はじめてのタカラヅカ

子供の頃、私の住む関西では土曜日の夕方に毎週「OH!タカラヅカ」という番組が放送されていて、子供だった私はあのキラキラした衣装に驚き、なんでだか分からないけど劇の最中に突然音楽が流れて歌いだすミュージカルというものを初めて見て釘付けになったものでした。

それから10年ほどたって大学の同級生で熱心なヅカファンの友達ができたのだけど、その頃の私は他の色んなことに夢中で、いまさらタカラヅカを見に行こうという気にはなりませんでした。

それが今頃になって、生まれて初めてその舞台を見る機会が訪れたのです。会社の同僚の女の子がタカラヅカをたまに見に行くというので、「一度ぐらい見に行ってみたいなぁ」と言っていたら(数ヶ月前の出来事)、最近になって、彼女から「以前プレゼント応募していた招待券が当選したので、よかったらどうですか?」ってありがたいお誘いを頂いてしまいました。

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演目は月組の「アルジェの男/ダンス・ロマネスク」というもの。休憩を挟んだ二部構成になっていて一部がミュージカル劇、二部はダンス中心のショーだそうで、タカラヅカの公演はだいたいこのような形式になっているのだそうです。主役を演じるのは月組トップの霧矢大夢(きりやひろむ)さんと蒼乃夕妃(あおのゆき)さんです。この名前がもうタカラヅカ!って感じでうれしくなりますね。

阪急の宝塚駅から10分ほど歩くと宝塚大劇場に到着します。入口から入ると、壁際に名前を書いたボードを持った女性が何人か立っています。友達に聞くと、どうやらお目当ての出演者さんに渡したい差し入れや手紙などをここに預けるようです。

グッズ販売コーナーにも寄ってみました。色んな俳優さんの絵葉書や写真集があるのですが、トップスターになると自分のオリジナルの監修グッズがあるのにびっくりしました。そのスターが自分の好きな色やイメージコンセプトなどアイディアを出してデザイン監修するのだそうで、パッと見、タカラヅカ関連のグッズだとは全然わかりません。好きなアーティストのライブに行ったら、つい会場でグッズを買ってしまうのと同じで、タカラヅカでもひいきのスターがいる場合は、やっぱり買ってしまうんだろうなぁ。ちなみにこの日主演の霧矢さんのグッズはこんなデザインでした。

他に写真館があって、そこでは予約をしておくと、タカラヅカの衣装とメイクをして、写真をとってもらえるのだそう。ベルばらのオスカルとか、マリーアントワネットとか、ダンスレビューのときの黒燕尾服とかも選べるのだとか。京都だと舞妓さん体験の写真館がたくさんあるけど、私はこっちのほうが面白いなーと思いました。

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ロビーには今日の主役級の4人の写真が。これを見るとやっぱり男役トップ(霧矢さん)が一番上、娘役トップ(蒼乃さん)がその次、そして男役の2番手(龍真咲さんと明日海りおさん)がその次という感じなのかな。このほかにも、今回の舞台を見ていて、色んな場面でトップスターから続く細かい序列があるのがよく分かりました。衣装の派手さも、飾りも、最後の大階段で背中に背負って出てくる羽飾りの大きさと豪華さも、全て細かく差がつけてあるのです。トップまで昇りつめるのは並大抵のことではありませんね。

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会場はこんな感じ。オーケストラピットの前にかぶりつきのSS席から順番にS席、A席、B席があります。私はA席の最前列でした。前に見えるのはS席、他に2階にも席があります。オーケストラピットと客席の間には銀橋といわれる花道があって、公演中なんどもここで踊りや歌が披露されるため、ファンにとっては憧れの席なのでしょうね。私もあんな近くで見てみたいと思いました。

公演中の写真はもちろんないのですが、最初はやっぱり、ストーリーの途中でいきなり脈絡もなく歌いだしたり踊ったりするミュージカル独特の空気になじむまで少し時間がかかりましたが、慣れてからは歌や踊りはもちろん、衣装や、舞台装置(転換の速さなど見所がいっぱい)、観客の反応など楽しめるところが満載でした。特に不思議だったのは、拍手のタイミング。何か暗黙の了解というか、ルールがあるようで、意外な場面で後ろのほうから拍手が起こるので、それにあわせて拍手をしました。あれはタカラヅカ独特のものなのかなと思ったのですが、よく考えると歌舞伎にも似てるかも。肝心のストーリーは最後、全く予想できない終わり方をして、しばらくあっけに取られてしまいました。友達に聞くとこんなパターンは彼女も初めてでびっくりしたそうです。詳しく書くと、見に行く人に悪いので書きませんが、ハッピーエンドではなかったです。

そして、休憩を挟んで2部のショーはこれぞTHE タカラヅカ!という感じで豪華な衣装や大勢での迫力ある踊りのオンパレード。とにかく現実離れした華やかな別世界で、舞台の上でしかありえないような衣装やメイクに圧倒されました。フィナーレの大階段で順番に俳優さんが降りてきて、一番最後にトップスターがド派手な衣装に孔雀の羽を背負って出てきたときには、子供の頃のテレビの中の世界が目の前の現実になって現れたようで、私も思わずにわかファンになってしまいました。

終了後、2Fにあるミュージアムに行って見ました。ここでは今日の主演スターがこれまでに来た衣装や歴代トップスターの写真などが飾ってあります。その中には黒木瞳、大地真央、真矢みき、天海祐希、壇れいなど、今芸能界で活躍している人たちのタカラヅカ時代の写真があってとても面白かったです。

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これはトップスターがフィナーレで着る衣装。間近で見るとすごい迫力です。

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私も調子にのって小さな羽根(ラインダンサーがつける一番小さいサイズ)をつけて記念撮影させてもらいましたが、この羽の大きさの差がトップまでの道のりなのでしょうね。

タカラヅカ、初めてのことだらけで、すごくいい経験になりました!また機会があれば行ってみたいです。
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by cita_cita | 2011-08-08 20:21 | その他
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