「いとしいたべもの」 森下典子

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図書館で「今日返ってきた本」の書架にあったのをなにげなく借りてきたのですが、イラスト、文章ともにとっても楽しめました。

ジャンクなものからお母さんの手作りの料理まで、食べ物にまつわる自分の記憶と思い入れを書き連ねたエッセイです。この手のエッセイはわりとよくあるものですが、森下さんの文章はとにかく楽しい、そして食べ物への「深すぎるほどの」愛情があふれています。イラストもご自分で描いておられるそうですが、とっても味のあるイラストで、桃屋の「ごはんですよ!」とか、「サッポロ一番みそラーメン」のイラストとか、やたらリアルで笑ってしまいます。

それにしてもこの方は感情が豊か。そしてそれを文章にする表現力が豊か。あまりにも表現力豊かなもので、これを夜中に読んでると本当にやばい。もうおなかは減ってないはずなのに、「どん兵衛」やら「オムライス」やら「舟和の芋ようかん」やら、食べたくてしかたなくなる…。罪な本です。

もともとは、「カジワラ」というあんこ製造機のメーカーさんの依頼で、同社のホームページに月1回、食べ物についての文章を連載していたことからこの本は生まれたそう。もちろん、カジワラのホームページからリンクしている「おいしさ さ・え・ら」ではバックナンバーを読むことができます。「そんなに食欲をそそられる文章って、どんなんだ?」と思われる方は、ぜひこちらをチェック!特に私のおすすめは、「ミスドのフレンチクルーラー」と「たねやの本生水羊羹」、それから「崎陽軒のシウマイ弁当」です。
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by cita_cita | 2008-02-26 23:36 | 読書
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