南インド年越し旅行 その4

クヌールの最寄りであるコインバトール空港にはチェンナイ(マドラス)経由で入りました。チェンナイでは乗り換えのため行きに6時間、帰りに10時間の待ち時間があったため、空港で待たずに少しだけ街に出てみました。今日はチェンナイの様子を紹介します。

チェンナイといえばマサラ・ムービー(インド映画)のメッカのひとつ。あの「ムトゥ 踊るマハラジャ」もここで撮影され、主人公のラジニカーントもチェンナイ在住。(出身はバンガロールらしい)というわけで、南インドには熱烈なラジニカーントファンが大勢いて、町のあちこちにポスターが貼られています。

e0066369_1122616.jpg
ちなみに彼が主演する全ての映画はオープニングに「SUPER STAR」の文字が華々しく映し出されます。このノリ、インド気分満点。

e0066369_18595099.jpg
タクシーをチャーターして、ヒンドゥー教寺院に向かいました。チェンナイにはいくつか有名な寺院があります。南インドにあるドラヴィダ系のヒンドゥー教寺院の特色として、巨大なゴープラム(門塔)があります。北部にはこういう装飾をほどこした門は見られそうです。寺院の入り口にあるこの門には、ヒンドゥー教のあらゆる神様が掘り込まれていて、すごい迫力に圧倒されます。

e0066369_190399.jpg
アップでみるとこんな感じ。

e0066369_1901461.jpg
この日は2つのお寺に行ったのですが、名前を確認するのを忘れました。たぶんどちらかがカパレーシュワラ寺院というお寺だと思うのですが…

寺院の内部。昼休みがあり、その間は本殿内部は閉まっています。夕方は16:00からまた開くそうです。私が行ったときは残念ながら閉まっていましたが、境内には入ることができました。境内に入るときは日本の寺院と一緒で靴を脱いで入ります。ただし日本のように磨き上げられていないので足は汚れるかもしれません。(どこでもそうなのかは分かりません)というか、はっきりいって汚れます。なぜか床にハエがいっぱいいるので(暑さのせいもあるかも)私が一歩歩くとハエがプワーンと飛ぶといった具合でした。アジア慣れしてない人にはちょっとショックかも。でも地元の人にとっては大切な祈りの場所なんですよね。異教徒で外国人の私がそこに入れてもらうことに感謝しなくては…。

e0066369_1905333.jpg
境内内部で思い思いに休憩やおしゃべりに興じる人々。チェンナイはクヌールと違い冬でも暑いので日陰が多く涼しいこの場所に人が集まってくるのかもしれません。そういえば、飛行機で会ったインド人は「チェンナイには3つ季節がある。Hot、Hotter、Hottestだよ!」と言ってました。ちなみにこの時期はHotの時期だそうです。

e0066369_191816.jpg
寺院の前には沐浴をするための場所があります。ガンガー(ガンジス川)の近くの町だと、川が沐浴場になるのですが、近くに川がない場合このような人口の沐浴場が作ってあるのです。水は…ごらんの通りあまりキレイとはいえませんね。

e0066369_1912648.jpg
でもカメラを向けるとわざわざ服脱いで飛び込んだりキメポーズとってくれる子供がいたりして…(笑)

e0066369_1915739.jpg
ここはマリナビーチ。名前を聞いてピンと来る人もいるでしょうか。約2年前、2004年の12月26日に起こったスマトラ沖地震のため、ここも津波の被害に遭いました。外国人観光客の多かったプーケットと対照的に、ここは主に地元のインド人のための憩いの場。私が訪れた12月29日の午後も散歩を楽しむ親子連れやカップルでとてもにぎわっていました。津波があった日も年末の日曜日だったため、多くの人が浜で散歩していたそうです。ほぼ2年前にこの場所で数百人の人が一斉に亡くなる大惨事があったなんてうそのような穏やかな光景を前に、犠牲者の冥福をお祈りしました。

e0066369_1921146.jpg
海岸線も長いのですが、とにかく砂浜の幅が広いのです。これ、海岸線に沿ってではなく道路側から海に向かって撮影したもの。ゆうに数百mはあるでしょうか。ドライバーによれば「この後ろの道路まで津波が来て何もかも流された」とのこと。津波の恐ろしさを想像してぞっとしました。

e0066369_192357.jpg
e0066369_1924637.jpg

ビーチには様々な屋台が出ています。全て数分で準備できそうな非常に簡単なつくりのものばかり。津波の後には跡形もなく流されてしまったというのが納得できます。多くみられるのはアイスクリーム屋、射的ゲーム屋(風船を的にして当たれば商品がもらえる)、クレープのようなおかしを売る店、ジュース屋、それから子供の遊ぶ乗り物屋など。

e0066369_1932576.jpg
これがその乗り物屋さん。日本だと100円を入れたら音楽がなって電動で動くというのが常識ですがインドは違う!ごらんの通り、個々の乗り物(動力はなし)を板に貼り付けてメリーゴーランドのように並べたものなのです。もちろん手動。子供を乗せて、親が手で回します。ほほえましい。

e0066369_1934056.jpg
私がカメラを向けると親が俄然はりきって一生懸命回してくれたのですが、そんなことしたらピントが合わないって!(笑)

e0066369_193531.jpg
泳いでいるのは基本的に子供たち。親はサリーや洋服のままで子供を見守っています。でも、お父さん、お母さんがニコニコと子供が遊ぶ姿を見つめる表情は日本とまったく同じ。世界共通の家族の姿です。

e0066369_194714.jpg
この日も結構波が強くて見ていてちょっとドキドキしてしまいました。男の子たちはスッポンポンのようですが、実はちゃんとふんどしのような下着をつけてるんですよ。
e0066369_1942110.jpg

私がカメラを持っているのを見て、親に「ほら、撮ってもらいなさい!」と背中を押されてやってきた姉妹。写した写真を見てキャーキャー喜んでいました。

e0066369_19111392.jpg
これはチェンナイの郊外で見つけたドライクリーニング屋。乗り物か何かの廃材をリサイクルして作った幅1.5m、奥行き60㎝ほどのお店です。

e0066369_19112631.jpg
作業を見せてもらうと狭い場所で器用にアイロンがけをしていました。アイロンは電気でなく、火の入った炭を入れて使うクラシックなものです。おお、年季が入ってるなーと思いましたがこれと全く同じものが新品で金物屋に並んでいるのを見ました。このタイプ、インドでは現役バリバリなんですね。「洗濯はどこでするの?」と尋ねると「洗濯はなし。アイロンだけだよ!」との答え。じゃあ、ドライクリーニングじゃないやん(笑)

e0066369_19113813.jpg
牛はチェンナイに限らず、クヌールでもどこにでも普通にいます。最初はびっくりするけどすぐ慣れます。犬や猫と同じ感覚で考えましょう。
[PR]
by cita_cita | 2007-01-10 23:03 |
<< 南インド年越し旅行 その5 南インド年越し旅行 その3 >>