旭川~知床ドライブ旅 その3

3日目は摩周湖を出発してさらに東に向かいます。摩周湖の西側にある第1・第3展望台(第2は閉鎖中らしい)よりも、ちょうど反対の北東側にある裏摩周展望台から見たほうが霧が晴れていることが多いと聞いたので、まずそちらに行ってみることにしました。

この裏摩周方面、結構アクセスが悪い。摩周湖に沿ってぐるりと周回している道路がないので、一旦かなり東側にそれてから戻る必要があります。でも、そのおかげで観光バスもここまでは入ってこないし、人も少なくて、私は裏摩周のほうが気に入りました。途中の道も広々とした牧草地と牧場が続いてすごーくのんびりした感じだし「北海道ドライブしてるー!」って気分になれます。

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裏摩周展望台から見た摩周湖。確かに、ぼんやりですけど湖が見えました。こちらから反対側の展望台方面を見るとかなり濃い霧がかかって真っ白になっています。たぶん向こう側からはこの日も湖は見えなかったのでは?ただし、こちらの展望台、車椅子で一番上まで行くことができません。

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さらに先のほうに舗装道路を10kmほど、そして林道にはいって2km(ここが結構長かった。道幅もそれほど広くないのでスピードには注意!)進むと神の子池という小さな池にたどり着きます。ここは摩周湖と地下でつながっていて、湖の伏流水が湧き出している場所です。水深は5mあるそうですが、透明度が非常に高いので、池の底や、沈んでいる倒木がくっきり浮かび上がって見えています。そして何よりも感動的なのはこの青い青い水の色。まさに「神の子」の名前にふさわしい美しさです。

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この時は小雨が降っていて、決してベストコンディションとはいえなかったのですが、それでもこんなにキレイな写真が撮れました!摩周湖周辺をドライブされる方、ここは一見の価値ありです。

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神の子池から上標津、中標津を越えて別海町の尾岱沼(おたいとう)という所にある白帆食堂で昼ごはん。私はこの地方の名物、旬のホッカイシマエビ丼をチョイス。甘い!うまい!

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そして来た道を北上し、野付半島に向かいます。野付半島は根室半島と知床半島のちょうど中間あたりにある砂嘴(さし)、つまり砂が体積してできた地形が27kmも続く細長い半島です。ここには江戸時代まで、トドマツやエゾマツなどの原生林がありましたが、地盤沈下によって海水が浸入し、その塩分によって木々が立ち枯れを起こしました。その結果、ここには今とてもトドワラ・ナラワラとう不思議な光景が残っています。トドワラ(トド原)とはトドマツの枯れ木群、ナラワラ(ナラ原)はミズナラの枯れ木群のことで、なんとも奇妙な、SFかなにかみたいな荒涼とした景観を作り出しています。

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この独特の景観はドラマやCMなど色々なロケ地に使われています。カネボウのSALAのCM(沢尻エリカ)や、GLAY「UNITY LOOTS&FAMILY,AWAY」のジャケット、元ちとせ「ワダツミの木」のPV、そして「北の国から」など…。確かにここが日本なのかどこなのか分からないような、異次元に迷い込んだような印象的な景色でした。またもう一度行きたい場所です。

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海岸沿いに巨大な鳥の姿発見。たぶん天然記念物のオオワシ(オジロワシ)だと思います。これ、写真では分かり難いと思いますが、実際はめちゃくちゃ大きくて、堂々としてて…周りのカモメとかカラスが小鳥にみえちゃうぐらい。すごかったんですよ。で、この海の向こうには晴れていれば北方領土の国後島がくっきり見えるらしいのですが(野付半島から16kmしか離れてないらしい)残念ながらこの日はずっと雨が降っていて見ることはできませんでした。

野付半島を出て、今度は海岸沿いを北上します。途中に標津町にあるサーモン科学館に行きました。標津は「鮭の町」といわれていて、秋になると鮭の遡上が見られ、日本一の水揚げを誇る町だそうです。ここでは鮭の生態について学べるだけでなく、鮭の仲間であるマスやその他の川魚を観察したりできます。

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そんな中にチョウザメの水槽がありました。「チョウザメに指を食べられてみよう」と書いてあったので手を入れてみると…

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大きなチョウザメが指をエサと勘違いして、鯉みたいに口をパクパクさせながらどんどん寄ってきます!! でもチョウザメには実は歯がありません。かじられても全然痛くないのです。例えていうなら、歯茎だけでぱくっと挟まれている感じ。横で見ていた母は「赤ちゃんがおっぱいを飲むときと一緒やね」と笑ってました。いや、実に面白い体験でした。

科学館を出てまた40分ほどドライブすると羅臼に到着します。羅臼といえば、利尻、日高と並ぶ昆布の一大産地。味が濃く、香りがとても良いのと、柔らかく煮物にも適しているそうです。ちなみに関西では澄んだ上品なダシが取れる利尻昆布が人気だそう。道の駅に立ち寄ると昆布関連商品のオンパレード。普通の昆布のほかにおぼろ昆布と昆布茶を購入しました。

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羅臼から今日の最終目的地であるウトロまでは知床横断道路を通り、知床峠を越えます。この道は原生林が残り、野生動物に遭遇するチャンスも多い絶好のドライブコースということなのですが、雨と霧で視界が悪く残念でした。途中知床峠では、晴れていれば根室海峡を超えて国後島が見えるそうなのですが…。ここ絶対、もう一度ドライブしたい!冬は閉鎖されるそうなので、秋の紅葉の時期とかよさそうですよね。

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でも、羅臼岳の上に帽子みたいな雲が被っている姿を見ることができてよかったです。

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そして数え切れないぐらいのエゾシカに遭遇。ここでは当たり前の光景だそうです。

あ、そうそう、標津から羅臼に向かう途中、道路脇で1匹のキタキツネにも遭遇しました!何かを加えて、こっちをじっと見ていて、めちゃくちゃ可愛かった!!!

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これは目的地のウトロから見た知床半島。すごく天気悪いでしょ?(笑)。そしてようやくウトロ温泉に到着し、「知床プリンスホテル風なみ季」にチェックイン。この日の走行距離は280km。いやはや、昨日とあわせて約600km、よく走りました…。
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by cita_cita | 2009-07-28 22:55 |
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