「ベニシアのハーブ便り」 ベニシア・スタンリー・スミス

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京都の百万遍(京大のあるところ)にベニシアインターナショナルという老舗の英会話学校があります。私が高校生の時、英語に興味を持ち始め頃からその名前を聞いていました。そのベニシアさんはイギリスの貴族階級出身で社交界デビューも果たした正真正銘のセレブ。広大な庭を持つお屋敷に住み、子供のころは使用人と口をきくことも許されなかったそう。そんな彼女が階級社会に疑問を抱き、19歳で家を飛び出してヨーロッパからシルクロード、インド、アジア、そして最後にたどり着いた旅の終わりは日本。そこで1974年から自分の英会話教室を開き、たくさんの生徒さんを教えてきました。今、彼女は京都の大原にある築100年の古民家に住んで、見事な庭を手入れし、200種類以上のハーブを育てながら暮らしています。ロハスという言葉が生まれる前からその暮らしを作り上げてきた彼女。この本にはそんな彼女の大原での田舎暮らしの楽しみ方、ハーブを使った料理や化粧品、石鹸などのレシピ、イギリスでの思い出などが、美しい写真(写真家である彼女の夫が撮影)とともに詰まっています。同じ京都市内に住みながら、こんな暮らしもあるのかと驚き、そしてまるでヨーロッパの風景かと錯覚するほど素晴らしい日本の田舎の四季折々の風景に感動させられる一冊です。
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by cita_cita | 2007-06-24 22:48 | 読書
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