桂つく枝 「つくしんぼ落語会」に行ってきました

e0066369_120147.jpg落語が見てみたい!という容子ちゃんと一緒に「つくしんぼ落語会」に行ってきました。第20回目を迎えるこの会は、桂つく枝さんとその弟弟子さんとの合同落語会。会場はなんばNGK前のワッハ上方でした。ワッハホールではなく、定員50名の小さな会場だったのでどの席に座ってもよく見える!容子ちゃんは先日地元で行われた桂三枝さんの高座を見に行ったそうなのですがその時とはえらい違い!とびっくりしていました。これだけ近ければ声もマイク無しで届くし、表情もバッチリ見えます。

この日の演目は、桂 ひろば「開口一番」、桂 つく枝「角力場風景」、林家 染左「隣の桜」、そして中入りの後に 桂 つく枝 「壺算」でした。やっぱりつく枝さんは面白い!もう出てきただけでお客さんのワクワク感が会場に充満するんですよ。

「角力場風景」(すもうばふうけい)は、大相撲を見に行った観客のやりとりを面白おかしく描いた演目です。比較的短いネタということもあって、この日のつく枝さんのまくらはめいっぱい大サービス、長い長い!この日の昼間に高津神社で故文枝師匠の記念碑の除幕式があったことから、入門当初のこぼれ話や文枝師匠の思い出なども交えてたくさんの爆笑エピソードを披露してくれました。まくらが面白くなかったらそれも辛いはずなんですが、この段階からお客さんは大爆笑! 次から次へと立て続けに面白い話が飛び出すので、聞いている私たちはもう苦しくて苦しくて…前の笑いの余韻にまだ浸っていたいのに、間髪いれず次の笑いがやってくるから、「勿体ないからもっと小出しにしてほしい!」って思うんです。笑いの渦って、よく言いますが、この日はその「渦」というものが見えたような気がしました。

「隣の桜」は一年のうち今だけ、半月ほどの短い期間限定のネタということで、この季節は他の寄席でも演題としてたくさん名前が挙がっていました。林家染佐さんは、まだ若手なのですが、丁稚の定吉に話しかける旦那さんの声色がとっても上手。声も大きくて張りがあるので聞きやすかったです。このネタはずいぶん前に他の人がやっているのを見たことがありますが、同じネタでもやる人によって全然違って聞こえるものだなーと改めて感心しました。

そして最後の「壺算」。これが始まるとき、つく枝さんが何やらスーパーの袋とインスタントカメラを持って出てこられました。何だろう?と思っていると、「年4回開催しているつくしんぼ寄席も、本日で通算20回目ということで、記念の抽選会をします」とのことでした。入り口で配られたプログラムの中に「つく枝の好きな犬ベスト5」というのが書いてあって、その横に犬のイラストがあります。その犬のおしりの下にウンチが描いてあるものが8枚あり、それが当たりだとのこと。ちなみにその絵はつく枝さんが直前に手書きしたそう。賞品は全部で8つ。つく枝さんが天下茶屋の駅前(マイナーやなー)のおかきやさんで見つけてきた「つくしんぼ」というおかきが5名、次回のつくしんぼ落語会のチケットが1名、そして終演後につく枝さんと写真を撮ってサインをしてもらう権利が2名。なんかバラバラですが…。残念ながら私たちは当選しませんでしたが、お客さんが遠慮し合って先におかきとチケットを持っていったので、最後に写真を撮る権利が余ってしまったときのつく枝さんの「あら?」っていう顔がよかったです。 それから、ずっと習っておられるという花柳流の日本舞踊も披露してくださいました。「奴さん」という曲とともうひとつ舞ってくださいました。お座敷でもないのに、高座であんな大勢の前で一人で踊るなんてすごい…。 いいものを見せていただきました!

「壺算」は要領の悪い男が、買い物上手のご近所さんに頼んで、壺を安く買いにいくのに付き合ってもらう話です。後半は狐につままれたような感じで展開していくので、自分でも「どこかお金の計算がおかしいのは分かるけど、一体何がおかしいの???」と、登場人物と一緒にしばらく悩んでしまいました。この日のサゲは、番頭をうまく煙に巻いた客が「それがこっちの思う壺や」というものだったのですが、後日江戸落語の二ツ目(真打と前座の間のランク)、古今亭菊可さんの演じた「壺算」を聞くと下げが違っていました。そちらでは訳が分からなくなってしまった番頭が「頼むからこの小さい壺持って帰ってくれ!その3円も返すから!」というサゲになってて、そちらも面白かったです。こうしてみると上方の終わり方はドタバタの駄洒落っぽいですが、江戸落語はもうちょっとレベルの高いひねった終わり方ですね。これも関西と関東の違いなんですかね…。

終演後、つく枝さんがお客さんと写真を撮っているときトラブル発生!チェキで撮影したのですが、フィルムが悪いらしく全然写真が浮き上がってきません。「あれ?あれ?」と色々やっている待ち時間の間に、ちゃっかり他のお客さんもつく枝さんと携帯や自分のカメラで写真をとってもらうことができました。もちろん、私たちも。思いがけないラッキーな出来事にますます幸せな気分で会場を後にして、新歌舞伎座裏のブラッセリー「楽楽座」で遅めの晩ごはんを堪能した私たちでした…。(本当はここでおそばかお寿司ってのが王道ですけどね!)
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開演前になんばCITYのカンテグランデでお茶。中津本店はウルフルズファンにとって聖地同然。
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マサラチャイとともにバナナケーキを。はちみつたっぷり!美味!
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楽楽座のカルパッチョ。シェフはホテルで10年の経験アリ。盛り付けも美しい!
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あつあつきのこのソテーサラダ。ワインがすすむすすむ。
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トマトとアンチョビのパスタ。春野菜たっぷり。夜遅くにこんなもの食べられるなんて幸せ!
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by cita_cita | 2006-03-29 23:08 | お笑い
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