「アイ・ラブ・ヌーヨーク」 アキエダユミ

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アイ・ラブ・ヌーヨーク。ニューヨークでなくヌーヨーク(笑)
なんかふざけた題名だなー(失礼)と思ったけれど、中身は非常に読み応えがありました。

30代になってから年下のフィアンセを追ってニューヨークに飛び立ったフリーライターの著者が、ニューヨークで出会った色んな試練やふりかかる災難に立ち向かう(というか段々動じなくなってくる)姿がコミカルに描かれています。
さすが、本職のライターだけあって、文章がすごく歯切れよくて、読みやすいし、視点がすごく新鮮。
はあ!?なんで?と思う理不尽な出来事の数々、決して楽しいことばかりでない海外での生活がまるで友達から直接話を聞いてるようなリアルさで展開していきます。

私も過去に短い期間、西海岸のシアトルに滞在したことがありますが、この本を読むと、西海岸とニューヨークとの文化的・風土的な違いもよく分かるし、私の知っている10年前のアメリカと、9.11テロ以降、外国人に対して非常に(異常に)厳しくなったアメリカの姿を比べてみて、外国人(alien/エイリアン)として現在のアメリカに住むことの大変さもリアルに伝わってきます。また、留学生として守られた立場だった自分と比較し、日系企業の駐在員などでなく、フリーの職業人としての立場で、女性が30歳を過ぎた年齢で現地に赴くことの重みは、全然別の次元のことだろうなと想像できるし、それを実行した彼女の勇気と努力に感服します。
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by cita_cita | 2005-10-24 23:40 | 読書
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