「沖縄のおさんぽ―なつかしい島に帰りましょう」 プロジェ・ド・ランディ

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たて書き、横長のかたちが印象的なこの本は、必要な情報をすぐ取り出せるガイドブックというよりは、おいしいお茶でも飲みながら時間のあるときにじっくりと読みたい本です。「なつかしい島」のタイトル通り、とっても懐かしい雰囲気のするやわらかい写真がたくさん登場し、沖縄各地の有名な場所や、そうでない場所が紹介されています。

写真もいいけど文章もいい。沖縄好きの先輩が、自分のとっておきのお気に入りの場所を私だけに教えてくれているような感じ。テーマになっている場所は首里、栄町市場、桜坂、壷屋、牧志公設市場、浮島通り、農連市場、ニューパラダイス通り、コザ、宜野湾、読谷・恩納、本部・名護、そして石垣島と竹富島です。小さいけれどいいものをていねいに作っている工房や食堂など、そして味わいのある古い小道や町並みがたくさん登場します。そして自分が納得いくものだけをお客様に買ってもらいたいと、誇りをもってものづくりと向き合っている職人さんたち(この道60年以上というベテランのおじいさんもいれば沖縄に魅了されて住んでしまったという若い職人さんたちもいます)との会話を読んでいると、この人たちに会いに行きたいな、そしてこの人たちが作る作品を手にとって、この目で見てみたいなあとまた思わず沖縄行きの計画を立てたくなってしまいます。

私がはまった栄町市場で今回入れなかったむじ汁の店や栄町ボトルネック、無事入って泡盛と沖縄料理を堪能できたうりずんなども紹介されています。これを見ると、他にも行きたい場所がたくさんあって、今度はこの本片手に首里の町やコザ、ニューパラダイス通りなんかをのんびり歩いてみたいなと思いました。ちなみに表紙写真は、首里のある食堂(名前は非公開)のポーク玉子定食、500円。
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by cita_cita | 2007-10-26 23:08 | 沖縄
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