マレーシア・ボルネオ紀行 その5

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スカウ2日目。朝5時半にロビー集合。軽くコーヒーとパンをかじり、6時にボートで出発します!

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これ、何だと思いますか?正解はヒルよけソックスなんです。途中、湿地帯を歩くコースがあるので、その時に地面から脚をつたって上ってくるヒルが靴や服の中に入ってこないよう、靴下とジーンズの上から履いてひざのところで紐をきゅっと縛ります。その上からさらに長靴を履いて防御完了。ちなみにヒルよけソックスはエコツアーのロッジなどで15~20リンギ(400~500円ぐらい)程度で売っています。巾着型の簡単なつくりなので自分でも作れそうですが。

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早朝のキナバタンガン川は朝もやで空気が白くかすんでいて、空気もしっとり湿った感じでとってもキレイでした。手前がベルギー夫妻、後ろが新婚旅行3日目のイギリスカップル。このベルギー夫婦、とっても上品で優しくて本当に素敵な二人でした。食事のときも色々話しかけてくれて…。ベルギーのアントワープから来ているそうです。

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途中、細い支流に入り、オックスボー湖(三日月湖)に向かいます。湖にはキレイな花が浮かんで咲いていました。

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湖のふちから上陸して、ここからジャングルウォークの開始です!いきなりドロドロの地面(かなり粘土質)。ロッジで長靴を借りたからよかったものの、普通のスニーカーだったら、一歩踏み出す前にひるんでると思う。

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まずはガイドからウォーキング中の注意点の説明を受けます。するとすぐにヒル発見。うわーん、これがヒルか。初めて見ました。ちなみにこの手はガイドさんのもの。子供の頃、「スタンド・バイ・ミー」で子供たちが沼に入り、外に出て服を脱ぐと体にヒルがいっぱい吸い付いててパニックになるシーンがあって、あのシーンがかなりショックだったのでできれば遭遇したくなかったのですが…まさか大人になって自ら進んでヒルだらけの場所に行くことになるとは…(笑)。

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さらに進むと巨大ヒルが!!一度吸い付くと、引っ張ってもびよーんと体が伸びてなかなか取れません。無理に引き剥がすと歯が残って、いつまでもかゆかったり、跡が残ったりするそうです。ボルネオの湿地帯に多いのはタイガーヒルといわれる種類で、体に虎のように黄色と黒のラインが入っています。上から落ちてくるヒルもいるようですが、タイガーヒルは地面から脚を伝ってしゃくとり虫みたいに上がってきます。あと、葉っぱの先で待機していて、動物が通ると二酸化炭素とか熱を感知して体をびよーんと伸ばして(すごく伸びる!!)肌にくっつこうとします。吸われている最中は唾液からモルヒネに似たような成分が出ているので、痛さを感じないので気付かないそうですが、吸われたら1時間ぐらい血がとまらないのです。血をたっぷり(体重の10倍ぐらい!)吸うと、体の大きさが何倍にも膨らみます。ぎゃー!書いてるだけで気持ち悪い!!でも興味があるので、つい詳しく調べてしまいました…(笑)


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ギャー!今度は巨大ムカデが! すると、なんと上品なベルギー婦人がそれを取って手に乗せた!! それを見たイギリスカップルも腕に乗せて記念写真を撮っている…。さすがは自然を愛する人達が集まる場所だけあって、つわものぞろいです。私も虫が得意なわけではなかったのですが、少数派になりたくなかったので(笑)、ムカデをツンツン触らせてもらいましたが、ゴムみたいな、ビニールみたいな変な感触でした。でも日本では絶対触らないと思う…。

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こんな中を木の枝を掻き分けつつひたすら歩いて行きます。まさに絵に描いたようなジャングル。

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また謎の気持ち悪い虫発見。

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またまた超巨大ヒルが!で…でかい!! (しつこい?)

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1時間ほど歩き回った間に、野鳥を沢山みたのですが、うまく写真が撮れず(歩くのに夢中で)、結局撮ったのはヒルと虫だけって一体…。足元はこんなにドロドロになるので、スカウに行こうと思っている方は、ぜひ宿で長靴が借りられるかチェックしたほうがよろしいです。

またボートで宿に戻り、改めて朝食を取ってから、今度は宿の裏のウォーキングコースに集合。これから植物を中心に遊歩道を歩くのです。普通に歩くと30分ほどのコースですが、おしゃべり好きの館長さんが主にジャングルの植物や昆虫についての話をしながら1時間ほどかけて案内してくれます。

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とにかくジャングルを心から愛する館長さん、喋り出したら止まらない。「ジャングルは私たちに何でも与えてくれる。ジャングルは資材倉庫であり、食料庫であり、薬局であり、学校であり、そして全ての生命の源なのです!」。熱~いマシンガントークが続きます。ちなみに今立っているのは、Elephant Path(ゾウの通り道)。ボルネオゾウという小型のゾウが生息していて、ここを通って移動していくことが多いのだそうです。

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これ、お花のように見えますよね?

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でもなんと虫の集まりなのです!ちょっと周りをカサカサやると、ほら、このとおりバラバラになって…クモみたいだけど脚の数が違うような…なんか白い生き物でした。ジャングルは不思議なものがいっぱいです。

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1時間かけてウォーキング終了。いや、1時間半ぐらいあったかも…館長さん、「Am I speaking too much?(僕、喋り過ぎかな?)」と5回ぐらいみんなに聞きながら、喋り続けていました(笑)。これが私たちの宿泊棟の中庭です。ここでは野鳥の観察が楽しめます。

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ロビーにはここ数日に見ることの出来た動物リストが。このボードにはテングザルなど、一般的に見られる動物ではなく、見られる頻度の少ない動物のみ記載されています。内容を見ると…「3/4 3mのアミメニシキヘビ」「3/12 メガネザル」「3/14 オランウータン」「3/15 オランウータン4匹」「3/15 コウノトリ9羽」「3/16 オランウータン2匹」「3/17 ゾウ2匹」「3/17 キングコブラ」などなど。ここに書いてあるということは、オランウータンはスカウでも見られるとは限らないということ。でも絶対みたい!だってオランウータンを見にボルネオに来たんだもの。

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昼ごはんを食べ、鳥や、なんだか分からない動物の鳴き声をBGMに昼寝をしてオランウータンに会えるよう体力充電。これは部屋からの眺めです。窓の外はいきなりジャングル(笑)。念願のオランウータンに会うチャンスはあと1回、この日の夕方のクルーズを残すのみ。

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いよいよ最後のクルーズに出発です!

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まずはカンムリワシに遭遇。おおっ、カッコいい!!

この日はすごくいい天気。ボートの上は風が気持ちいい!オランウータン、どこにいるのー?と呼んでいたその時…

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あっ!あれは?あの影はもしや…!もしや!!!

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きゃー!ついに、ついにオランウータン発見です!! やっと会えた! うれしくて双眼鏡とカメラを交互に覗きまくります。

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はっきり顔が見えました!木の実をつかんではもそもそ食べています。オランウータンは、テングザルと違い、群れではなく1匹ずつで行動します。木の上から降りてくることはなく、毎日木を移動しながらその日の寝床を作っては休み、また移動して…を繰り返すのです。

旭山動物園で見たオランウータンも可愛かったけど、これは夢にまでみた野生のオランウータン…。本当に、来てよかったと思った瞬間でした。

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これはカニクイザルだと思います…たぶん。常に高い木の上にいるテングザルやオランウータンと違い、カニや魚や貝を採るために陸や川まで降りてくることもあります。

ほかにシルバーリーフモンキーも目撃したのですが、あまりの動きの早さに撮影不可能でした。一瞬だったけど頭の毛がツンと尖ってすごくかわいかった…。

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これはアジアヘビウという鳥です。鵜(ウ)の仲間で水にもぐってエサを取るので、水から上がると高い木の枝にとまって、このように羽を大きく広げて乾かすのが特徴だそうです。首がとっても長いので水に使ってると蛇のように見えることからヘビウと呼ばれるとか。

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そして夕暮れ、宿に戻って夕食を食べ、一緒に行動していたカナダ人夫妻&イタリア人夫妻と撮影した写真の上映会を。このとき判明したのがカナダ人夫妻のダンナ様が実はあのシルク・ド・ソレイユのプロデューサーだということ。そして奥様もミュージカルのソロで舞台で活動するような人だったのです。ジャングルで出会ったから、そんなすごい人でもすぐに友達になれてしまったのですね。はぁー旅の出会いってすごいですね。
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by cita_cita | 2009-04-07 22:30 |
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