桂南光@田辺寄席

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友達が落語を見てみたいというので、久しぶりに行ってきました。
7月に南座で見た桂ざこばの還暦記念寄席以来です。田辺寄席は私が大学の落研でお囃子を担当していた頃にも開催されていて、部員もよく見に行っていたのでずいぶん前からあったことは知っていましたが、今回聞いてみると1974年から33年間続いている歴史ある落語会だとのことでした。

実は最初、繁昌亭に行こうと思ったのですが、ちょうど1周年記念講演の真っ最中。昼席はざこばや仁鶴が、夜席には鶴瓶や春団治が出るという超豪華メンバーだったため、予約完売の状態でした。そこで他の寄席を探したところ、この思い出の田辺寄席が見つかったというわけです。この日の昼席は桂南光が14年前の3代目南光を襲名して以来(その前はべかこさんでした)初めて田辺寄席に出たという、記念すべき会でした。

一、兵庫船/桂ひろば(ざこば門下)
二、皿屋敷/桂 吉坊(初代吉朝門下)    
三、くっしゃみ講釈/桂 文太(五代目文枝門下)
〈仲入り〉
四、太神楽曲芸/豊来家玉之助
五、千両みかん /桂 南光(南光一門)

吉坊さんを初めて見て、今26歳だそうですがものすごーく若く見えるのでちょっとびっくり。なんでも吉朝さんに弟子入りしていたとき、大師匠の米朝師匠宅に出入りしていたのを見て近所の人はお孫さんだと思っていたそうです。顔も童顔で声も高いので、ちょっと難しいかなと思った「皿屋敷」をとっても面白く、怖く演じておられてびっくりしました。

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途中、繁昌亭でもよく出演されている豊来家玉之助さんの太神楽曲芸がありました。あの海老一染之助・染太郎コンビがよく「いつもより多めに回っておりますー!」とやっていた、傘の上でボールやら枡やらをくるくる回す、あれです。実は太神楽を生で見たのはこれが初めて、なかなか面白かったです。何より、寄席に来ている人たちは「笑いたいモード」十分なので、ちょっと面白いことを言うだけで笑いのスイッチが入って客席は大盛り上がりなのです。実際玉之助さんも「今日はやりやすいわぁ」と言っておられました。写真は、額の上に小さなボールを乗せて、その上に長い棒を乗せ、さらにその上に大きなだるまを乗せてバランスを取るというもの。

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そしてこの日のトリである南光さん。演目は「千両みかん」でした。大店の若旦那が夏の最中にどうしてもみかんが食べたいあまりに重い病気になり、彼を元気づけるために「みかんなんかすぐ探してきますがな!」とうっかり季節を忘れて安請け合いしてしまった番頭が季節はずれのみかんを求めて大阪中を奔走するという話です。番頭の慌てぶりや、八百屋さんとのやりとりが非常に面白く、何より南光さんの表情と「間」の取り方が抜群でめちゃめちゃ笑わせていただきました。やっぱり大きな名前を襲名する方って、すごいですねー。「有名人だから」というアドバンテージを差し引いても、まくらの時点から観客の気持ちをガッチリつかんでそのままネタが終わるまで離さないところはさすが…本当に見に行ってよかったです。
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by cita_cita | 2007-09-16 18:51 | お笑い
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