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ちょこちょこっとフランクフルト

最終日、乗り継ぎで立ち寄ったフランクフルトで4時間ほど余裕があったので、ホテル周辺を散策しました。

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町を流れるマイン川。フランクフルトの正式名は「フランクフルト・アム・マイン(マイン河畔のフランクフルト)といいます。もうひとつ、別のフランクフルトという町がポーランドとの国境沿いにあるそうです。

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ここは古くから栄えた町で、あのハイジがクララの遊び相手としてアルプスの山から連れてこられた大都会がこのフランクフルトだったのです。第二次世界大戦で古い町並みの多くは破壊されてしまい、今は大きなビルがたくさん建ち並ぶ、ヨーロッパ最大の経済都市です。観光というよりは、ビジネスで訪れる人がほとんどかも。

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でも、がれきから修復された建造物もあります。これはゲーテの生家。隣に博物館もあります。

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これは旧市庁舎(レーマー)。この建物が建つレーマー広場には、たくさんのカフェが集まり、美しく再現された昔の町並みを楽しむことができます。

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こんな「ドイツらしい」建物もいちおうあります。

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ちょうど土曜日だったので蚤の市が開催中。とはいえ、アンティークなどは少なく、まさに家の要らないものを持ってきたガレージセールといった感じの店が多いです。でもじっくり見ていると掘り出し物があるかも。特に、東西分断時代の、旧東ドイツやチェコスロバキアなど、今は存在しない国家のコインや切手をはじめとした小物類は、収集家にはたまらないと思います。

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なぜかこんなものを売る店も。歯医者さんで使うものばかり。いったい誰が買うの?

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蚤の市の店に混じって、ソーセージ屋台も出ています。中央の丸いコンロの上で各種ソーセージや肉を焼き、その上でパンを温めています。

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大なべでは、ポテトとシャンピニオン(きのこ)が湯気を上げています。

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たまらず遅めの朝ごはんを注文。ソーセージと、ポテトときのこ。「少なめでね」といったのにこの始末。「どんだけ…!」っていいたくなるのをぐっとこらえ、黙って食べますが途中であえなくギブアップ。これとビールで合計5ユーロ。ドイツの物価にしては安いかも。

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職場の女の子へのお土産を買っていなかったので近くにあったドラッグストアへ。何か掘り出し物があるかなと思って入ったのですが、ちょうどローカルの女の子御用達のハンドクリーム(バラの香り)が見つかったので、これをお土産にすることに。

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男性にはアルペンザルツ(岩塩)の色々な味のついたバージョンを。

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自然派コスメやドクターコスメの多いドイツだからと、ここぞとばかりに購入した戦利品。Dr.ハウシュカのリップクリームとボディケアセット、ヴェレダ(スイス)のマッサージオイルや乳液、クレンジングミルクほか色々、そしてNUXE(これはフランス)のスキントナーなど。ハウシュカとヴェレダは日本の半額ぐらいでした。フランクフルト空港にもドラッグストアがあり色々取り揃えてありました。

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もうあと残り時間30分というところで最後に飛び込んだのがこのお店、Zum Gemalten Haus(ツム・ゲマールテンハウス)。フランクフルトのザクセンハウゼン地区名物のりんご酒(アップルワイン)が飲める店です。

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りんご酒といっても甘さはほとんどなく、スペインやフランスのりんご酒(シードル)と比べてかなり酸味が強くて癖のある味。炭酸も入っていません。これは日本人には好き嫌いが分かれるかもしれません。でも、このりんご酒は酸化のスピードが速いのでなかなか保存は難しいらしく、新鮮でないと飲めないとのこと。ここならではの味として楽しむのも旅の経験のひとつですよね。

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一緒に頼んだメニューは「本日のスープ」。この日は豆とじゃがいもがたっぷり入ったとろみのあるスープでした。アイルランドのパブでも思いましたが、ヨーロッパのスープって、それ1品でおかずになるものが多くて、味もおいしくて大好きです。

帰り、ヒースロー空港で乗り継ぎだったのですが、久しぶりに利用してみてびっくり。やたら複雑な順路を歩かされたり、表示の分かりにくさ、ターミナル間の移動の不便さ(バスで行き来する)は相変わらずですが、出国審査が終わってからのゲート前の様子ががらりと変わっていました。(私が前回気づかなかっただけ?)まるでひとつのショッピングモールのようになっているのです。普通、空港の中の店って、いかにも「空港にあるお店です」という雰囲気で、おいている商品のセレクトもいまいちだったりするものですが、ここはいわゆる免税品店の他にたくさん魅力的な店が入っています。分かりやすく言うなら、まるでロンドンの街中からそのまま持ってきたような店がいっぱい。たとえばHarrodsみたいな名門店だけでなくHMV(CDショップ)やBoots(イギリス中にあるドラッグストア)なども並んでいます。これは出張なんかでほとんど街歩きする時間のない人には本当にうれしいと思います。

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まるでスーパーみたいな雰囲気のお店も。

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パブもあります。しかも私の大好きなアイルランドの老舗パブO'Neill'sとは!

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イギリスなのになぜかT.G.I.FRIDAY'Sまで。しかもめっちゃ混んでいるし(笑)

これまで、あまりいい印象がなくて敬遠しがちだったヒースロー空港ですが、これからはちょっとした楽しみになりそうです。
by cita_cita | 2007-09-25 22:19 |
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