藍染めのハンカチ作りました!

大阪を中心に展開されている250DOORSというイベントに参加しました。これは、250種類のワークショップ(体験型講座)にたったワンコイン(500 円)で誰でも気軽に参加できる「見本市」っていうコンセプトのイベントです。期間中、古典芸能やアート、踊り、楽器をはじめびっくりするぐらい色んな種類の講座があります。「ダンサーのためのコンテンポラリーダンス」「編集の技術&ツイッターの活用法」などという正統派習い事から「バナナでのコケ方講座」とか「インド舞踊とサリーの着付け」「イタリアの小噺を面白く翻訳してみよう」「野球場のスタジアムDJ体験」「パイプ椅子を投げよう!」「ブルースリーになりきるヌンチャク入門」「侍の手習い」とか…面白そうな講座がてんこ盛り。

私は京都会場で行われた阿波藍の絞り染め講座に参加してきました。徳島は江戸時代から今まで藍の生産では全国でダントツ1位ですが、明治以降外国の安価な合成の藍が入ってきてからというものその数は減り続け、ピーク時に2300軒以上あった藍師は今5軒しか残っていないそうです。徳島では今「阿波藍の魅力発信事業」に力を入れていて、このイベントにもその一環で参加されたそうです。

e0066369_20544446.jpg
会場は木屋町の(元)立誠小学校。よく前を通ってますが、中に入るのは初めて。

e0066369_20551351.jpg
廊下も雰囲気あります。

e0066369_2123056.jpg
実習は木工室(懐かしい響き!)で行われました。

e0066369_20553168.jpg
藍の葉は最初、普通の葉っぱと同じに見えますが、乾燥させるとなんとなく青みがかった色に(普通の枯葉とはぜんぜん色が違う)。これをさらに水を打って蒸して、発酵させると蒅(すくも)という染料になります。これが徳島から全国に運ばれて、藍染めに使われるのだそうです。

この蒅(すくも)にさらに灰汁(あく)と消石灰と清酒を加えてよく混ぜます。灰汁と消石灰はアルカリ性にするため(藍の青色の色素はアルカリでないと溶けません)、清酒は発酵を促進するため(藍はお酒が好きなのだそう)。PHを一定(10.5~11.0)にするために栄養を与えたり、消石灰を足したり色々調整し、定期的に攪拌しながら10日以上続けると発酵が進んで藍の華と呼ばれる紺色の泡が液体の真ん中にぷっかり膨らんできます。これが出来たら染物ができるサインです。

e0066369_21186.jpg
この一連の作業を藍建てというそうですが、今回は、一流の職人さんが使っているのと同じ方法で、最高の本藍を準備してくださったそうです。

藍と他の草木染めの大きな違いは、藍の染料は菌が生きているということ。独特のにおいがします。それと、草木染めは単純に煮詰めれば煮詰めるほど色が濃くなりますが、染めた後、空気に触れて初めて鮮やかな色が出るので、染料につけては空気に触れさせて、またつけて…を繰り返していきます。

e0066369_2112582.jpg
何回染めるか繰り返しているうちにどんどん色が濃くなっていきます。これはそれをあらわした写真。私は7回染めることにしました。

e0066369_2124784.jpg
染めるものはハンカチ。最初は真っ白です。

アルミ箔を丸めたボールや、菜箸、つまようじ、輪ゴムやボタンなど色んな小物を使って自分の気に入ったデザインを決めます。

e0066369_2133586.jpg
e0066369_2135092.jpg
私はシンプルな縞模様にすることにしました。びょうぶ折りにして、途中を何箇所か輪ゴムでグルグルとしばります。藍は空気に触れて酸化すると染まるので、この輪ゴムでしばったところは空気に触れずに白く残るというわけです。ハンカチを水に浸してよく絞ってから藍の液につけて2分ほど待ち、取り出して輪ゴムをつけたままの状態でモミモミして空気を含ませます、そしてまた液の中につけます。7回繰り返したら水で洗います。水が青くなりますが、繰り返し洗っているうちに水の色が薄くなって青が出なくなったら終わりです。

e0066369_214639.jpg
あとはタオルで水気を吸い取って、アイロンをかけて完成です。

e0066369_2141694.jpg
ほら、こんなに染まりました!!

e0066369_2145913.jpg
e0066369_215129.jpg
これは他の受講生たちの作品。染める前の絞り方次第で色んな模様ができます!

徳島に脇町というところがあります。かつて藍染めで反映した小さな町ですが、10年ほど前にそこでめがねケースを買ったことがあり、母も私も気に入って愛用していました。今回は、実際に藍染めの作業を自分でするいう貴重な体験ができて、勉強にもなったし、楽しかったです。

250Doorsはまだまだ開催中なのでみなさんも興味があったらぜひ参加してみては?http://www.artcomplex.net/doors/index.php
[PR]
by cita_cita | 2010-08-09 21:08 | その他
<< サウナの国からこんばんは 北の国からの手紙 >>