アイルランドAGAIN~ディングル・ディングル~

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e0066369_0274363.jpgお世話になったDonさんとの再会を約束しキンセールを後にした私。(実はDonさん一家は冬の間、暖かいスペインのアンダルシア地方に滞在するためアパートを持っていて、この3ヵ月後私はそこを訪れることになるのです。この話はまた別の機会に。)Donさんが地図につけてくれたマークを目印にショートカットでキラーニーを目指すも何度も迷う私。そのたびに町のよろずやさんや通りがかりの人を見つけては道を尋ねます。こうやって書いてもらった地図が旅の終わりには何枚もたまりました。分かりやすい地図、そうでない地図、色々ありますがどれもそれぞれ思い出の品です。

e0066369_195337.jpg11:00頃キラーニーに到着し、ここからケリー周遊路を目指すか、一気にディングルまで行くか考えた末、今回はケリーを諦めてディングルに滞在することにしました。ディングルには私の泊まってみたい宿があったのです。その宿のことは以前「アイルランドB&B紀行」という本で読んで以来、ずっと気になっていました。とはいえ、その宿の情報を何もメモしてこなかった私。1時間半ほどでディングルに到着しとりあえずインフォメーションで宿のリストを見せてもらいます。が、宿は思ったよりもいっぱいあって、リストを見ても目的の宿の名前が思い出せません。スタッフも、具体的な情報がないと探すのは難しいとのこと。当然ですよね。散々記憶を辿った結果、確か宿のお母さんが「エレノア」さんという名前だったことを思い出しました。それをスタッフに伝えると、多分Cloosmore Houseという宿がそうだとのこと。電話番号を聞き、宿に電話を入れます。今から行きたいが空きはあるかと尋ねると1部屋なら用意できるとの答え。(部屋は全部で3部屋だけでした)早速予約して道順を聞き、チェックイン。宿はディングルの中心部から少し離れた海の前にありました。外観はシンプルだけど中はエレノアさんの趣味なのか、カントリー調でとても手の込んだ内装。廊下にもハーブの匂いが漂っています。そう、私が本で見たのは確かにこの宿です。一目見て気に入りました。

e0066369_0533190.jpgまだ暗くなるまで5時間ほどあります。荷物を置いて、早速ディングル半島をドライブすることにしました。ディングルはアイルランドでも数少ない、今でもゲール語が残る地域です。ゲール語っていうのはケルト民族が使っていた言葉で、英語とは言葉の響きもアルファベットも全く異なります。アイルランドの国語はゲール語ですが、これはフランス人やイタリア人にとってのラテン語のようなもので、実際はアイルランドの人でゲール語を自由に操れる人は1割程度だそうです。(学校で勉強するので、みんなある程度読み書きはできますが、普通会話には英語を使います)でもディングルでは標識がゲール語のみという場所も多く、もともと地理に不安のある私は当然のごとく何度も迷いました。同じところをぐるぐる回ってみたり、いつまでも目的地に出なかったり。でも、緑の山と青い空と紺色の海で構成されたディングル半島の景色は信じられないほど美しく、たとえ迷っている最中でも気分は最高でした。運転している最中、いつまでもこのドライブが終わらなければいいのにと思うほど。くねくね道の先に交互に現れる山と海の姿に、「次のカーブを曲がるとどんな景色が待ってるのか、次は?その次は?」とワクワクし続けました。きっとこれからも楽しかったドライブの話をするとき、あのディングルの景色が私の頭に浮かぶだろうと思います。人も家もまばらな半島の突端の細い道なのに、いくつもいくつもパブを見つけました。周りには何もなく、パブだけが唐突にぽつんと立っているのです。そしてそのパブの中にはどこから来たのか必ずお客さんがいます。世界一のパブ好きはきっとイギリス人ではなくアイルランド人なんだろうなあ…

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ディングルを走る途中にあるインチ・ビーチ。
半島に入り車を走らせていると唐突に現れる壮大な風景。長さ5kmあるそうです。

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緑のパッチワークのような丘と眼下に迫る海の絶景が続きます。

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半島の突端、スレアヘッド岬に経つキリスト像。青い空によく映えます。
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by cita_cita | 2005-12-06 23:55 |
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