Kezako(ケザコ)

祇園のフレンチレストラン、Kezako(ケザコ)に行ってきました!夜は2種類のコースがあるのですが、今回は8400円の方をチョイス。

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お店は祇園、建仁寺から歩いて5分ほどのところにあります。かなりシンプルな外観で間口も狭いので、知らなければ見落としてしまいそう。祇園でフレンチというと、最近は町家をアレンジした店が多いのですが、ここはモダンアートのギャラリーのように洗練された雰囲気のお店です。シェフはフランス出身のステファンさん。以前フィリップ・オブロンで料理を担当されていました。

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まず前菜は果物(野菜かな?)をかたどった白い器でサービスされました。こういう器って和食では多いけれど、今回の器は和食器ではなかったと思います。洋食器は和ほど器のバリエーションがないと思っていたので、とても新鮮なかんじでした。お楽しみの中身は…根セロリのムースを敷いた上に、いかやあさり、ムール貝などをふんだんに使った魚介のマリネを盛り、最後にトマトのシャーベットをトッピングしてあります。トマトのシャーベット、最初見たとき明太子かと思いましたが(想像力が貧困な私)とってもひんやりして酸味が爽やかでおいしかった!そして根セロリのムースの味が濃厚でさっぱりマリネとぴったり合いました。いきなり最初の一皿からこんなものが出てきて、私達の期待も高まります。

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これはこの店の定番の一品だそうです。フレッシュフォアグラの周りに京都の大根で作った奈良漬を巻きつけ、1週間熟成させたものに南国のフルーツ(パッションフルーツやマンゴーなど)のソースをからめていただきます。赤カブを思わせるこの盛り付けもほほえましい。さてフォアグラですが、ものすごく濃厚かつまろやかで私達一同しばし無言になるほどおいしかったです。なんでこんなにおいしいのかと思い、尋ねてみると、やっぱり奈良漬のうまみが1週間かけてフォアグラの味を深めてくれるそうで、意外な組み合わせも食べて納得の一品でした。この一皿を食べるだけでも、Kezakoに行く価値ありです。

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スープです。下のオレンジの部分は牛テールを使って作ったコンソメのジュレ、底に生しょうがが隠れています。その上にうずまき模様にビシソワーズをプラスして、最後にあさつきと雲丹醤(うにひしお)をアクセントにトッピングしてあります。雲丹醤は初めて知りましたが、その名の通り、うにをベースに作った贅沢な魚醤なんです。ほんの数滴トッピングされているだけなのに、食べると口の中にふんわりうにの香りが広がってたまらないおいしさです。

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続いては季節の魚ということで、鮎を使ったお料理です。これはまず盛り付けの見事さにうなってしまいました。まるでオブジェみたいに美しい一品です。鮎はまず骨の部分を抜き取り、骨はパリパリ食べられるようにから揚げにしてあります。それをまるで泳いでいるようにお皿の上に上手に立たせてあります。身からは内臓を抜いて、苦味を和らげるようにバターやミルクでペースト状にして、別に焼き上げた身の中に戻してあります。そして上にはサマートリュフをスライスしたものがちりばめてあって、骨と身の間には鮮やかな緑のソースが。このソースは松の実をベースに、ルッコラ、水菜、からし水菜で作ったものだそうです。お料理・盛り付けともにここまで造りこまれた料理って、日本料理でもそうそうないのではないかと、感動しながらいただきました。食べている最中にこれほどワクワクした気持ちになるお料理ってすごい。この日は3人だったので、1Fのカウンターではなく、2Fの個室だったのですが、一刻も早くシェフのステファンに会って感激を伝えたくなるほどでした。

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お肉料理は鴨肉のローストでした。すっごく柔らかい鴨肉に、加茂茄子のグリルというかも・かもコンビが絶妙にマッチしてます。赤じそと梅のソースと青じそのソースがこれまた絵画のように回しかけてあってもう参りましたという感じ。

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プティフールはガラスの階段のような器(というか飾りだなみたい)に盛り付けてあって、このセンスにはもう脱帽。これはエジプト製のガラスだそうです。

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最後、デザートは桃をつかった一品。白桃を生のもの、コンポートと2種類組み合わせ、そこにフランス産の赤い桃をプラス。そこにシャーベット(多分シャンパンか何か洋酒だったと思うんだけど…どうしても思い出せない!)をトッピングしてあります。

ちなみにこの日の食前酒はミモザ、ワインは白で、アルザスのゲベルツトラミネールをセレクトしました。ワインの種類はそんなにたくさん知らないので、たいてい同行者にお任せするか、無難にシャルドネばっかり頼んでしまうのですが、この長ったらしい名前のワインは特別に好きな味なので、リストにあるとつい気になってしまう、そんなワインなのです。フォアグラとこのワインがすっごく合ったのでうれしかったなぁ。今日はあまりにもお料理がおいしすぎたため、自然と料理が主役!という感じになり、ワインはいつもより控えめになってしまいました。これもまたいいものですね。
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by cita_cita | 2007-07-31 21:02 | おいしいもの
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