旭川~知床ドライブ旅 その2


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2日目の朝、ふと目が覚めてトイレに行ったのが3時40分。窓の外を見ると、遠くのほうがぼんやりピンク色に染まっていて、びっくり。この時期の旭川地方の夜明けは4時前なんです!慌てて車に乗って、パッチワークの丘へ。するともうたくさんのカメラマンが...ちゃんと狙って待ってたんですね。偶然起きた私はラッキー。おかげでこんな景色が見られました!!

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朝ごはんにはいももち(じゃがいもと片栗粉を練った郷土料理)のバター焼きや美瑛で取れた豆が出ました。

この日は約300kmの走行距離を予定していたので、とぅもろうとは名残惜しかったけど、9時前に出発。昨日は天気がイマイチで行かなかった「クリスマスツリーの木」周辺にキカラシの花が満開になっていると聞いて、寄ってみると…

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現地から携帯でアップした写真の通り、こんなに鮮やかな写真が取れました!

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さて、美瑛から旭川に戻り、道央自動車道に乗って層雲峡ICで降ります。ここは見事な峡谷と温泉があって、登山の玄関口でもあります。こんな断崖絶壁が24kmも続いてるんだそう。

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途中、流星の滝・銀河の滝という看板が見えたので立ち寄ってみました。最寄の駐車場に車を停めるとどちらも見ることができます。写真は銀河の滝のほうです。スロープがあるので、車椅子でも近くで見ることができますよ。

層雲峡から石北峠を越えて、温根湯(オンネユ)という温泉街を通りました。オンネっていうのはアイヌ語で「大きな」とか「老いた」という意味だそう。ハワイでもそう思ったのだけど、アイヌ語を理解できたら地名の由来などもわかって面白いだろうな。昔の人が、その場所に名前をつけたときは、きっとその地が彼らの目にどううつっていたのか、彼らの印象や思いが反映されているだろうから。気になってちょっと調べてみたら、稚内のワッカは水、登別、江別のベツは川を意味するのだそうです。

そこからハッカで有名な北見市を通り、ここで昼ごはん。おそばを食べました。北海道はうどん屋はあまり見かけませんが、そば屋は多いですね。私が関西人だから、よけいにそう感じたのかな。

さらに車を走らせ、本日2つ目の峠、美幌峠を越えると屈斜路湖が見えます!ここではかなり霧が出ていたので、写真は撮っていませんが、ぼんやり浮かび上がる湖全体は、すごく大きくて神秘的な眺めでした。

そして屈斜路湖を越えると弟子屈(てしかが)に入ります。ここが摩周湖への拠点となる町です。宿に入る前に、摩周湖第一展望台へと向かいました。

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でも、さすがに霧の摩周湖というだけあって、この通り。看板がなければ、湖なのかどうかも分かりません(笑)。「摩周ブルー」といって、キレイに見える日もあるらしいんですけどね。摩周湖は他の川と通じていないカルデラ湖なので、有機物が少なく生物が住みにくい環境なので透明度が高い…のだそうです。過去、41mで世界No.1になったこともあるらしい。41m先まで見える透明度ってすごい…どんなだろう。でも今は10m台に低下しているんだって。理由はいろいろあるだろうけど環境汚染が原因だとしたら残念なことです。

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本日の宿はここにある「ピュアフィールド風曜日」というホテル。完全バリアフリーの宿です。東京でサラリーマンをされていた三木さんご夫妻がこちらに移住されてつくられた宿です。

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ロビーにあるテーブル(ここが食堂にもなります)は車椅子の方が大勢宿泊しても余裕があるように、広い間隔でゆったり配置されています。

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この日の晩御飯。奥様の手作りです。こちらでもホクホクコロッケが。やっぱり越冬ジャガイモを使ったコロッケで、おいしかったです!

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全ての部屋にはバリアフリー仕様のバス・トイレが付いているのですが、大浴場も貸切対応することができます。病院やデイケアセンターにあるのと同じ、座ったままキャリーで吊り上げて湯船に入れる設備もついています。初めて使ったのですが、母と二人で協力してなんとか父をお風呂に入れることができました。私も母も初心者だからびしょ濡れになったけど(笑)父も喜んでくれて挑戦したかいがありました。

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三木さんの趣味(バードカービング)を生かしたオリジナルのキーホルダー。宿泊されたお客様から「ホテルでお土産を買いたいけれど何もないの?」と言われて、何か思い出になるものを、と作り始めたそう。三木さんには温泉を掘って、体が不自由な人にも温泉に入ってもらいたいという壮大な計画があり、その資金あつめをしているそう。それにはまだまだ時間がかかりますが、無理なく、少しずつできることをされているのに心を動かされました。

このホテルには宿泊者ノートがあるのですが、ノートを読んでいると、「もう一生旅行にはいけないと思っていました。」という記述が何度も見られました。障害のある人は、対応できる宿泊場所が確保できずに、行きたい場所に旅行に行くことをあきらめるしかないのかなと残念に思います。実際、私も以前に両親を城崎温泉にカニを食べに連れて行きたいと思ったものの、適当な宿がなくて城崎行きをあきらめ、能登半島に変更したことがありました。その反面、伊勢志摩や飛騨高山など、町ぐるみでバリアフリー観光に力を入れている場所もあります。摩周湖だけでなく釧路や知床など道東観光の拠点となるこの場所にこんな宿があるおかげで、今回の旅が実現できたことに本当に感謝したい気持ちでいっぱいです。

また、父と行動していると、本当の意味でのバリアフリーって何なんだろうと考えさせられることがたくさんあります。ただ基準に従って車椅子対応のトイレを設置したりスロープを作ったりすることがバリアフリーだというわけではないんですよね。でも、そういうことも、私自身、昔は全く考えたこともなかった。父がある日を境に車椅子生活になったことで、そういうことに興味を持てたことは私にとって大きな意味があったと思っています。今、YTICでヨーガ療法士の勉強を始めたこともそのひとつ。私は会社員で、その会社は、障害者の方のケアとは直接関係ない業種ですが、何ができるかはこれから少しずつ考えていきたいと思います。
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by cita_cita | 2009-07-24 23:07 |
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