アイルランドAGAIN~ゴールウェイへの道~

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e0066369_024621.jpgディングルでの朝、早起きすると海からの少し湿った冷たい空気が心地よく流れてきました。朝ごはんはお母さん手作りのアイリッシュブレックファースト。普通はメインはソーセージやベーコンなのですが、この宿はスモークサーモンやキッパー(にしんの開きの燻製。スコットランドやアイルランドの定番料理)なども選べます。それをたっぷりのミルクティーと一緒に時間をかけてゆっくりいただきます。

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宿を後にし、ディングル半島から北を目指して走ります。途中、アナスコールという村で偶然Dan Foley'sというパブを見つけました。ピンクの派手な外観が有名で、絵葉書の被写体としてダブリンでも見たことのある建物です。思わぬ偶然にうれしくなって写真をパチリ。その後、アデアという小さな村に寄りました。アデアは「アイルランド一可愛い村」(なんだかこういうの多いなぁ)として知られていて、かやぶき屋根の小さな家が有名です。本当に小さな村で、歩いてもすぐに回れてしまいます。今は、観光地化されているので可愛い建物も住居として使われているものは少なく、カフェやお土産物屋さんになっています。京都の町家と一緒ですね(笑) アデアを出発し、リムリックを通過してエニスという場所に入ります。
e0066369_144125.jpg今日はこのあたりの森の中にあるThe Art Tower というホステルを目指します。このホステル、もともと17世紀に建てられたお屋敷だったものを20年ほど前に俳優さんが購入し、色々手を加えて使っていたそう。今はその人の手を離れ、貸し物件となっていたものを若いアート好きのカップルが借りて自分たちで住みながら空いた部屋を宿として使っているというものです。コークのホステルでインターネットをしていた時に見つけて、おもしろそうだなと思って泊まることにしました。私の部屋は石造りの塔の部分。昔だったら囚われて幽閉されるみたいな場所です。これだけ古い建物だもの、夜中に何か出てきてもおかしくはないなと思いながらも、結構ぐっすり眠ってしまった私。本当は相当な怖がりなのですけど…この宿のオーナーカップルの彼の方は料理がとっても上手。晩御飯も、朝ごはんもお得意のベジタリアン料理を振舞ってくれました。古い古い建物の暖炉の前で犬と一緒にソファーに寝そべって3人でいつまでも喋りながらワインを飲んだ夜は忘れられない記憶になりそうです。

e0066369_122639.jpg翌朝、この近くの名所であるバレン高原までの抜け道を教えてもらい、また出発です。教えてもらった抜け道を使うと、バレン高原に到着するまでに地元の人しか知らない絶景を見ることができるとのこと。調子よくどんどん車を進ませます。バレンというのは「不毛の地」という意味で、その名の通り、あたり一面岩だらけの景色になっていきます。ここは山口の秋吉台と同じくカルスト(石灰岩)大地となっていて、地質学者や考古学者にはたまらない場所だそう。でも、私はそのどちらでもないので、だんだん雲が低く垂れ込め、少し強くなってきた冷たい風と、細かい雨の中でどこまでも続く荒涼とした景色の中に立ち、なんだか寂しい気持ちになりました。このときが旅行中もっとも孤独を感じた瞬間かもしれません。昔クマが住んでいたというアーウィーの洞窟、巨人のテーブルといわれる紀元前2500年の巨石遺跡などを回りながらゴールウェイに向かいます。本当はもう一つの名所、モハーの断崖にも行きたかったのですが、風雨が半端でなく強くなってきたので断念。だって、断崖絶壁の東尋坊のような場所なんです。ただでも女の一人旅、ふらふら歩いてたら本当に飛ばされて落ちてしまって「cita_citaさん、最近何か悩んでいたみたい…(涙)」なんて友達に惜しまれたら大変なので、今回はやめたほうがよさそうです。いつかアイルランドを再訪する理由ができたと思って潔く諦めました。

さて、車は一路ゴールウェイに向かいます…。
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アデアで見かけたアンティークショップの看板。たんすの形がかわいい。
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Cloosmore Houseの朝のセッティング。たった3組のお客のためにこのもてなし。感激です。
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見てください、この一面の荒野。もし雨の中ひとりだったら寂しくなりませんか?
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by cita_cita | 2005-12-07 23:55 |
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