イチローズ・モルト

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阪急百貨店で、こんな名前のウイスキーと出会いました。

肥土伊知郎(あくと・いちろう)という創業者の名前を冠したこのウイスキーは彼が以前経営していた埼玉県羽生の東亜酒造が倒産した後、廃棄される予定だったウイスキーを自ら買取り、少しずつ製品化をしているウイスキーだそうです。

東亜酒造が倒産したとき、関西の酒造メーカーであるキング醸造(日の出みりんの生産元)のに売却されたのですが、キング醸造はウイスキーに関心がなかったため、一時は廃棄される運命だった熟成中の約4000樽のウイスキーの原酒。肥土氏は「我が子を捨てるような事は出来ない」として、一人で独立して、販売を続ける事を決断したとのこと。

当初酒造免許もなかったため、買い取った原酒は製造免許を持つ福島県郡山市の「笹の川酒造」にお願いして、一時的に預かってもらい、資金を集めてようやく2004年9月にベンチャーウイスキー社を立ち上げ、販売を再開したそうです。

サントリーの見学に行ったときも思いましたが、お酒ってそれぞれストーリーがあるんですよね。

このIchiro’s Molt Cardシリーズのうち、私がテイスティングしたのはFour of Spade (スペードの4)という銘柄。社長自ら、ミズナラの丸太を旭川の材木市場で買い付けるところから始めた思い入れのある熟成樽を使用しているとのこと。

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ボトルで買うには予算オーバーで悩んでいると、テイスティングの対応をしてくれた店員さんが「量り売りもできますよ」とのこと。100mlだけお願いして量り売りしてもらいました。(100mlのボトルが切れていたので、特別に200mlボトルに入れてもらいました)

すごーくいい香りにほれ込んだのですが、アルコール度数58.6%もあるので、なめる程度にしておかないと、ひっくりかえってしまいそう。長い夜、DVDを見ながら、ネコがミルクをペロペロなめるように楽しんでいます。

「やや赤みが勝った褐色。オーツクッキー、ココナッツ様のトップノート。ハチミツのスイートさの中に、焙煎したコーヒー豆のビター差を感じる。フィニッシュで上品なハーブティー、甘草、スイート&ビターの余韻。」…だそうです。
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by cita_cita | 2010-11-30 22:04 | おいしいもの
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