南インド年越し旅行 その7

2006年の幕開けは、タイの少数民族の村でカレン族のみんなと迎えるカウントダウンでしたが、2007年はインド音楽を聴き、インドのダンスを踊りながらのスタートとなりました。

正確に言うと、カウントダウンの瞬間は、宿で静かに過ごしていました。すると、12時になった瞬間、ものすごい爆竹の音が!「うわっ、インドでも爆竹を鳴らすのかぁ」と思いながら恐る恐る外に出てみると、犯人は向かいの立派な邸宅の子供たちでした。互いに目が合って、「Happy New Year!」と挨拶を交し合うと、家の中から顔を覗かせた家族たちから「おいで、おいで!」と手招きされ、誘われるままにフラフラ~と家の中へ。そういうの大好きな私としては行かないわけにはいきませんから(笑)

家に入ってびっくり。外から見ても立派な建物でしたが、中も広い!いったいいくつ部屋があるのか、ずらりと並んだドアの向こうにはそれぞれ家族の個室があり、中央には大きなソファーセットを置いたリビング、大きなテレビにステレオセット、ゆったりカーブを描いた階段。インドというよりは、まるでアメリカのドラマに出てくるお金持ちの家みたい。

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既に親戚たちが集まって、みんなお祭り騒ぎです。そこに見知らぬ日本人まで乱入したものだからもうとまらない。インド音楽を大音量で流し、「これは私達のカーストの踊りよ!」とみんな踊る踊る。「あなたたちも入りなさい!」と腕をひっぱられ、見よう見まねで踊るけど、彼らのリズム感のいいこと!「踊るマハラジャ」ほどではないけれど、踊りにキレがあるし、動きのバリエーションもすごい。キメポーズもばっちり決まってる。中でも驚いたのが、子供たち以上に踊りが大好きでしかも上手なお母さん。自分の妹までひっぱり込んで、踊る踊る。ネグリジェの上に羽織っていたガウンのボタンを外し、ちょっとセクシーな動きまで飛び出す始末…!それを見て手を叩いて喜ぶ子供たち。いいなあ、こんなお母さん(笑)

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誰もお母さんをとめられない…

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途中でキッチンからケーキまで登場し、みんなで切り分けていただきました。ちゃんとHAPPY NEW YEARの文字が!

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遊び方まで完全にアメリカナイズ!ケーキをひとしきり食べたあとはクリームを顔に塗り、塗られ、大騒ぎに。最初は子供たちだけでやっていたのですが、間の手は徐々に大人にも及ぶように…お母さんまでクリームまみれになっていたのにはびっくり。うーん、これはもはやインドじゃない!アメリカにいるみたいだ!…と思って聞いてみると、実はこの家のお父さんはアメリカにお医者さんとして単身赴任しているそう。なるほどなー。納得。

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みんなで記念撮影

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この家の一番おちびちゃん。女の子です。家族みんなからすっごく大切に愛されているのがよく分かりました。

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そして2日が立ち、帰国前日、別れの挨拶をしにいくと、お茶でも飲んでいけと誘ってもらいました。はじめてダイニングキッチンに足を踏み入れてまたびっくり。なんだこの巨大なキッチンは…ダイニングとあわせると30畳ぐらいあったでしょうか…。

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ステンレスの食器類は専用の棚にピッチリと整理整頓されています。レストランみたい!

そしてキッチンの隅に変わったドアを発見。ドアに鐘の模様がたくさん透かし彫りされています。何かと聞くと、「プージャー(お祈り)の部屋よ」とのこと。中を覗くと3畳ほどのスペースにお祈りのための道具や神様の像がところ狭しと並んでいます。こんな部屋がある家、初めてみた…。(でも良く考えれば日本も仏間ってありますよね。)

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お母さんが大工さんに特注したドアを開くと…

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神様がいーっぱい!

インドには計り知れない王様クラスのお金持ちがたくさんいるそうですが、もちろんそんな知り合いは私にはいません。だから今回、かなり恵まれたお宅を見てびっくりすることも多かったのです。(少なくとも今まで見た中では一番裕福な家だった) ところでこのお宅とは別に滞在中にあと2軒のお宅にお邪魔する機会がありました。それぞれ、カーストも、家族構成も、家のつくりも違う家庭でした。3軒の違った家庭に暮らす人達と接してみて、自分なりに色々感じることがあり、とても貴重な経験になりました。それについては、あと2軒での出会いを紹介してから書こうと思っています。
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by cita_cita | 2007-01-22 23:38 |
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