台湾早春旅2007 その4

またまたアップが遅くなってしまいました...。実は、旅行の写真データが入ったメディアが紛失してしまい、ずっと探していたのですが見つかりません。残念ですが、とりあえず記事だけでもアップしたいと思います。

2日目の午後、林先生の占いの店を出て、タクシーで永康街(ヨンカンジェ)に行きました。この一角は人気のあるレストランやお土産物屋、雰囲気のいい茶藝館などがひしめいているエリアです。あの鼎泰豊も、マンゴーカキ氷で有名な冰館もここにあるのです。今回は小上海の後で満腹だったので、食べ物はおあずけ。周辺を散歩した後、人気の茶藝館、「回留(ホイリュウ)」で中国茶を楽しみました。ここは永康街でも一番賑やかな中心部にあるにも関わらず、一歩中に入るととても静かでいい雰囲気。隣のテーブルにも50~60代のおじさん3人が座り、お茶を囲んでひたすらお喋りを楽しんでいます。日本の場合、お酒の席でこういう光景はよく見ますが、この年代の男性がお茶を飲みながらあれだけ楽しく語り合えるなんて、なんだかほほえましい。

回留で2時間ほどまったりしてから、こんどはもう1軒気になっていた「治堂(イエタン)」という店へ。ここは茶藝館というよりは、お茶屋さん。ご主人の何さんの趣味の良さがふんだんに生かされたインテリアと、厳選された中国茶、そして一目ぼれしてしまいそうな、これまた趣味のいい茶器の数々。たくさんの種類のお茶を扱うちまたのお茶専門店とは全く違う、お茶好きのためのサロンという感じです。私達はこの治堂のもつ独特の雰囲気にすっかりはまり込んでしまいました。普段は声の大きい私達3人組も、品の良いお店に合わせて、自然に声のトーンが落ちてなぜかひそひそ声になってしまうほど(笑)ぜひ、次回台北に行くときも立ち寄りたいお店です。ここでまず凍頂烏龍茶を購入。

最後に寄ったのが「沁園(チンユェン)」。こちらのご主人も目利きで有名で、流暢な日本語でお茶を入れ、色々とお茶講義をしてくれました。ここで聞いたのが「一芯二葉(いっしんによう)」という言葉。お茶の新しい芽は下から順に3~4枚の葉が開き、最後の芽が開いていない状態の時に収穫します。 一番上の芯とその下の2枚の葉だけを手で摘み取る方法を「一芯二葉」というのだそうです。この摘みかただと、お茶の収穫量は減りますが、柔らかく香りの良いお茶になるのだそうです。説明を聞きつつお茶を飲んでいると店主である廖さんの巧みな話術にすっかりハマってしまい、ここでもまた同じく凍頂烏龍を。さっきと同じ種類だけど、飲み比べるのもいいかなと思って…。

このあたりでちょうどよい時間になったので、今度は「国父紀念館」の駅に移動して前回の訪台と同じく「長白(チャンパイ)」で酸菜白肉鍋を。中国の東北地方がルーツの鍋で、酸っぱい白菜の漬物としっかり脂を抜いた豚肉(白肉)のシンプルなお鍋なんですが、これがおいしいんですよー。食べてみないと味は想像つかないと思いますが、ザワークラウトとベーコンの組み合わせが合うのと同じで、この酸味がたまらないのです。台湾では食事の時にお酒を飲む習慣は日本ほど一般的でなく、飲むときは食事を済ませてから集合というパターンが普通。(なので夜市でもお酒は持ち込むしかない)でも、ここには一応ビールがあったので私達も一安心(笑)でもよく考えると、食事とお酒は別という国も多いのかもしれませんね。アイルランドでも、夜のパブではナッツぐらいしか用意してないし…。

帰り道に「中山」の駅で下り、前回行って気に入ったマッサージ屋さん「楽天養生会館」へ立ち寄りました。私は運よく、前回と同じ李先生に担当してもらい、足ツボ&背中のマッサージを受けて上機嫌。そのまま宿まで歩いて帰る途中、寧夏路夜市をひやかしてやっとホテルへ。この日も長い1日でした!

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そして最終日、私にはぜひとも行きたいところがひとつ残っていました。以前私が読んだ「台湾好吃(フォーチャァ)大全」という本に紹介されていた、祖師廟原汁排骨大王というお店です。ここはその名の通り、排骨湯(スペアリブと大根のスープ)が看板メニューになっている店です。本には住所が載っていなかったため、Yahoo!台湾などを駆使して検索した結果、西門と龍山寺の間あたりにある貴陽街の祖師廟の周りにあるということが分かり、タクシーに乗ってとりあえずその祖師廟へ。廟にお参りしてから周りを歩くと、運良くすぐに見つかりました。まだ9時に開店したばかりで誰もいませんでしたが、「排骨湯」と注文すると熱々のスープが出てきました。一緒にご飯は食べるか訪ねられましたが、既にホテルで朝ごはんを食べていたのでスープだけ。台湾の人ならきっとスープと一緒に注文するのでしょうね。私もおなかに余裕があればぜひごはんと一緒に食べたかった…。まずダイナミックなスペアリブと、透明に澄み切ったスープが対照的。見ただけではこってりしているのかさっぱりなのか想像がつきません。はやる気持ちをおさえつつ、レンゲにスープをすくって一口飲んでみて思わず「!!!」とびっくり。ものすごーくおいしい。なんていうのかな、うまく表現できないのですが肉のおいしい部分がぜーんぶしみ出しているという感じなのです。スペアリブはほろほろ柔らかくて、さらにそのうまみを吸い込んだ大根が絶品。こんなシンプルなものがこれほどおいしいなんて!佳興魚丸以来の大発見かも。

この時は携帯のカメラで撮影したため、写真が残っていました!

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これがそのスープです。この味を伝えられないのが本当に残念です…。ああ、食べたい…。

こんなにおいしいのに、一人でホテルを抜け出して行ったものだから一緒にこの感激を伝え合う人がいない。なんてこと!!でもどうしてもこの感動を伝えたい!!そう思った私は、中国語もできないのに店員をつかまえ、「このためにタクシーでここに来た。期待してきたけどそれ以上においしかった!」と身振り手振りで伝え、大満足でお店を出てまたタクシーでホテルに戻ったのでした。

ホテルでちかりんと合流し、いかにこのお店のスープが素晴らしかったかを伝えながら、最後はお気に入りの「肯園(カンジューン)」でアロママッサージ。至福のひとときを過ごして、一路空港へ。そして今回の台湾旅行はあわただしくも大満足のうちに幕を閉じたのでした。
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by cita_cita | 2007-04-26 21:33 |
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