ブルーベリーフィールズ紀伊國屋

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琵琶湖の西側、山の中腹にブルーベリーフィールズ紀伊國屋という場所があります。ここには、無農薬のブルーベリーとハーブを育てる農園と無農薬・有機野菜を素材に使うフレンチレストラン、それからパン工房が併設されています。

日曜日のお昼、このお店のランチを食べに行ってきました。京都からは、1号線から滋賀に出て、湖西道路経由で山を上がっていく方法と、京都市内を北上し、大原を越えて途中峠から滋賀に入る方法があります。行きは1号線経由の南回り、帰りは途中峠経由の北回りで行くことにしました。目的地にたどり着くまでは比較的走りやすい道ですが、最後だけ急勾配があります。でも、よほど運転慣れしていない人でなければ、問題なく到着できるはず。この日はあいにく雨降りで霧も出ていたのですが、晴れた日にはレストランの前に広がるブルーベリー畑をバックに、琵琶湖とそれを取り巻く山々の眺めが眼下に美しく見渡せるそうです。春から夏にかけては畑の緑と花が見事だろうと思います。

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雨の日は土と緑の匂いが濃くなるから、雨模様もまた雰囲気があっていいなと思う。

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アミューズ。炊いた玄米にふきのとうを混ぜ、ふきみそのソースをのせてパイで包み焼きしたもの。

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オードブル。菜の花の4種の前菜。上から時計回りに菜の花のソテーとしらすのソースがけ、菜の花のおひたしの生春巻き、菜の花のフリッター、菜の花のコンソメゼリーよせ。同じ素材なのに味も見た目も、緑の微妙なトーンも全て違うことが驚きです。

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スープ。福井の田谷さんが育てたごぼうのポタージュ。すっごく力強い土の香りを感じました!

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メイン。天然の桜鯛のソテー、桜風味のソース。桜の花と葉の塩漬けをたっぷり使ったソースが、ふわふわの鯛と絶妙に合います。鯛の下にはやわらかく炊いたはとむぎが敷き詰めてあって、ソースとよくからむので桜の味がしっかり味わえます。これは驚きの組み合わせでした。

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デザート。いちごをたっぷり使ったムースと桜のジェラート。同じ桃色でもこんなに違う味を楽しめるなんて。

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食後のハーブティー。レモンタイム、レモンセージ、レモングラス、ミントなど生のハーブを何種類も入れたハーブティー。驚くほどクセがなく、さわやかな味。こんなにおいしいハーブティーは初めて飲みました。

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特製のハーブバター。一皿一皿、違うお花が添えてあります。

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盛り付けに使用する飾り用のお花。春の彩りを添えてくれます。

デザートがあまりにもおいしかったので、作り方を尋ねるとパティシエを読んでくださいました。その方の物腰がとっても柔らかく、お店に対する深い思い入れと愛情がじんわりと伝わってきたのですが、実はこの方がこの農園のオーナー、岩田康子さんでした。元の旦那様と離婚された後、20年以上前に京都からこの場所に移り住んで、当時珍しかったブルーベリーの栽培をはじめ、女手ひとつで娘さんと息子さんを育て上げられたのです。途中、家が火事で全焼するという逆境に見舞われたものの、そこからさらにハーブ農園を広げ、レストランを改築して、今のように何人もの従業員を雇う身になられたそうです。そんな強さを持った方だからこそ、あんなふうに柔らかく、優しく人に接することができるのだろうなと思いました。今、このお店で作られている自家製のジャムは本当においしいと評判で、デパートでも取り扱われているそうです。私もバラのジャムとブルーベリーのジャム、そしてブルーベリーのスコーンを買って帰りました。バラのジャムは紅茶に入れて飲もうと思います。また楽しみができてしまった…。
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by cita_cita | 2006-04-03 23:39 | おいしいもの
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