「幸福のお取り寄せ」 秋元麻巳子

e0066369_2328324.jpg見開き右側にイラスト、左側に商品の説明をエッセイ調で紹介してあります。この手の本は国内だけでなく海外をテーマにしたものも含めて結構多いと思うのですが(北欧の雑貨とか、フランスのキッチン用品とか)取り上げられている商品の中に京都のものが多かったので、結構楽しんで読めました。著者が福井県の小浜出身だということで、関西や北陸のものがたくさん紹介されていました。

それにしても、高級すきやきセットとか、有名料亭「紫野和久傳」の京野菜鍋セットとか、日常的にお取り寄せするには手が届かないものもたくさん紹介されていたので、ずいぶんハイソ(笑)な暮らしをしている人なんだなあと思って読んでました。だって旦那様と結婚してすぐにニューヨークのマンハッタンで暮らしましたとか書いてあったので…で、最後まで読んで、プロフィールを見て納得。秋元麻巳子といわれてもピンと来なかったのですが、元おニャン子クラブの高井麻巳子さんだったのです。旦那様というのはもちろん秋元康氏なわけで。そりゃハイソなわけだ(笑) それにしても麻巳子さん、こんな才能があるんですねえ…イラストも上手で(絵手紙風)読み物も楽しかった。でも、こういう人が気軽にお勧めのものを紹介してくれたら、いままで名前も知らなかったおいしいものの情報を得ることもできるし、中には私にも買えるものが載っていてありがたかったです。

e0066369_23241481.jpgそのひとつが「とようけ屋山本」のお豆腐。北野天満宮の近くにある老舗のお豆腐屋さんです。私の家からだと車ですぐに行けるので、本を読んで、早速お豆腐を買いに行きました。木綿と絹ごしを1丁、それと生湯葉(さしみ用)とひろうす(がんもどき)3つ。この日の晩御飯は、よせ鍋だったので、木綿豆腐は鍋に入れて、生湯葉はわさび醤油でいただきました。作りたての湯葉は最高! がんもどきは翌日会社から帰ると、母が大根とにんじんといっしょに炊いておいてくれました。おいしかったなあ。

e0066369_23265050.jpgちょうど日曜の夕方にお店に行ったのですが、車のラジオからはクリスマスソングが流れていて、自分は家で仲良く待っている両親を喜ばせようと「図書館に行く」ついでに内緒で買いに行ったお豆腐を持って帰る途中で・・・と思うと、そういう状況でWham!のラスト・クリスマスを聴いている自分がわけもなく幸せに思えました。もっとワクワクするような(たとえばデートの前とか旅先でとか)状況でこの曲を聴いていたリスナーもいると思うのですが、それを聴きながらおいしい豆腐を買って家に帰る途中というのも、もしかしてかなり幸せなのではないかなと思えたのです。その夜は、家族で鍋を食べ、私の運転で五条にあるローム本社のクリスマス・ライトアップを見に行きました。とってもキレイでした…。
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by cita_cita | 2005-12-14 23:28 | 読書
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