「UDON」

e0066369_18353115.jpgUDON、見てきました!
見に行った理由は2つ、私の大・大・大好きなさぬきうどんの映画であることと、さらに輪をかけて大好きなトータスが主人公(ユースケ・サンタマリア)の親友役で出演してるということ。

正直、映画としては話がうまく出来すぎという感じですが、まあそこは置いておいて…。なんていうのかな、うどんを取り巻く奇跡というか、おとぎ話という感じのストーリーなので、実写の映画よりはマンガとか、絵本にしたらすごくいい話になると思うなー。

でもね、やっぱり香川やさぬきうどんに思い入れのある人から見ると「あ、あの店や!」とか「あのおっちゃんが出てる!」とか、別な楽しみ方ができてよかったし、さとなおさんの影響で「恐るべきさぬきうどん」やホットカプセル(恐るべきさぬきうどんの発祥のきっかけとなった「タウン情報かがわ」の出版社)から出た本やその他のうどん本を読んでたから、出てくる人たちのモデルになった人や背景もちょっと分かったりして楽しめました。なにより、丸亀出身である監督の地元への思いが詰まっていて、ふるさとを大切にする気持ちってやっぱりいいよなーって思いました。

なんだかんだ言って結構楽しんだなあ。最初に中北が出てきて、お客さんがアスパラ持ってきたとき「あ、そうそう、ここはお客さんが持ち込みしたものを揚げるんだったよな」とかおばちゃんが「ねぎは裏の畑からもってきて!」と言うのを見て「あ、これはなかむらや」とか卵の天ぷら(青海苔いり)を見て「これ、竹清!行きたいけど土日祝休みやから行ったことない!」とか「うわー!赤坂のおばちゃんの喋り、久しぶりに聞いたー!」とか一人でクイズ番組みたいに楽しんでました。

私が見ている中で気付いた店は、中北、やまうち、なかむら、松岡、道久、さか枝、谷川、宮武、長田in 香の香、山越、日の出、小縣家、竹清、池上、赤坂、田村、あたりや、白川、はまんど(これはラーメン屋)です。他にももっと登場してたけどさすがに全部は分からなかった。トータスがなかむらの店外の空き地でうどんすすりながら笑ってるのとか見たら無性に食べに行きたくなっちゃった…。

ユースケのお姉ちゃん役の鈴木京香がうどんを目の前にじーっと考えるシーンがあって「うわーっ、熱いうどんに熱いだしやねんから、はよ食べな伸びる!ボケッと見てないで早く!」と一人で焦ってしまったり(笑)

そういえば最後に劇中のユースケの実家である松井製麺所の新メニューが色々登場するのですが、その中でちらりと映ったカレーうどん!あれがなんとお盆のさぬきツアーで私が食べそびれた(玉切れだった)松井うどんのカレーうどんそのものだったのです。あれを食べるために詫間まで行ったのになあ…。ちなみに松井うどんは本広監督の実の弟さんがうどんを打っておられます。あと、登場した中で行きたいなーと思ったのはユースケと小西真奈美がうどんにハマるきっかけとなった三島製麺のうどん。あそこのおばちゃんとの会話が、めちゃくちゃリアルで「そこの上にあるネギのせて、醤油かけて卵割って…」とか「今日は天気がいいけん、表で食べても気持ちいいですよ」というあたりを見てるとますますさぬき行きたい熱が高まってしまいます。

うどんブームを表す場面では、見た人は分かると思うけど、あまりにも多くの映像が分割された画面の中でぐるぐるといっぱい動いたのでしつこいというか、ちょっとやりすぎかなーと思うところもあったのですが、地元の人の協力なしではできなかった映画だから、できるだけ多くの人を出してあげるためにもしかたないのかな…でも私としては大好きな池上の瑠美ばあちゃんとか、私のうどん観を買えた田村のおじさんのニコニコえびす顔や、しばらく行ってない谷川のおばちゃんたちの元気な顔が見られたのでうれしかったな。

讃岐富士のある美しい風景や、低くおわんみたいに可愛い山(いつも思うけど日本むかし話にでてきそうな形!)がポコポコならんでその前に川が流れていたり、小さなため池があちこちにいっぱいあったりする、あのさぬき独特の風景が何度も出てきて、やっぱりキレイなところだよなーって、自分のふるさとでもないのに感動してしまった。あと、ブームのせいでお客さんが狭い道にいっぱい車を駐車したりして近所に迷惑をかけるのがいやなので店を畳もうとする店主や、玉切れで行列が立ち去った後にいっぱい残されたポイ捨てのゴミを一生懸命拾いながら歩く近所の人の様子なんかも出てきて、このあたりは本広監督からの問題提起なのかなと感じましたし、かなりリアルな話なので自分も気をつけなければと思いました。

設定的にはマンガチックで無理のある部分もあったけれど、結構ホロリとする場面もあったりして…。それにしても、うどんは香川県民のソウルフードだということを改めて感じさせられる映画でした。本広監督がこの映画を作ったのだって、香川やうどんを愛する気持ちあってのことだろうし、実際、作中に出てきたようにあんなに小さなころからうどんと共に歳を重ねれば、「うどん大好き!」なんて特に意識しなくても、自分の中にうどんの味は一生染み付いて離れることはないと思う。だから、ユースケが演じた主人公みたいにしばらく家を離れたさぬきっ子が、うどんを食べた瞬間ふるさとを思い出してぐっとくるっていう気持ちは大げさな作り話ではないんだろうな。それこそがソウルフードって言うものだよね…。

あなたにとってのソウルフードは何ですか?
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by cita_cita | 2006-08-31 00:32 | 映画
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