なにわばなし かみなり亭

e0066369_21215636.jpg
土曜日は友人ちかりんのお誘いで、ひさびさに落語を見に行ってきました。
場所は谷六の薬業会館。笑福亭一門会「かみなり亭」にて。
今回は年に一度、仁鶴師匠も登場する回で会場は大入り満員でした。

笑福亭扇平「煮売屋」
笑福亭仁昇「阿弥陀池」
笑福亭仁嬌「愛宕山」
笑福亭仁福「住吉駕籠」
笑福亭仁鶴「代脈」

最初の3つはよく知ったネタだったのですが、とくに仁昇さんの「阿弥陀池」を聞いたときはさすがと感心してしまいました。単純なネタだし、筋もサゲも分かってるはずなのに「あれー、このネタこんなにおもしろかったっけ?」と思ってしまうほど。やっぱり落語って、演者によって全然印象が変わってしまうのが本当にすごい。それから「住吉駕籠」は初めて聞くネタでしたがおもしろかった。扇平さんから仁嬌さんまでの3人が元気一杯だったのに対し、最初仁福さんが出てきてまくらを喋ってるとき、なんとなく声にハリがないから聞きにくいかも?と思ったのも束の間、ネタに入ったとたん、なんともいえない味のある語り口調についつい引き込まれてしまいました。特に後半、酔っ払いが出てきてからの展開は、客席の中に笑いの渦が出来上がっていくのが体で感じられるような盛り上がりで、本当におもしろかったです。

そしてトリの仁鶴師匠。まず、出てきたとき、これまで長年テレビで見続けてきたあの四角い顔が目の前にあるのに思わず感動。「わあ、ほんまもんやー」と喜ぶ私達。あの独特の喋り方もそのまんま。ネタに入ってもそれは変わらず、でもその口調がえらいお医者さんという役柄にぴったり。お医者さんのできの悪い弟子である州達はもっと若手の噺家さんがやるとおそらくもうすこしとぼけた感じのキャラになるのかもしれないけれど、仁鶴師匠がやるとなんだか彼までかしこまったおじいちゃんみたい。でも、それが「本当はできが悪いのに無理してえらぶって先生の真似をしているダメ弟子」という設定に見えてくるから落語っておもしろい。さすがの貫禄でした。でもこれはきっと仁鶴師匠という人にしかできない「代脈」だったのだろうなと、終わってから思いました。もし、今日の開口一番をやった扇平さんが、全くそつなく仁鶴師匠とそっくりに「代脈」を演じたとしても、それは逆に見ていて「いやらしく」感じたかもしれません。それぞれの噺家さんが、それぞれの年齢や経験や自分の持ち味に合った落語をやってこそ、見る人は安心しておもしろく見られるのだろうなと感じました。

久々に見たら、やっぱり落語っておもしろい。また近いうちにどこかに見に行こうっと。
[PR]
by cita_cita | 2007-05-14 21:25 | お笑い
<< 葵祭の季節ですね 2007GW in BALI ... >>