「偽装狂時代」 爆笑問題

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私は、基本的に関西出身の芸人のほうがひいきコンビが多いのだけど、爆笑問題は好き。すごいタイトルのこの本は「爆笑問題の日本原論シリーズ」第5弾、2003年末から2005年末ぐらいまでの時事ネタについて、太田と田中が例の調子で面白おかしく語り、時にはバッサリと斬ってくれます。10年前のテーマだと、あまりにも時間が経ちすぎていて「あぁ、そういやあった、こんなこと!」ともはや「なつかしのあのニュース」で終わってしまうんだけど、2、3年ぐらい前のことだと、まだまだ鮮明に思い出せることもあるし、さらにその事件が今や新たな方向に展開してちょうど今の世の中に影響を与えていたりするので、今読むと違った視点からの発見があって面白い。

ちなみにここで取り扱われてるネタは、イラク自衛隊派遣から、牛丼の販売休止、年金未納問題、ライブドア、近鉄・オリックス合併問題、イラク人質の自己責任論争、テレビ局の視聴率操作、謎のピアノマン、耐震強度偽装…。皆さんがこれ見ても「あー!」と思うテーマあるんじゃないですか?「牛丼最後の日」に目前で売り切れになって吉野家で暴れたオッサンとか、楽天の三木谷社長とホリエモン(このころはまだ不正は発覚してなかった)がプロ野球に経営参画しようとしたこととか、その球界が大揺れに揺れて1リーグ制導入なんていって、ヤクルトの古田が選手代表で交渉に立ち上がって男を上げたこととか、姉歯氏のカツラ疑惑とか…。

今新展開を迎えているといえばなんといっても年金未納問題かな。当時CMに出てた江角マキコを証人喚問しろという輩がいたりしたけど、調べてみたら菅さんも福田さんも未納だったんよね。菅さんは自民党で払ってなかった麻生さんたちのことを「未納3兄弟!」なんていって非難したのに実はなんと自分も未納だったことが判明して、お遍路の旅に出たんだっけ…。あのときはその後総裁選で阿部さんと麻生さんが争うことになるとか、阿部さんがいきなり辞めて福田さんが総理になるなんてそんな展開は夢にも思わなかったなあ。しかも年金未納問題だったはずが、年金記録漏れ問題に展開してるし。

この本のタイトル、「偽装狂時代」だって、2006年に出版されたときに太田が考えたものなんだけど、さらに偽装だらけの2007年が終わって、今見るとすごいタイトル。やっぱり太田、すごいわ。あとがき読んでさらに納得。(あとがきには太田がどういう思いで爆笑問題のネタを作っているのか、これからどう時代や世間と向き合っていくつもりなのかが書かれていて、読んでちょっと得した気分。)

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どーでもいいんだけど、今、万有製薬の「あなた、私のバウムクーヘン食べたでしょっ!」が気になって仕方ない…。誰なんだっつーの。
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by cita_cita | 2008-01-29 00:36 | 読書
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