南インド年越し旅行 その6
インドといえばアーユルヴェーダ。というわけで、滞在中に私もアーユルヴェーダ体験してきました。本来なら、1週間~2週間以上施設に滞在して、健康チェックから、食事やさまざまなトリートメントを組み合わせて時間をかけて徐々に体質改善していくというのがベストなのですが、時間の関係でそういうわけにもいかず、とりあえずアーユルヴェーダのお医者様の診察を受け、そのアドバイスにあった施術をしてもらうことになりました。
待合室で待っているとお医者様に呼ばれました。お医者さんは英語を話すので一応なんとか意思の疎通はできます。ほっ…。まず、自分の健康状態や気になる症状など(あれば)を伝えます。私は過去の病歴や、今痛みがある箇所などを話しました。お医者さんは私の血圧を測ってから(もちろん手動のシュコシュコやるやつ)、今度は手を取って脈診しました。その結果、私は「ヴァータ・ピッタ」という体質(ドーシャ)に分類されると診断されました。アーユルヴェーダでは、ヴァータとピッタとカパという3種類のドーシャがあってそのドーシャの割合がそれぞれの人の体質や性格に影響するという考え方なのだそうです。ひとりひとり3つのドーシャの中で優勢なドーシャがあり、私の場合、カパの影響よりもヴァータとピッタの割合が高い体質なのだそうです。またドーシャの割合は常に一定なわけではなく、季節やその時の環境、一日の中の時間帯によっても変化するそうです。アーユルヴェーダはこのバランスの乱れを整えて、体調や精神状態を改善することが目的のひとつなのです。 ちなみに簡単に紹介すると・・・ <ヴァータ体質> バランスのいいとき:創造性豊か、情熱的、直感的、楽観的、頭脳明晰、寛大、繊細 バランスの乱れたとき: 不眠、不安、緊張、過敏、情緒不安定、過労、体力喪失、話しすぎる、便秘、疼痛 かかりやすい病気:坐骨神経痛、冷え性、頭痛、腰痛症、不眠症、肩こり、パーキンソン氏病、心疾患、痛風、顔面麻痺、便秘症、骨性疾患、大腸性疾患、精神病 <ピッタ体質> バランスのいいとき:勇気がある、集中力、誠実、知性的、知識欲旺盛、信仰心厚い、リーダーシップ、食欲旺盛、快便 バランスの乱れたとき:批判的、イライラする、怒りっぽくなる、口渇、多汗、口臭腋臭、下痢、ホクロ、湿疹、発熱 かかりやすい病気:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、胃ガン、肝臓、膵臓疾患、胆石症、胆嚢疾患、眼疾患、血液疾患、アトピー性皮膚炎、心臓病、精神病、アルコール中毒 <カパ体質> バランスのいいとき:思いやりがある。集中力、愛情豊か、母性的、忍耐力あり、安定性、記憶力大、体力大 バランスの乱れたとき:怠惰、執着、頑固、恐怖心、けち、過眠傾向、憂鬱、肥満 かかりやすい病気:気管支炎、喘息、糖尿病、アレルギー性鼻炎、花粉症、関節炎、腫瘍、肥満症、風邪、浮腫、腹部疾患、泌尿器疾患、粘液性疾患、抑鬱病 〔稲村晃江著“寿命の科学 アーユルヴェーダ”(主婦と生活社)より抜粋〕 私はよく肩や膝などの関節を痛めやすいのですが、それはヴァータ体質のせいだといわれました。ヴァータの人は、体の中に水をためておくのが苦手で皮膚も乾燥がち、そして関節部分も水分が少ないため傷めやすいとのことでした。また、腰痛や胃痛、口内炎ができやすいのはピッタ体質が影響しているそうです。ピッタが強いと、体の中心部分に不要な熱をため込みやすいそうで、そのせいで胃腸の疾患が起こったり、腰痛もそこから来ていることが多いそうです。 その後、診察台に上っておなかを触診と聴診器で診たあと、処方箋を書いてもらいました。薬は液体が一般的(漢方と一緒ですね)なのだそうですが、私は飛行機に乗るので税関で引っかかる恐れを考え、錠剤のものを1ヶ月分出してもらいました。ヴァータとピッタをいい状態にコントロールするための薬、それぞれ1種類ずつです。
by cita_cita
| 2007-01-16 23:57
| 旅
|
カテゴリ
ブログリンク
検索
タグ
ヨガ(38)
おいしいもの エスニック・中華(31) うちごはん(27) おいしいもの スイーツ(26) おいしいもの 和食(22) ウルフルズ(22) 三線(20) おいしいもの 居酒屋(18) おいしいもの フレンチ(13) おいしいもの イタリアン(6) おいしいもの スペイン(4) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||