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雨の日の鎌倉の楽しみ方

東京2日目は親友naoっちとお出かけ。もともとプランA「鎌倉散策とカフェめぐりコース」とプランB「両国で江戸東京博物館とちゃんこコース」の2つのプランを立てていて、晴れたらプランA、雨ならプランBと思っていたのです。結局、ちょっと雨模様だったものの、せっかくの機会だからと傘を片手に鎌倉散策することにしました。

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鎌倉駅に到着してまず行ったのが鎌倉中央食品市場。一見、地元のおばあちゃんが野菜を買いに行く昔ながらの市場なのですが、ここが最近活気づいてるらしいということで中に入ります。手前では店頭で食べられる焼き鳥屋さんや食料雑貨店なんかもあり、奥に進むと半オープンになった倉庫のようなスペースで地元の方が持ち寄ったおいしそうな野菜が販売されています。どれも安くておいしそう!だけどさすがに持ち帰るわけにいかないのでここはぐっとガマン。ここまではごく普通の市場の風景なのだけど、他の市場と違うのは、この建物の中に若い人達が営む、ちょっといい感じのお店が混在しているということ。

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まず目に付いたのがPARADISE ALLEYというお店。ここは市場の野菜を使ったお料理と天然酵母パンが食べられるカフェなんです。お店の中は、なんとなく(これは私個人のイメージなんですが)シアトルの学生街にポツンとあるカフェを思わせるような内装&匂いが漂っていて、いきなりタイムスリップしてしまった私。かなりの人気店で、最初見た時はお客さんでいっぱいで満席になっていましたので、散歩してから入りました。座っていてもひっきりなしに持ち帰り用のパンを買うお客さんがやってきます。お客さんは、観光客と地元のお客がほどよくミックスされていて、「常連さんにとっても観光客にとっても居心地がいいなんて、いいお店だなぁ」と思いました。パンはたった1つのオーブンで順番に焼き上げていくため、時間帯によって食べられるパンが違うのですが、これもまた楽しみのひとつかも。確かに、パンの種類が豊富なお店もありがたいけれど「今日は何のパンがあるかなー」なんて思いながらお店を覗きにいくのも楽しいじゃないですか?私たちが座ったときには焼きたてのあんぱんが並んでいて、厨房ではフォカッチャを作っている最中でした。あんぱんはあまり食べない私ですが、この焼きたてあんぱんはとってもおいしかったです。普通あんぱんの周りって、柔らかい白パンじゃないですか?でも、ここのはしっかりした歯ごたえのある天然酵母パンで、噛むほどに味が出るというか…。一緒に頂いたカフェラテもまさにシアトルの(チェーンではない)街角のカフェの味!おいしかったです…。

他にも市場内には「鎌倉しふぉん」という無添加シフォンケーキのお店や、手作りアロマの専門店(ここで買ったラベンダーの練り香水が最高にいい香りでした)、手づくり布モノ(Tシャツやカバンなど)のお店もありましたよ。この市場はJR鎌倉駅から徒歩3分ほどの場所にあります。

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次に江ノ電に乗って、江ノ島へ。目的はただひとつ。名物「生しらす丼」を食べること。鎌倉も含め、この近辺にはしらす丼を食べさせるお店がたくさんありますが、江ノ島にあるお店が元祖なのだそうです。そのお店は「とびっちょ」という名前。江ノ島に渡って1分ほどあるいたところにあります。さすが元祖だけあって行列ができていて、結局20分ほど待ってやっと入ることができました。(この日、外は雨風が強くて寒かったのでかなり辛かった~)近所に2号店「たこ島」ができていて、そちらの方が若干待ち時間が少ないそうです。

私は生しらす&釜揚げしらす丼を注文。そして2人で生しらすと芝エビのかきあげをシェア…と思ったらものすごい大きさのかきあげが来てしまいびっくり。顔の大きさよりでっかいのです。丼もかなりボリュームがあったのでさすがに食べきれず、申し訳ないことに残してしまいました…。反省…。

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これが生しらす&釜揚げしらす丼。真ん中に卵がのっていて、これをポン酢かしょうゆで溶いて釜揚げしらすのほうにかけます。生しらすは直接ポン酢かしょうゆをかけて。他にはレタスやわかめ、しょうがなどが乗っていて混ぜながらいただきます。見た瞬間の「おいしそうな」インパクトでは生しらすの方が上なんですが、全部生しらすだとさすがに飽きてしまいますので、半分が釜揚げしらすというのが正解かも。それに釜揚げのほうがごはんとも良く合うというか(食べなれてるせい?)しっかり混ぜ込んで食べるとホントにおいしい!でも、しらすを生で食べられるなんて、ここならでは。釜揚げにしないとすぐに鮮度が落ちる魚だから、持って帰って食べるってわけにはいかないですもんね。というわけで、ここに来たからには生しらすはやはり食べておくべきですね。

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こっちがびっくりサイズのかき揚げ。湯のみとの比較で大きさが分かるでしょうか?持ち帰って家でうどんに乗せて食べたかったなあ。

何度も言いますが、この日の江ノ島はとっても寒く、しらす丼を食べ終えて満腹になった私達は海産物を売る土産物屋には見向きもせず(この時はもう魚はいいやって感じだったから…)雨に濡れながらまた長い橋を渡って駅に戻りました。前方から吹き付ける雨に傘を向けながら下を向いてひたすら歩き続ける私の脳裏に浮かんだのは「広重の浮世絵」でした。

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                       ↑これです。

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雨で濡れた駅の柵(手すり)の上に妙なものを発見。何だろうと近づいてみて大ウケ。上についているスズメのモチーフに手作りの毛糸の服が着せてあるのですが、服が雨に濡れないようにビニールをレインコート風に巻きつけてあるのです。

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後ろからみるとこんな感じ。可愛すぎます。

さて、無事鎌倉に戻り、もう一軒、行きたかったカフェで冷えた体をあたためようと、鶴岡八幡宮近くの「大佛茶廊(おさらぎさろう)」というところへ。ここは「赤穂浪士」や「鞍馬天狗」などで知られる作家の大佛次郎氏がお客様のもてなしの場として使用していた建物をIDEEがプロデュースして土日限定のカフェに生まれ変わったという場所。立派なお庭があったり、廊下の隅に飾られた花や玄関のしつらえなど、「日本の美」という感じで、その中におかれたIDEEの椅子とテーブルのセットが妙にしっくりなじんでるのが面白い。温かな和室の中でお庭を見ながら飲むカフェオレの味は格別でした。

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このインテリアだけでも一見の価値ありです。

最後に立ち寄ったのがあの鳩サブレーの「豊島屋」。ここではひとつぜひ、紹介したいあるモノがあるのですが、それについては別の記事でお知らせすることにします!
by cita_cita | 2006-11-21 23:41 |
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