和歌山旅行2006春~まち歩き編~

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3ヶ月ぶりに紀州みなべに遊びに行ってきました。
今回もみなべの友人、れいこさん宅に滞在させてもらいました。いつもいつも本当にありがとうございます。

天気予報は雨でしたが、なんとか曇りで留まってくれていたので、土曜日の朝ごはんは恒例のデッキでの朝食。海外リゾートに行かなくても、温泉旅館に泊まらなくてもこんなにゆったりした時間が楽しめるなんて幸せ…。この日は曇りだけど、海はちょっと荒れていたので美術館に行くことに。和歌山県立近代美術館で開催されている「ベトナム近代絵画展 花と銃 -インドシナ・モダンの半世紀」を見に行くために、和歌山市に行きました。みなべからは車で1時間弱で到着します。オープンしてから12年経っているとは思えないキレイで立派な美術館です。今回一緒に美術展を見に行ったれいこさんとくりちゃん、そして私の3人ともベトナムに行ったことがあるのだけどベトナム美術っていうのはあまり親しみがないためどんな絵が見られるのか興味津々。

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ここでは1925年のフランス植民地時代からインドシナ戦争、ベトナム戦争など数多くの戦争を経て社会主義国家となり、ドイモイ政策が始まった1980年台までのベトナム美術(主に絵画)が展示されています。私は美術の専門知識はないので、素人目から見た印象を少し。今回のコレクションが特にそうだったのかもしれませんが、戦争を取り上げた絵であっても、素朴で人々の生活を描いた作品が多いような感じを受けました。戦争に次ぐ戦争の歴史を潜り抜けたベトナムで、その戦時下に描かれた作品であれば当然どこかに戦争の匂いがするものですが、戦争の悲惨さやそれに対する抗議、また逆に戦争を賛美するような作品はあまり目立ちませんでした。(確かに国民を鼓舞するためのプロパガンダのポスターはありましたが、これは戦時中はどの国でも見られるものですよね)どちらかというと、兵隊の食料として収穫した稲を倉庫に集めて豊作を喜び合う農民の姿や、ライフルを脇に立てかけて中庭のベンチに腰掛け、赤ん坊に乳をやる母親の姿など、戦時中に一瞬訪れるつかの間の平和な時間を描いた作品が目に付きました。しかしやはりインドシナ戦争前、ハノイに美術学校が設立された当時はアオザイを来た美人画などが中心であるのに対し、戦争が始まってからの作品は、そのどこかに戦争の匂いがします。瞳の美しい凛とした女性が海辺に立つ姿を描いた作品でも、彼女が着ているのは軍服であったり、幼い子供たちが集まって託児所のような場所で仲良くおえかきしている情景を描いた作品にも、子供の書くイラストに兵隊さんの姿が描かれていたり…。結局、この時期のベトナムにとっては、誤解を招く言い方かもしれませんが「戦争が生活の一部」であったのでしょう。また、もう一つ目に付いたのはホーおじさんことホーチミンを描いた作品がとても多かったこと。 それも、ホーチミン単独の肖像画ではなく、子供たちの学校にホーチミンがやってきて勉強を教えている姿や、民衆の真ん中に立ち、大勢の人達からプレゼントの花を受け取っている姿など。これを見ていると、ホーチミンがベトナム人にいかに親しまれ、愛されているかというのがよく分かります。あと、西洋でポピュラーな油絵よりも、絹に絵の具で描いた作品や、木の板に漆で描いた作品などが多いのも印象的でした。中には、戦争中の物不足の中、独学で絵をマスターしたという男性が新聞紙の上に絵の具で描いた作品もありました。

美術館を出て海南方面へ。途中少しおなかが空いたので何か食べようかと思ったら大きなモスバーガーの看板が。そういえば最近食べてないなあ…と2人を誘い店内へ。ここは緑のモスなのでした。緑のモスは看板が従来の赤色と違って緑色なところからそう呼ばれていますが、要するにちょっと高級版モスって感じ。ここにしかない14:00からの限定メニュー「匠味」バーガーを初めて食べました。一番安いプレーンの匠味でも610円します。私は「匠味チーズ」、くりちゃんは「匠味アボカド山葵」を選択。注文すると「匠味は10分ほどお待たせしますがよろしいでしょうか」と店員さん。多分手が掛かるのでしょう。気長に待っていると、テーブルの上に紙のランチョンマットとフォークを置きにきてくれました。ファミレスみたい。高級シリーズだけあって、他の商品と差別化を図ろうとしているのがよく分かります。陶器のお皿に乗って出てきた匠味を食べての感想は・・・お肉がハンバーガーのお肉というより、もっとしっかりした味で、野菜がしゃきしゃきして美味しかった!あとたまねぎたっぷりのソースもよく合っていて美味しかったです。モスは野菜が本当においしいですね。念願の匠味を食べられて満足です。でも、次は普通のを頼むかな…だって、普通のモスバーガーでも充分おいしいのだもの(笑)
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これはアボカド山葵。わさび醤油風味のソースは自分で合わせてかけながら食べます。
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こっちは匠味チーズ。たまねぎとか、ハンバーグもかなり本格的。

海南ICから高速に乗る前に、「黒江のまちなみ」という看板を見つけて行ってみました。ここ黒江は古くは漆器の町として栄えた場所で、輪島にも影響を与えたほどだそうです。今もそのまちなみの一部が少し残っています。車で進んでいくと目の前に現れたのは「黒牛」の文字。黒牛といえば、私にはとてもなじみのある日本酒の銘柄です。私が10年来通っている阿倍野の居酒屋「和源」ではこの銘柄しか置いていないため、全国的にはそれほどメジャーではない(すみません)この黒牛を知るきっかけになりました。それほど華やかさはないですが、飽きの来ない日本酒らしいお酒です。黒牛というのは銘柄で、蔵元の名前は「名手酒造」というそうです。ここに偶然来るまで黒牛がここで作られているだなんて全然知りませんでした。 うれしくて、つい中に入り色々お酒を見せてもらいました。私は今回お酒は購入せず、和歌山の湯浅地方の名産品である角長のお醤油ともう一つ別の醸造所のお醤油を買いました。れいこさんが黒牛の生酒を、くりちゃんはお醤油と甘酒を買っていました。(このお酒、翌日の晩に飲みましたがとってもおいしかった!)
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黒牛茶屋。黒牛や醤油、金山寺味噌など和歌山名物を販売している他、利き酒もできます。
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黒江の町並み。すぐうしろに山が迫って、緑が美しい。

夕方になりみなべに戻りましたが、残念ながら夕日は沈んでしまった後。明日に期待をしつつ晩御飯の準備。今日は洋食デー。サーモンのクリームパスタ、きのこの温サラダ、アスパラのアンチョビソースがけ、くりちゃんのフランス土産のフォアグラなど。ワインが進みます。このテーブルで食べる食事はいつもおいしいだけでなくて、会話もとっても楽しいので大好きな時間です。最後はみんな大好きな「白くま」アイスを食べて大満足でした。
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一日目の晩御飯は洋食で。「超高カロリーごはんや」と言いながらしっかり食べました。
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by cita_cita | 2006-05-24 00:29 |
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