「チクタク食卓」 高山なおみ

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私がもっとも敬愛する料理研究家、高山なおみさんの最新作。
彼女のウェブサイトではこんな紹介がされていました。

この本は高山なおみがうちで何を作って何を食べたかというある一年間の記録です。
毎日毎食(ほとんど)食べ物の写真を撮り、メモをしました。
手書きメモの味わいが損なわれないようブックデザインを工夫しました。
おいしくできた料理には簡単レシピを添えました。

贅を尽くしたごちそうだけが「料理」ではありません。
昨夜の残りを朝に出すことも「料理」です。
元気なときも元気じゃないときも自分や家族のために毎日作り続ける
「料理」の広い世界があります。
この本には、そういうことも書いてあります。
くたびれたら、どうぞさぼって下さい。


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高山さんは、確かにプロの料理家としてお料理を作っているわけですが、言われてみれば、それ以外の場面で料理を作るほうが彼女の生活の中では圧倒的に多いわけで。
プロとしての料理を作って、仕事が終わって家に帰ってから大切なだんな様や大好きな友達のために、毎日作って食べている、その食卓を覗くことができる貴重な本です。高山フリークの私としては本当にうれしい本。これまで「日々ごはん」(高山さんのブログをまとめた本。毎日、その日の献立も書いてある)を読みながら、「これ、おいしそう!どんな料理なのかな?」と思っていたメニューを実際に写真で見て、レシピを知ることができるのは画期的です。

そして、同じお皿が何度も何度も使いまわされているのも、見ていると安心する。そうですよね、それが普通の家庭の食卓だと思います。お店や料理番組みたいに、料理にぴったりの食器を季節ごとに変えられたら…もちろん憧れますけど、無理。絶対無理。だから、ラーメンも、うどんも、どんぶりも同じ鉢で食べたっていいんです。だって家ごはんなんだから。

ウェブで見ていると、この本についても賛否両論で「スーパーの総菜と撮影の余り、前夜の残り物なども多く期待するほどの食卓ではない」「本人撮影なので写真がぶれてるのがある」などの意見もあって、やはり人によって求めるものや感じることは違うものだなあと逆に驚きました。でもね、私は好きです、この本。買ってよかった。 
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by cita_cita | 2009-08-07 21:30 | 読書
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