段もすごく大衆的。ご覧の通りカレー315円、ごはんは大中小と小刻みな価格設定。学食並み?私が行った日は鯛のかぶと煮が300円台、あら煮が200円台でした。

e0066369_1703736.jpg私たちはそれぞれ小ライスを頼み、アラカルトで刺身盛り合わせ、てんぷら盛り合わせ、カキフライ、煮魚、そして牡蠣ちり鍋を注文。どれも新鮮でおいしい!でも隣のグループが食べてる焼きうどんやラーメンも気になる…いいや、ここは魚を食べなくては!と目の前のお皿に集中。牡蠣ちり鍋、850円という値段だったので「一人鍋」っぽい大きさで出てくると勝手に想像していたのですが、出てきたのは宴会サイズの立派な土鍋。そこに小ぶりの牡蠣がどっさり、そして豆腐、白菜、ねぎ、春菊、マロニー(これって関西ローカルだよね?)がひしめき合うように入っています。
e0066369_1723810.jpgきっと今この瞬間、南禅寺あたりのお店でこんな湯豆腐を1人前3000円払って食べてる人がいっぱい居るんだろうなーと想像しつつ4人でありがたく鍋をつつく私たち。しかもこっちは牡蠣入りだし。(いやいや、もちろん、南禅寺で紅葉の庭を見つつ食べるお豆腐も最高です♪)結局4人でお腹いっぱい食べて、トータル5060円でした(笑) こういうお店にはどんどん頑張ってもらいたいですよね。宮津方面に行く楽しみがまたひとつ増えました。

e0066369_943175.jpgところで私の食べた魚の煮付けに使われていたのはヨヨシという魚。全然聞かない名前なので鯖の煮付けとかより面白いかなと思い、注文してきたら出てきたのは体長さ15センチぐらいの小ぶりな可愛い魚が2匹。身は淡白だけどふわふわとやわらかくておいしかったです。家に帰って、ヨヨシについて調べたところ、どうやらイボダイという魚のこの地方での呼び名みたい。イボダイ…これも聞きなれないのでさらにしつこく調査続行すると、四国あたりでボウゼと呼ばれている魚と同じだと判明。ボウゼなら知ってます!夏に徳島に阿波踊りを見に行ったときに食べたボウゼの姿寿司、おいしかったなあ。むっちりした身が乗った押し寿司で、すだちを絞って食べるのです。すだち大好きな私にはたまりません。でも、一つ気になることが。イボダイの写真を見てみると、どうも尾びれや胸びれの形が違うんですよね。イボダイの尾びれは二股にわかれてるっぽいのに、この煮付けの魚は分かれてないですね。別の魚なのかな?

e0066369_17125663.jpgそれにしても魚の名前って、地方によって名前がコロコロ変わるのが本当に面白い。沖縄だとイラブチャーとかグルクンとか全然違う名前(魚も全然違うときがあるけど)に出会ってびっくりすることは多いけど、実は本土でも地方によって違うんですねえ。港町に行くと、その地域だけで食べてるような聞いたことのないような地物の魚がいっぱいあって、それを食べるのが楽しみです。そういえば、今年の3月ごろに金沢に行ったとき、お寿司屋さんで地物ばかりおまかせで握ってもらいましたが驚きの連続でした。私が特に気に入ったのは白がす海老という海老と、銀銀棒(ぎんぎんぼう)という魚。これは一般には水魚(みずうお、みずべこ)と言われる深海魚なのですが、福井ではげんげとも言われるそうですね。アナゴみたいな見た目だけど、周りが分厚いゼラチン質で覆われていてぬるりとしています。(じゅんさいみたいに周りが透明なんです)お吸い物で出してもらったのですが絶品です。あの味が忘れられない…この冬もまた食べに行きたいなぁ。
e0066369_1715575.jpg私は釣りもほとんどしたことないし、魚のことは詳しくないので、海辺の町に行くと見る魚、食べる魚、全て興味津々。今年の9月に沖縄に行ったとき、波照間島でちょっと釣りをする機会があったのですが、その時「モンガラカワハギ」が釣れたのを見てひっくり返りました。ひやぁ~図鑑で見たような、こんな魚がテトラポットの横にいるなんて…!さすが沖縄!と感激したものです。魚については基礎知識がないだけに、何か疑問とぶつかるたびに調べて新しいことを発見するのは楽しいものです。来年は今よりもう少し魚に詳しくなってプチ魚博士目指そうかな(笑)
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by cita_cita | 2005-11-28 21:50 |

カニカニ紀行@伊根町

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昨日から今日まで、丹後半島の伊根町へ小旅行に行ってきました。この写真は今日のお昼に撮影したもの。伊根を代表する風景、「舟屋」のある景色です。伊根といえば、最近ヤンキースの松井選手と噂になってる戸田菜穂さんが主演したNHK連続テレビ小説「ええにょぼ」の舞台になった漁業の町でもあります。

舟屋の一階は船のガレージとなっていて、二階が居住空間になっています。こんな構造で、台風の時は大丈夫なのかな?とも思いますが、伊根湾はかなり深く入り込んだ入り江になっているので波はとっても穏やかで台風の影響を受けることも少ないそうです。一方水深はかなり深くて、舟屋や防波堤のすぐ前が水深10mほどあるとのことなので、船の出し入れにも便利だし、(本当はだめらしいですが)舟屋の民宿の窓から釣りをしても魚が釣れてしまうそう。釣りバカ日誌の浜ちゃんが喜びそうな話だなあと思ったら、なんと「釣りバカ日誌5」で実際に浜ちゃんが伊根の舟屋の窓から釣りをするシーンがあったそうな…やっぱり私が思いつく程度のことなら、浜ちゃんも既にやってるに決まってますね(笑) まあ、窓からの釣りはあきらめるとして、確かに伊根ではたくさん釣り人を見つけます。釣り人の間では有名な釣り場だそう。よく見ていると、しょっちゅうトンビやウミネコが水面をかすめていくのが分かります。きっと、魚もたくさんいるのでしょう。
そんな伊根には魚屋さんが一軒もないそうです。みんな、5つある漁協に直接魚を買い求めにいくのです。そんな伊根で食べる魚がおいしくないはずありませんよね。私も数年前から、毎年伊根を訪れては、夏のイカ、冬のカニ、ブリなどを堪能するのを楽しみにしています。

e0066369_21381223.jpg私の伊根での行きつけの宿は、中心部の集落から離れた新井(にい)という集落にたった1軒だけある民宿「明石屋」さんです。この宿のお父さんは新井崎漁協組合の組合長さん。最近漁協が有限会社となったそうで、記念すべき初代社長さんです。そんなお父さんが、毎日の水揚げのなかから直接選んで持ち帰ってくる新鮮な魚を料理してくれるお母さんは本当に料理上手。刺身、てんぷらから煮魚、お寿司まで何でも絶品です。
e0066369_220585.jpg高台にある明石屋さんのすぐ眼下には新井崎漁協があります。朝ごはんの後、漁協に行くと、水揚げされたたくさんの魚介類を選別する海の男たちでいっぱい。伊根の朝は、ここで明石屋のお父さんを見つけ、魚を選んでもらって買って帰るのが私の楽しみです。今日は私たちがちょっと出遅れたので、選別は終盤に差し掛かっていましたが、今日多かった獲物は白イカ、アオリイカ、ウマヅラハギ、カワハギ、アジ、ツバス、サゴシなど。あと、初めて見るヤガラっていうすごーく長い奇妙な形の魚がいました。写真の一番手前のコンテナに入ってるのがヤガラです。見た目にびっくりしましたが、刺身や椀物にぴったりの上品な味で、鍋に入れるといいだしが出るそうです。一度食べてみたいなあ。

e0066369_2292120.jpgこれが今日の買い物。4人で分けました。刺身用の白イカ10パイとウマヅラハギ10匹。締めて全部で1200円。どこをどう計算したらこんな値段になるの!? 本当、明石屋のお父さんとに漁協のスタッフ様々です。ウマヅラハギはカワハギの仲間だそうで、鍋に入れたらおいしいと勧められるまま購入したものの、さてどうやって調理しようか…考えていると、次々すれ違う漁協のおっちゃんたちが口々にレクチャーしてくれる。ゴム手袋で直接魚を握り、いきおいよくベリベリ皮をはいでくれたおじいちゃん。次に通りかかったおっちゃんは腰に引っ掛けてた包丁で頭の上にちょいっと切れ目を入れ、そこに指を引っ掛けてメリメリっと頭と胴体を2つに分けちゃった!上手に分けたら内臓は全て頭の方についてきます。お見事!その次のおっちゃんは鍋に入れるときの手順を教えてくれて、内臓の中にある黄色い小さい袋はものすごく苦いから取るようにとアドバイス。(後で調べたら「苦玉」と呼ばれる胆のうらしい)ほんの10分ほどでなんだか今日家に帰って、自分でさばく自信がつきました。おっちゃんたち、どうもありがとう!

e0066369_22244582.jpgさてさて、お待ちかねの明石屋さんの晩御飯です。この日のメインはもちろん松葉ガニのカニすき。私があらかじめ「生がにを!」と頼んでおいたので量があまり用意できなかったらしいですが、これで2人前です。それに加え、カニ味噌いーっぱいの茹でガニ(甲羅と足少しだけしか食べ切れなかった…)、焼きガニ、茶碗蒸し、お刺身(アジ、カンパチ、平目、イカ、エビ)、エビとイカの天ぷら、マンボウの内臓の酢の物(珍味!おいしい!)、焼きイカ、ブリの塩焼き。そこにまだイシダイの煮付けとお寿司(バッテラとハマチ)が運ばれてきてびっくり。e0066369_22364535.jpg食べられるはずないじゃんと思いながらもおいしさともったいなさで黙々と口を動かし続ける私たち。そこにおかあさんが顔を覗かせて「雑炊の準備、また声掛けてくださいね!」だって。はあー。無理だ。絶対無理。でも雑炊は何をおいても食べるべきでしょう。 そのときなぜか私の頭によぎっていたのは、職場で上司たちがよく口にする「選択と集中」という言葉(笑) そして、結局雑炊とカニすき、刺身に「選択と集中」し、茹でガニと煮付け、お寿司はあきらめた私でした。
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このお寿司、今記事を書いてる私にとっては、返してくれ~という心境です。結局ハマチのにぎりを1カン食べただけでバッテラには手もつけられませんでした。本当に本当においしかったのに…これだけ出てきたのに、宿泊の前日、金曜の夜に私の携帯に電話してきた明石屋のおかあさん。その用件は「今、カニの値段が思ったより高いのでいつもみたいにあれこれできないかも…それでもいいかしら?」というものでした。私が「できる範囲で結構ですよー」と答えたとき、お母さん、あなたは「じゃあできる範囲でさせてもらいますね、ごめんなさいね」と言ってたじゃないですか?あれは何だったの…もしかして私の見た夢だったんだろうか…(笑)
e0066369_22481484.jpgそしてこれが本日の朝ごはん。昨日食べ切れなかった茹でガニは今朝、再登場してくれました。朝からカニ。サラダにいっぱい身をのっけて食べました。カニカマじゃなくって本物のカニサラダなんて…しかも朝から食べられるなんて…幸せ…。朝はカレイの干物と、地元のおいしいお米がメインです。地元の人たち手作りのもずくの佃煮も絶品でした。岩のりみたいな見た目なんだけど、歯ごたえがしっかり、もずくなんです。お土産に買おうと思って忘れてきたのがつくづく悔やまれます。

明石屋さんとは、もう離れられなくなってしまった私、この冬はもう一回ぐらい行きたいなと思っています。今度のお楽しみは、ブリ。 伊根は日本3大ブリ漁場としても有名で、ブリしゃぶが食べられるのです。刺身でも食べられるブリをさっとしゃぶしゃぶして、水菜と一緒におろしポン酢で頂きます。もう絶品。 帰りにお父さんに聞いたら、12月ごろから天然ものが揚がり出すから、時期が来たら電話連絡するよとのこと。ああ、ますます離れられなくなりそう。一生ついていきます(笑)

ちなみにウマヅラハギは、無事、今夜の食卓に鍋のメインの具として登場しました。初めてさばいたので、皮をめくるとベリベリ音がして1匹目は結構びびってしまいましたが、3匹やってみると皮も服を脱がすように上手に剥がせて、無事黄色い苦玉も見つかって、うまく処理できましたよー。これで自信がつきました!味は、肝から出たダシが鍋をすっごく深い味にしてくれて大成功でした。カワハギ系の魚の肝は、「海のフォアグラ」とも言われるそうで、あんきもに似た珍味です。茹でた肝をしょうゆとみりんで溶いて、カワハギの刺身を和える「肝和え」は釣り人なら常識だそう。釣り人の世界って奥が深いですね。いや、酒飲みの世界か…またやろうかな…イカも、1ハイは今日刺身にしました。ねっとりして甘くておいしかったです。これも肝和えしたらおいしいだろうな。
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by cita_cita | 2005-11-27 21:15 |

パリの美意識?

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これはパリのマレ地区にあるメトロの駅への入り口。
アールヌーヴォー様式でおしゃれなのです。
こんなデザインの地下鉄入り口なんて、日本では考えられない。
地下鉄に乗るのもウキウキしちゃうな。なんていうのは、きっと旅行者の発想なんでしょうね。
パリジャンやパリジェンヌにとっては日常の足でしかないもの。

だけど、パリの人の美意識ってやっぱり高いんだなーと思ったことがありました。
それは何かを買ったときの包装の仕方。
いくつかの店で雑貨(マフラーや石鹸、手袋など)を買ったのですが、その時に必ずかわいいラッピングをしてくれるのです。プレゼントというわけでもないのに。
まず、カラフルな薄紙で品物をくるんで、それからお店の袋に入れてくれます。
その薄紙にはいろんな色があるのだけど、上から1枚ずつ順に使う店員さんもいれば、その時の気分で好きな色を下から引っ張り出して包んでくれる店員さんもいる。そしてラッピングにたっぷり時間をかけるのです。
一番びっくりしたのは、3つの石鹸を買ったとき。一つずつ、違う色の包みで丁寧にラッピングしてくれたんだけど(それもすごい)、3つめを包み終わったあと、店員さんの動きが止まってる。しばらく眉間にしわを寄せて「hmmm...」って考えてからおもむろに、一度包んだ紙をベリベリはがし始めて、また新しい紙で丁寧に包んでくれたのです。今度はどうやら納得のいく出来だったみたいで、にっこり笑顔で「Merci!」と品物を渡してくれました。

ま、全てのパリ人がこういうわけではないと思うけど、その前日までスペイン南部を旅していた私の目には、ものすごく新鮮な驚きでした。だって、スペインではどこで何を買ってもスーパー袋(それも薄手の)にポイポイッって放り込んで「ほれ!」って感じで手渡されてたから。まあ、そんなスペインのおおらかさも私は大好きなんですけどね。

P.S. …とはいえ、一方でパリの道路のごみの多さ、犬のフンの多さは有名な話ですよね。
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by cita_cita | 2005-11-16 19:48 |

古都ホイアンの昼下がり

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これは今年のGWにベトナム中部のホイアンに行ったときのスナップ。
ホイアンの古い家は、ちょうど京都の町家みたい。
間口が狭くて、奥がずずーいっと深くって。
なんでも、江戸時代の朱印船貿易のころには日本人町があって、日本の影響も少なからず受けているそう。今は日本人の姿は観光客だけで、日本橋っていう太鼓橋が残ってるだけなんですが。(でも日本のイメージの橋とはちょっと違う)

町家風民家の入り口は、もともと商売の場、お客さんを迎える場、そして家族の生活スペースは奥の方に伸びています。これはその一番奥でごはんの準備をしていた家族の姿。とてもとても暖かい写真で、お気に入りの一枚です。

この家の外はうだるような暑さと、肌にじりじり焦げ付くお日様の光。
でも、家の中はちょっとひんやりして、心地いい風が中庭(これも京都の町家と同じ)からかすかに流れていました。
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by cita_cita | 2005-11-15 23:23 |

フリヒリアーナの白い家

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この写真、志摩スペイン村のようですがそうではありません(笑)
2004年の年末から2005年のお正月にかけて、スペインのアンダルシア地方を旅したときのスナップです。

実は2004年9月にアイルランドを車で周遊したのですが、その時キンセールという街で地元のおじさんと知り合いました。彼がアンダルシアのネルハという小さな町にアパートを持っていて、冬の寒い時期は奥様とそちらで過ごすとのことで、招待してもらったのです。
アイルランドの旅については、また詳しく旅行記を書いてみたいなと思っています。

さて、ネルハから車で2時間以内の範囲内に、この写真のような白い家の村がいくつも点在しています。
これは、その中のフリヒリアーナ(FRIGILIANA)という小さな村。ネルハからはわずか15分のドライブで到着します。白い家の景色としては、ミハスやカサレスといった街が有名で、ツアーではそちらを訪れるようですが、このフリヒリアーナは本当にお勧め。
まず、人がほとんどいません(笑) 私が行ったときも、観光客より地元の人とすれ違うほうが圧倒的に多かったです。
小さい村ながら、「スペインで最も美しい村」に選ばれたこともあり、本当にキレイなところです。私が行った日は1月2日だったのですが、ごらんの通りのお天気!雲ひとつない晴天とはこのことです。

でも、私もこの景色を見たとき、一瞬「わあ!スペイン村みたい!」って罰当たりなことを思ってしまったんですけど(笑) それだけスペイン村がよくできてるってことですかね?

なお、個人でフリヒリアーナを訪れるには、マラガ国際空港(別名:パブロ・ピカソ国際空港)でマラガに滞在し、そこからバスを利用するのが一番便利だと思います。
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by cita_cita | 2005-10-20 21:10 |