我が家の"初”沖縄旅珍道中記

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金曜日に休みを取って、週末の3日間沖縄に行ってきました。
今回は両親を連れての旅だったので、いつもの気ままな旅行ではなく家族サービスに徹しました。小さなケンカは数え切れないほどしましたが、まあそこは親子なので5分ぐらい険悪になった後は誰かしら、何事もなかったかのように話し始めるという感じで3日間なんとか終了。(車での移動が多かったので、あの小さな密室空間で大の大人が3人も肩寄せあっていればそりゃストレス溜まるわな…笑)

父親が車椅子に乗っていることもあって、なかなか遠出はできないのですが、今回は思い切って初めて飛行機に乗ってもらうことに…。両親が飛行機に乗るのはこれが人生で2回目。最初は新婚旅行の八丈島だったそうで、大阪から東京までがジャンボ、そこから八丈島までは小さなプロペラ機だったとか…。もちろんその時は車椅子ではなかったので、実際に車椅子で飛行機に乗るときやレンタカーを借りるときにどうすればいいなど分からないことだらけで、出発までの下調べや手配はなかなか大変でしたが、実際にやってみると「なんだ、いけるやん」という感じでした。これをきっかけにいつか海外進出なんて出来たらいいなぁ…ってちょっと調子のりすぎ?

具体的には自宅から空港までは家の車で。伊丹便と神戸便のどちらにするか迷ったのですが、自宅から近い伊丹よりも神戸にしました。その理由は飛行機の時間が適当だったことと、神戸空港のほうが小さいので駐車場から建物間や、空港内での移動が極力少ないと予測したこと、そして駐車料金がずいぶん違うことなどでした。なんと神戸空港は最初の24時間は駐車料金無料なんですよー!太っ腹ですね。事前に車椅子であることを連絡しておいたので、空港でチェックインするときに車椅子を預け、空港内移動用の車椅子に乗り換えます。乗るときは一番最初に乗るので、それに合わせて空港にも早めに到着する必要があります。(逆に降りるときは最後です)車椅子でゲートまで行くと、係員が飛行機の入り口まで案内してくれて、車椅子の両側にある大きな車輪が取り外され、椅子に小さなキャスターが付いた状態になります。これで、このまま飛行機に乗りこむことができます。係員の手助けを借りてシートに移動し、これで完了!トイレは乗る前に済ませることが大前提ですが、どうしても行きたくなった場合、ある程度以上の大きさの飛行機(通路が縦に2列以上ある機体)には1つだけ少し広めの多目的トイレが付いています。ここならなんとか車椅子で中まで入れますし(狭いですが)、赤ちゃんのオムツを替えたりもできますよ。目的地に到着するとカウンターで自分の車椅子を受け取って完了です!

さて、次に悩んだのがレンタカー。何しろ、那覇空港のレンタカー待ちの行列って半端じゃないし、DFSの営業所でもかなりの待ち時間。でも、それ以前に空港から営業所に行くためのマイクロバスに車椅子の人間が乗り込むことは不可能。なにしろ段差ひとつあったらもう上がれないんです。DFSならゆいレールに乗ってとりあえず行くことは可能だけどそこから1時間待ちではもう若くもない両親のこと、くたびれはてられては困る!というわけで交渉開始。いつも使っているレンタカー会社と事前に何度もやりとりをして、空港まで車をデリバリーしてもらうことを了承してもらいました。空港には車を長時間停めておけないので、到着してから営業所に連絡して、車を運んでもらいました。レンタカーの安い沖縄でも破格の値段設定で有名なこの会社が、何の得にもならないのに貴重なスタッフを使ってここまで対応してくれたことに本当に感謝します!

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本部のそばの名店「きしもと食堂」の沖縄そば

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こっちは同じく「きしもと食堂」のじゅうしい(炊き込みご飯)

もちろんホテルもバリアフリーでないといけないんですよね。それもロビーやレストランだけでなく、部屋のバスルームもバリアフリーでないと夜中のトイレなど困ります。この条件に絞って探すと非常に限られるのですが、それでもなんとか1泊目は読谷の残波岬ロイヤルホテル、2泊目は那覇のハーバービューホテルで部屋が確保できました。どちらのホテルもそつなく対応して下さり(特にハーバービューホテルの全てのスタッフは車椅子を見たとたんパッと動いてエレベータを呼んでくれるなど素晴らしかった)本当に助かりました。

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読谷のホテルの目の前には、あの御菓子御殿の本店が!

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観光で訪れたのは、美ら海水族館、首里城、そしてひめゆり平和祈念館の3箇所でした。このどの施設も完全にバリアフリー対応になっており、スムーズに動くことができました。美ら海水族館については、行ったことがあったので想像はつきましたが、やはりスタッフの応対も行き届いていて、雨が降っている中駐車場に帰る際などは(帰りはかなりの上り坂)園内パトロールカー(そのまま車椅子ごと乗り込めるウェルキャブ車になってる)に乗せてもらって濡れずに戻ることもでき、いたれりつくせり。それに展示の水槽もほとんどが車椅子目線の高さからでも十分楽しめるようになっていて大満足でした。(美術館などだと、混んでいるときには前にいかないと見えないのですが、近すぎると首が疲れて見ていられないのです…)

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水族館のカフェではこんな光景を見ながらお茶を楽しめます。

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ふと大水槽の下のほうに目をやると…サメやエイがずらり並んで休憩中!鴨川現象か!?

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でも、水族館以上にびっくりしたのが首里城。近代的な建築物と違い、構造的にかなり制限のある建物であそこまで対応している施設は少ないと思います。エレベーターを付けられない部分などもリフト(よく駅の階段の横についてるもの)などを駆使してひと通りきちんと観光できるようになっています。そして予想を裏切るほどおいしかったのが首里城併設のレストランの昼ごはん!街中のおいしい食堂の多くは段差があって入れないので、あきらめてホテルやショッピングセンターで食べていたのですが、このレストランのゴーヤチャンプル、豆腐チャンプル、そしていなむどぅち(白味噌仕立ての豚汁)はアツアツで、味もちょうどよく、ボリュームもあって最高でした。また食べに行きたいぐらい…

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これがいなむどぅち定食。じゅうしい、ミミガー、太もずく、パパイヤの漬物が付いてる。

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首里城でやっていた琉球舞踊。日曜は三線や太鼓の生演奏つき。

そして両親の念願のひめゆりの塔をお参りできたのもよかったです。今年の2月に行ったときと同じく体験談のビデオに釘付けになってしまい、とても時間が足りなかったのが残念でしたが…。今回は実際にひめゆり部隊にいらっしゃった女性が2人、説明員として当時の外科壕の様子を語ってくださって、貴重な話を聞くことができました。両親も「本当に来てよかった」と言ってくれてほっとしました。

こんな感じでガイド役に徹しつつ何とか終わった今回の旅行でしたが、ツアコンという仕事の大変さを肌で感じつつも機会があればまた家族旅行に行きたいなと思うのでありました…。
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by cita_cita | 2006-12-21 00:45 | 沖縄
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