京都の中のアイルランド

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これは私が大好きなアイリッシュパブ「The Hill of Tara」のカウンターから見た写真。京都市役所の近くにあるお店です。ここでは缶やボトルでない正真正銘「生」のギネスはもちろん、キルケニーなどのアイルランドビール、数々のアイリッシュウイスキーが充実しています。e0066369_23244455.jpgフードも、アイリッシュシチュー(羊を煮込んだアイルランドの伝統料理)やビーフ&ギネスシチュー(文字通り、ギネスで牛すね肉を煮込んだシチュー。ギネスのコクがデミグラスソースにまけないぐらいいい味)、フィッシュ&チップスなどたくさん揃っているので、晩御飯づかいもOKです。今回はビーフ&ギネスを食べましたが私の密かなお気に入りはピクルド・エッグ、ゆで卵のピクルスです。ゆで卵をカレー風味に漬け込んだもので、さっぱりしてるけどビールにもとっても合うのです。

e0066369_23354947.jpg今日みたいな寒い日には、ギネスでなくホット・ウイスキーもいいかもしれません。私の好きな飲み方はホット・ウイスキー・トディ(Hot Whiskey Toddy)。ウイスキーをお湯で割り、角砂糖を1個いれたものにレモンのスライスとクローブ(丁子)をトッピングします。この際、クローブはレモンスライスに突き刺すのが私の好みだけど、これは店によってさまざま。クローブを刺さずにそのまま放り込んであることもあるし。でも突き刺したほうが見た目がかわいいような気がする。それだけなんだけど(笑) これね、本当に体の芯からあったまります。そして砂糖が入ってるのでウイスキーがあんまり得意でない人もカクテル感覚(カクテルなんだけど)でいただけます。アイリッシュパブでなくても普通のバーでもやってくれるメジャーな飲み方なので、ぜひトライしてみてください。実は私が21世紀最初に飲んだ飲み物はこのホット・ウイスキー・トディでした。 そのとき北アイルランドのベルファストにいて、寒くてガタガタ震えてたら友達がパブで頼んで持ってきてくれた、思い出のドリンクです。家で作るのもクローブさえ用意すれば簡単ですよー。私は一時インド料理に凝ったことがあったので、家にクローブが山盛りあります。欲しい人にはお分けします(笑)

ところで上のウイスキーの綴り、変だな?と思ったあなたは鋭い。普通Whiskyっていう綴りのほうが日本ではメジャーかもしれません。この違い、分かりますか?Whiskyはスコッチとカナディアン・ウイスキー、Whiskeyはアイリッシュとアメリカン(バーボン)・ウイスキーに使われます。もともとウイスキーはアイルランド生まれ。スコッチは後発組です。(アメリカでWhiskeyの綴りが使われてるのは、やっぱりアイルランドとのつながりが深いから?)でも後発のスコッチのほうがメジャーになってしまい、どちらもオリジナリティを主張したので綴りを分けています。アイリッシュの代表ブランドでジェムソン(Jameson)っていうのがあるのですが、「アイルランド・パブ紀行」によると、ジェムソンのボトルラベルにはWhiskEyって書いてあるそうなんです。今手元にはジェムソンがないので(ブッシュミルズはあった)ネットで調べてみたのですが、ラベルのどこに書いてあるのか分からない…キャップに書いてあるのかな? 個人的に言えば、スコッチは私にはちょっとクセがありすぎて飲みこなせないって感じです。ピート(泥炭)で乾燥させる行程があるのですっごくピートのにおいがきついのです。ウルルンでラフロイグっていうスコットランドのアイラ島のウイスキーが取り上げられたことがありましたが、こないだ飲んでみたらちょっと薬っぽかった。漢方ぽいっていうのかな、連れは「うがい薬の味」と評してましたが(笑) アイリッシュのほうがもっとキレイでピュアで飲みやすい味だと思います。

e0066369_026494.jpgさて、The Hill of Taraが最近ある本で紹介されてました。「GUINESSアイルランドが産んだ黒いビール」がそれです。私がこのお店ができてから仲良くしてもらっている女性スタッフがいるのですが、この本を読んで彼女がオーナーの娘さんであることを初めて知りました。最初はカウンターにいた彼女、最近では厨房で料理を作っているのでなかなかゆっくりしゃべることもできないのですが、次に行ったときは本の話題を持ちかけてみようと思います。
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by cita_cita | 2005-12-14 00:09 | おいしいもの
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