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台湾食い倒れ旅行 その3

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さて初日のレポート第3弾です。初日だけでずいぶん長くなってますがこれで終わりますのであとしばらくのお付き合いを…。

小上海を出た私達はタクシーで龍山寺へ。お寺の近くにある華西街夜市へ行くのが目的です。夜市といえば台湾観光の目玉ですよねー。日本でいえばお祭りの夜店や屋台みたいなのが通りの両側いっぱいに集まった場所で、でも日本と違うところはそれが決まった期間ではなく毎日やっているということ!しかもそれが1ヶ所だけでなく台北だけで何ヶ所も。台湾全土だと大小数え切れないぐらいあるといいます。台北の四大夜市といえば最大規模の士林(シーリン)、饒河街(ラオフージェ、別名は松山夜市)、臨江街(リンチャンジェ、別名通化街夜市)、そしてこの華西街(ホアシージェ)です。その他にも台北市内だけで小さい夜市がいっぱい!華西街夜市はガイドブックなんかだと「ちょっと怪しげな」夜市として紹介されていますが、普通に持ち物や身の回りに気をつけていればそんな危ないことはありません。ここがもともと花街だったため、そのなごりで今でも蛇を食べさせる店やちょっとアダルトな店などが並んでいて、店の前で蛇の皮を剥ぐショーなんかも行われているので、「怪しい」という形容詞がつくんでしょうね。でも、華西街夜市のアーケードの周りには他にもたくさんの屋台街があって、さらに龍山寺の観光も含めてかなり楽しめる夜市で、私は大好きなんです。他には士林にも行ったことがあるのですが、あまりにも規模が大きすぎて人酔いしそう…士林夜市の食堂街は体育館のように屋内にあるので雨の日は便利なんですけどね。その分混雑度もすごいですが。そして私の苦手な臭豆腐の匂いが充満しているのが玉にキズ…。

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龍山寺の前で降りたら目の前で生フルーツ売りが出ていたので、マンゴーを試食。甘くておいしーい!マンゴー、ライチ、バナナ・・・旬の台湾フルーツは最高です!そこから目的の夜市へ。実は、華西街夜市に並行して伸びている道(悟州街というらしい)と、それに交差して東西に伸びている道にもいっぱい美味しい屋台が出ているのです。すごく活気があって私は絶対こちらのほうが好み!屋台で売っているメニューはめちゃくちゃ種類が多いので好みのものを見つけたらまずそこで買った方がいいかも。華西街はそれほどでもないけど士林は巨大なので戻ってくるだけで大変です。まずは本日最初の屋台で炒米麺(ビーフン炒め)と花枝羮(いかのとろみスープ)を。このお店の炒米麺はちょっと甘めの味付けで味が濃かったのでさっぱりしたものが欲しくなり、そこからちょっと歩いて私の好きな懐念愛玉という店で愛玉子(オーギョーチィ)というデザートを…。愛玉は台湾でしか取れない果物で、熟した実を乾燥させて水に浸して揉むとゼラチン質が出てきて水がゼリー状にプルプルに固まる不思議な食べ物です。このままだと味がないのでシロップに浸したりレモン味を付けたりして食べます。この次の日、迪化街(乾物や漢方の市場みたいなところ)で乾燥した愛玉の実物を見ましたが、その時点では全然おいしそうに見えませんでした。それがこんなにおいしいデザートに変わるのだから驚きです。愛玉はかなりさっぱり味なのでマンゴープリンとかと比べるとインパクトに欠けるのですが、暑~い日や、油っぽいものを食べた後には本当においしいです。

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これが愛玉子。この水槽みたいな中からお玉ですくって豪快にビニール袋に入れてくれます。そこにストローを入れて飲むのですが柔らかいのですぐ崩れてチュルチュル口の中に入ります。食感的にはウィダーインゼリーかな?

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この後、私の大好物の胡椒餅(ファージャオピン)を買い食いし、あとのメンバーは魯肉飯(ルーローファン。台湾庶民料理の大定番)を食べておなかいっぱいになったところで最後のお楽しみ、泡泡冰(パオパオピン)です!泡泡冰は台湾版カキ氷。日本のとどう違うの?と思いますが、ベースは同じです、氷だから世界共通。でも、トッピングが半端ではないのです。フルーツ山盛りのが有名ですが、私達はこの地域の超人気店「龍都冰菓専業家」の八寶冰という人気メニューを食べました。八寶冰とは日本の漢字にすると八宝氷。八種類の美味しいトッピングがたっぷり乗ったカキ氷です。トッピングは主に豆類とお餅系。そこに5元プラスでミルクをプラスしてもらいます。これがめちゃくちゃ氷と合うのですよ。みんなで分けたのですが、ぺロリと食べられちゃいました。やっぱり夜市、混んでるし冷房がないから大変だけどそれを我慢しても行く価値あります。楽しいです!
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これが胡椒餅です!インドのナンのように釜の側面に貼り付けて焼いてあるので皮はパリパリです。真ん中の穴が釜の入り口で、そこから焼きあがった胡椒餅を出しては周囲に並べるのですが、それが次々飛ぶように5個、10個と売れていきます。中には豚肉と葱をピリッと辛い黒胡椒で胡椒で味付けした具がぎっしり入っています。これはハマる!

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胡椒餅の皮を2つに割ると…。肉あんがこんなに!!めちゃくちゃジューシーで、日本の肉まんのミンチより粗く刻んだお肉がギューギュー詰まっています。この味は日本にないです…。

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大人気のカキ氷屋さん、龍都冰菓専業家の看板。派手な夜市でもひときわ目立ちます。

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そしてこれが八寶冰。トッピングはゆでたピーナッツ、緑豆、小粒あずき、大粒あずき、タロイモ、芋圓(タロイモの粉の白玉)、脆圓紅(ピンクの柔らかいお餅)、QQ圓(一口サイズの水饅頭)です。見た目はむむむ…って感じなんですが、これがめちゃくちゃおいしいんです!! 豆が何種類も入ってるのですが、豆ってこんなにそれぞれ個性的だったの!?と改めて豆のおいしさに開眼してしまいそうな予感…。百聞は一食にしかず!ぜひ台湾で食べてみてほしい逸品です。概して台湾のデザートは見た目より絶対食べたほうが美味しいと思うのですが、これは私だけの意見でしょうか…。ちなみにQQってのは、台湾の人が「弾力がある」様子を表すときに好んで使うほめ言葉らしいです。とにかく台湾ではQQであることがすっごく大切らしく、たとえばブラックタピオカとかグミとかパスタはQQでないと!という感じらしい…。身近に台湾の方が居たらQQって言葉をよく使うかどうか聞いてみてください。

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そして本日の仕上げは、マッサージ。台湾に来てマッサージは外せませんよね。この日は中山駅の近くにある「楽天養生会館」というお店で足ツボマッサージと角質とりをしてもらいました。夜市で遊びすぎて11時に到着したため、店内にお客さんはまばら。それはいいとしてマッサージ師までまばらです。でも安心。こういうときは大抵お店から召集がかかり、出張マッサージ師が駆けつけてくれます。足湯で足を温めてから皆で並んで足ツボマッサージと角質とりを。どうもこの店で角質とりを担当しているのは店長の李さん1人だけみたいで、1人ずつ順番に丁寧にやってくれます。足のかかとの硬~くなった皮膚を何種類もの道具で削っていきます。言葉は悪いですがまるでかつお節みたいにひらひらと削られた皮が落ちていきます。(お店の人は「足から雪が降りますよーと言ってました 笑) かなり削るんですが、全然痛くはないんですよ。削ってもらった後の足の裏はふんわりもちもちしていて自分の足ではないみたいでした!これからのサンダルの季節には絶対おすすめですよ!あと、足ツボのときにふくらはぎまでマッサージをしてくれるのですが、マッサージ後の足と前の足、左右で色が違うのでびっくり!結構がよくなってくすみが取れたのか、マッサージしたほうの足は明らかに透明感があって白いのです。これを見て、家でもちゃんと手入れしないといけないなーと実感したのでした…。結局全員が終了したのは午前1時ごろ。お店の皆さんお疲れ様でした!私達もホテルに入って長~い1日がやっと終わりです。
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こんなに!角質が!取れるんです!!!!誰でもですよー!
by cita_cita | 2006-06-19 23:40 |
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