台湾食い倒れ旅行 その2

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さてさて坦仔麺と小龍包でおなかいっぱいになった後は、私のお気に入りの場所、猫空(マオコン)に移動です。猫空は、鐵観音(てっかんのん)烏龍茶の産地である木柵(もくさく)という場所にあります。台北からのアクセスも良く、MRTとタクシーやバスを乗りついて4~50分ほどで到着します。駅からタクシーを拾い、5人ギューギュー詰めで山道を登ること約15分、茶藝館の看板がずらりと並びます。この辺りには実際にお茶を育てている茶園に併設された場所で景色とお茶を楽しめる茶藝館がたくさんあります。お茶畑の中でほぼ露天状態で飲むような場所から台北市内にあるような家具やインテリアにも凝ったお店までよりどりみどりです。

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これが猫空の道中にある看板。全て茶藝館の看板です。どこに行こうかなー。

茶藝館というのは中国茶専門の喫茶店のことで、台北市内にもたくさんあります。1グループにつき、希望のお茶の葉を1種類(人数が多ければ2種類)と、人数分の水代(チャージみたいなもの)を払えば何時間でものんびりお茶を楽しむことができます。茶葉は気に入ったものがあれば持込み料を払って飲むことが可能な店もあります。お茶請けやお料理を頼むこともできます。1人で行くと高くついてしまうのですが、複数で行けばまったりと優雅な時間を過ごせます。お茶は功夫茶(くんぷうちゃ)という台湾スタイルの作法で飲みます。とはいえ、歴史は浅いので日本の茶道のような難しいルールはあまりありません。店の人にちょっと教えてもらえば誰でも覚えられると思います。色々道具や手順があるので最初はひるんでしまいますが、実はどれも作法というよりはお茶を美味しく飲むための工夫でしかないので緊張する必要はありません。手順というのは例えば茶器を先に湯で暖める、一煎目はアクが強いので捨てる、最初に聞香杯(もんこうはい)という口の小さな器に入れてお茶の香りを楽しむなどです。

実は猫空は夜景が美しくデートスポットとしても人気があるため、お店の混雑のピークは夜から深夜にかけて。深夜2時や3時ごろまでやっているお店もたくさんあるほど。みんな家族や友人同士、恋人同士で時間をかけてお茶を囲み、食事やおしゃべり、マージャンや中国将棋を楽しむそうです。今回はたくさんある茶藝館の中から縁續縁(ユエンスーユエン)というお店に行きました。私達が到着したのは5時頃だったのでまだ明るく、人もまばらで好きな席を選ぶことができました。このお店は店内に小さな池が作ってあり、座席も全て個室になっていて、とても凝った造りになっています。私達は「蓮」という名前のお部屋を選びました。トップの写真がそのお部屋です。すっごくいい感じでしょう?

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これはお店の外観。猫空の中ではかなり立派な部類の建物です。

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これが功夫茶のセット。お茶請けにかぼちゃの種(白いほう)と茶梅(お茶の葉と黒砂糖で漬けた梅の実)を選びました。1つ頼むとこんなにどっさり出てくるので食べるのが大変!かぼちゃの種は殻を剥いて中身だけを食べます。中身は緑色でピスタチオのような味です。私達は最初殻ごと食べて全員微妙な反応をしてしまいました(笑)

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向かいのお店のテラス席。猫空の素晴らしいロケーションが分かっていただけるでしょうか?

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お茶を飲みつつ窓から見える夕焼けを堪能。連日豪雨が続いていたとは信じられない…。でっちの晴れ女パワーに感謝です。

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みんなで記念撮影。いーい感じじゃないですか?

たっぷりお茶とおしゃべりを堪能した後、再び台北市内へ。目指すは夜市だー!
でもその前に行きたい店があったのです。目指す華西街夜市の北側にある祖師廟の隣に原汁排骨大王という店があり、そこの排骨湯(豚のスペアリブと大根のスープ)がめちゃくちゃおいしいとの情報を入手していたのです。ちなみに台湾で「○○大王」って名前の店が良くありますが、専門店によくある名前みたい。例えば「台北牛乳大王」はミルクを使ったドリンクが看板料理の店。日本人にとってはインパクトある名前ですよねー。しかも原汁って…。混ぜ物をしていない純粋なスープのことだと思うのですけど、漢字を読めるだけにちょっとびっくりですね。ちなみにお菓子やヨーグルトなんかで原味と書いてあれば、「プレーン」という意味ですね。

で、その排骨大王なんですが、情報によれば営業時間は9:00~20:00。どうもギリギリ間に合わない模様…どうしよう、行って開いてなければさっきの小上海に続いてダブルショック…。というわけで、急遽路線変更して今なら確実に開いている小上海に向かうことにしました。排骨大王よ、さらば! また台湾に来るときまで!!

さあ、小上海に来ましたよー。長く待たされただけに(って勝手に閉まってる時間に行ったんだけど)、しかも鼎泰豊で肩透かしをくらっただけに、さらにお茶をがぶ飲みして食欲が増しているだけに期待度50倍です。私となおっちは小上海経験者だけど、あとの3人は初めてなので私達の「小上海賛美」にあおられて期待は無限大∞に高まっている様子…。私が小龍包を注文する声も思わずうわずってしまう始末…。果たして小上海はこの期待に応えてくれるでしょうか?

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出たー!これが小上海の小龍包です!メニューでは干貝湯包という名前になっています。その名の通りホタテのスープがもぉすっごいたぷたぷに入っていてアツアツのハフハフのじゅわーっと肉汁が…もうたまりません!これ、これこそが小龍包ですよ!やけども厭わない覚悟で食べるのが小龍包の醍醐味ですよね?
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肉汁の重みでたっぷんたっぷんなってます!

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これが定番の食べ方。酢醤油に小龍包をつけて、新鮮なせん切り生姜をのっけてレンゲに乗せてぱくっと一口で食べると…絶対やけどするんですけどね。でもサイコーにおいしいです。やけどが怖ければ皮を少しかじってそこから出たスープをチューチュー吸ってください。

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これは揚げパンですね。中華の揚げパンはおいしいですよねー。外がサクサクで中はふーんわり甘くって。でも最初めっちゃ熱いです。やけどに注意!

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これは芝麻包。ごままんじゅうです。名前だけ聞いたら頼まないでしょう?だって普通っぽいですもんね。でもこの店に行ってこれを頼まないで帰る人が居たら私は引きずり戻して食べさせると思います。「もうおなかいっぱい」と言われたら無理やり口に突っ込むと思う。それぐらいおいしいです。何がおいしかというとですね、あんがね、小豆あんじゃなくて黒ごまあんなんですが、超おいしいチョコレートクリームのような魅惑的な味なんです。多分小豆は入ってなくて、黒ごまペーストと砂糖(ざらめか黒砂糖かな)で作ったあんで、それはもうねっとりとつやつや輝いていて、その中に砂糖とすりゴマのジャリジャリ感があって…何?分からない? そうですね、食べてみないと分からないと思います、どのくらいおいしいのか。以前小上海に行ったとき、中国在住の友達夫婦(どっちも日本人)が一緒だったのですが、そのダンナの方が普段はあまり感情をあらわにしないひょうひょうとした人で、小龍包でさえ淡々と食べていたのですがこの芝麻包を口にした瞬間「むうっ」とまるでミスター味っ子みたいな声を出したんですよ。で、その次にやっと口にした言葉が「やばい…!」でしたからね、それぐらいおいしいです、ハイ。

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これが小上海です。鼎泰豊と比べるとめっちゃ庶民的。知らなかったら普通は素通りするでしょう…。

はあー、まだ1日目なのに、終わらないんですよ…。その3に続きます!
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by cita_cita | 2006-06-16 00:02 |
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