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365日。
明日で震災から1年。

この1週間、テレビではたくさん震災関連番組をやっています。今もNHKで岩手の様子が流れています。きっと明日はどのチャンネルを回しても、震災関連一色になるでしょうね。

ちょうど今から半年前も「震災から半年」の番組で、テレビがいっぱいになりました。でも、それも数日でなくなりました。その頃に私は山田町にボランティアに行きました。途中、釜石や大槌を通りながら山田に向い、初めて現地であちこちで作業をしながら、まだまだ復興なんて言える状態ではない、これは自分が想像していた以上にとんでもない時間とお金が必要だ、とよく分かりました。

それまでもできる範囲で募金とかしてたけど、行ってみて、これはずっとやめたらあかんな、いつまでも忘れずに続けないとあかんなと実感できた経験でした。とにかく忘れないことが大事やなと。

本当はみんなにまんべんなくお金が行き渡るような支援が理想だと思うけれど、あまりにも影響を受けた範囲が広すぎるので、私はとりあえず自分がいった山田やその周辺を積極的に支援していこうと思っています。そして余裕があればその他もと考えています。

これは、浜のミサンガ「環(たまき)」。かつてホタテや牡蠣の殻むきや、水産加工のお仕事をしていた三陸の浜の女性達が仕事を失っているのを支援できるようにはじまったプロジェクトです。浜のお母さんたちの手作りのミサンガ。真ん中の茶色い部分は魚を取るための網、周りの白いところは麻ひもです。大きいミサンガは器用なお母さん達、細いほうは、手仕事に慣れていないお母さん達が作ったものです。売り上げの半分ぐらいが、作り手さんの収入になります。

三陸一帯のプロジェクトですが、通し番号が付いています。私のは山田町で9201番目に作られたモノです。



今、テレビの画面は福島の場面に変わりました。帰りたくても家に帰らせてもらえない人達。自主避難の結果、家族が離ればなれになってしまった人達、あるいは一旦避難させた子供達を家に戻す決断をしたもののこれでよかったのか悩み続けている人達。そして家族全員で福島から出て、「自分たちは故郷を捨てて逃げてきた」と悩む人達。

特に福島のことについては、何が正しい選択なのかなんて、誰にも分かりません。こうやって自分の家でテレビを見ながら…実際に当事者でない私が、軽々しく自分の意見を言うことはできませんが、だからといって、やっぱり忘れてはいけないし、無関心ではいけないということだけは間違っていないと思います。

この週末はいつも以上に東北のことを考える機会が多いはずですが、それは当然のこと。それよりも、その後もちゃんとこの気持ちを保てる自分でありたいな。そして、自分は何をできるのか、ずっと考えていきたい。
# by cita_cita | 2012-03-10 11:43 | その他 | Comments(0)
「料理処はな」@川端丸太町
お友達に紹介してもらってからお気に入りのお店、川端丸太町の「料理処はな」に行ってきました。

ここは日本料理の板前さんとイタリアンの料理人さんが一緒に経営されているお店です。夜がメインのお店なのですが、土日だけランチもあって、それがとてもお得な内容だというので行って来ました。

ランチは2種類、Aコース(スープ・八寸・メイン・〆膳・デザート・コーヒー )が1500円と、Sコース(Aコースにお造りと季節の一品がプラス)が2300円。せっかくなので今回はSコースをセレクト。

金時にんじんのスープ。甘くてにんじんの風味が濃厚!

八寸は右上から時計回りにふくさ卵、鴨ロース、生麩田楽。

本マグロの中トロ、うに、もんごいか。器も素敵です。百人一首の紀貫之の歌が書いてありました。

季節の一品、蓮根と焼きごぼうの団子、白子の蒸し物。お椀がまた美しい。

メインは近江牛のハンバーグとカリフラワーのグラタン。お肉がジューシーでとても食べ応えがありました。

こちらは友達の選んだメイン。鳥羽の桃取産牡蠣の竜田揚げ。味付けは控えめな和風なので柔らかく煮いた大根とも良く合うのです。

ほたてと大根の炊き込みご飯、わかめのお味噌汁。ほたては多分後からさっくり混ぜ込んであるのだと思います。貝柱がパサパサせずみずみずしくて感激しました。

ココナッツのブランマンジェと完熟いちごのソルベ。いちごをつぶして砂糖とレモン汁を加えただけのシンプルなものですが実においしかったです。

そして食後のコーヒーをいただいて、これで2300円はいいの?という感じ。
お昼は500円のグラスワインがあるのですが、ありがちなコスパ重視のハウスワインとは違い、ボトルで頂きたいぐらいの質のいいワインが5種類。(スパークリングx1、白赤それぞれx2)

場所は少し街中から離れますが、窓側の席は鴨川の流れを楽しみながら食事ができるし、ちょっとフンパツして知り合いを誘っても、絶対に喜んでいただけると思うお店です!

# by cita_cita | 2012-03-05 22:06 | おいしいもの | Comments(0)
冬の北陸旅 「乙女寿司」
金沢一泊、富山一泊の旅を楽しんできました。
初日のランチに行った乙女寿司の芸術的なお寿司をご紹介します。

まず、カウンターの席につくと寿司を置くところ(あれ何て言うの?)が輪島塗。そこに置かれたガリがいきなり絶品。歯ごたえがしっかりあって、フレッシュでいくらでも食べたい。今まで食べたガリの中で間違いなく一番でした。

寿司ネタを入れているネタ箱を開けて見せてくれました。なんと美しい!

お酒は地元金沢の菊姫を注文。この後、手取川をおかわり。

「すぐに握りますか?」と聞かれたので、少しつまむものを作ってもらいました。手前は平目、奥は寒ぶり。こんもり盛られた「けん」がまたおいしいのだ。

この季節が旬のくもこ(タラの白子)のポン酢。全然臭みがなく、クリームのような濃厚な甘み。

のどぐろをだしに漬けて焼いたもの。脂がのりきってふわふわの食感。九谷焼の器もステキです。

お口直しに、と出てきた汁物は、白子をすりつぶしたスープ。おいしくないわけ、ないやん。

さてここから握りに突入。一品目は甘エビ。

赤いか。細造りにしたものに、さらにめちゃくちゃ細かく包丁を入れてあって口の中でほどけます。

鯛の昆布〆め。上品!

ぶり。お造りは背中側の身でしたが、こちらはお腹の身です。脂ののりが違う!

ずわい蟹。かに味噌がとっても濃厚でおいしい。

中トロ。溶けます。

うに。軍艦にするか、そのままか選ばせてくれました。

ばい貝。金沢で貝といえば、これです。

しめ鯖。本当に軽くしめただけなので、とてもフレッシュ。

お味噌汁の器は金蒔絵の輪島塗。具は蟹のすり身だんご。

蒸しあなご。塩と柚子皮がふってあります。

以上、飲んで食べて9800円でした。分不相応に贅沢してしまったけど、せっかくの冬の金沢。お寿司だけならおまかせ10貫で4200円の納得料金です。
# by cita_cita | 2012-01-25 20:30 | おいしいもの | Comments(1)
ぜいたく忘年会@天六Mush-Up
年末の話になりますが天満のMush-Upで仲間内の忘年会をしました。その時のお料理が相変らずすごかったのでご紹介します。

まずつきだし代わりにうるめいわしときびなご。すだちを絞っていただきます。苦味があっておいしいー。

そしていきなり!ぶりです。めっちゃでっかく切ってあります。真ん中に盛り付けた小さい切り身をそのままお刺身としていただき、周りの身はぶりしゃぶで。

ぶりしゃぶ用の鍋がこれ。たっぷりのキノコと大根おろし、柚子皮がのっけてあります。まずはキノコ類をいただきつつ、少しずつぶりをしゃぶしゃぶして味わっていきます。

Mush-Upはお酒も豊富。いつも見たことのない日本酒がたーくさん揃っています。この日はお料理に合わせていくつか選んでもらいました。

お口直しのサラダ。根菜を中心にめずらしい野菜がたくさん。さっぱりマリネ風。

出ました、ウニ!いか!いくら!!わさび醤油もおいしいけれど、小皿に盛った藻塩と一緒に食べると濃厚な味が余計にひきたちます。

岡山産生牡蠣。海のめぐみ、潮の香りがたっぷり。

いいキハダマグロが入ったので...ということで珍しいまぐろのカマ焼き。

そして最後にぶりの旨みたっぷりの雑炊で〆。

と思ったら最後にかす汁が出てきました。

これでもかというほど食べて飲んで(ビールのあと日本酒も4,5種類は飲んだ)6000円台。あー最高。Mush-UPホンマ大好きやー。あっしーさん、いつもおいしいものをありがとう!
# by cita_cita | 2012-01-19 22:01 | おいしいもの | Comments(0)
大切なあなたへ。
突然、大切な人がいなくなってしまいました。約20年近く、常に私の近くに一緒にいた親友でした。友達に順番をつけるなんて、本当は良くないことなのかもしれないけれど、私にとっては間違いなく一番と言える人でした。

私に無いものをたくさん持っている人でした。穏やかで辛抱強く、慎重で、でも周りに流されることなく自分の考えを貫く強さを持っていました。そしていつも自分のことよりも人への思いやりを忘れず、私が大変なとき、自分のことのように心を痛めて私のことを気遣ってくれる心のきれいな優しい人でした。性格は正反対というほど違うけれど、私たちは不思議と気が合い、これまでに数え切れないほど旅行に行ったり、お茶をしたりご飯を食べたり、カラオケやコンサートに行ったりしてたくさんの時間を一緒に過ごしてきました。

この先も、ずっと一緒にいると信じて疑わなかったし、これから歳を重ねて一緒におばあちゃんになっていくつもりだったのに。人生で色んなことがあるたびに、いつも彼女に報告し、相談し、励まされてきたのに、これからはそれもできません。

知らせを聞いてから一週間、何か少しでも現実的なことをやっていないと悲しくて、事務的に仕事や家のことを淡々とこなしている自分と、突然彼女のことを思い出して泣いている自分が代わりばんこにぐるぐる入れ替わって、自分の中に人がふたりいるみたいな感じでした。

彼女とは思い出が多すぎて、家の中にいてもどこにいても逃げることなんて絶対にできないこともよく分かりました。彼女と堀江で一緒に選んだ洋服や、旅行に行ったときに買った物や、彼女にお勧めされて使い始めたシャンプーや、誕生日にプレゼントしてもらったクッションに囲まれて、車に乗ると、一緒に何度もコンサートに行ったサザンやトータスの曲が流れてきます。彼女に関係のあるものを部屋の中から100個探せといわれたら、きっとすぐに100個見つかると思う。

昨日、彼女にお別れをしに行ってきました。もう本当にいないのだということを実感するのは本当につらいけれど、私は彼女がいない世界に生きていかないといけないし、ここを乗り越えるためにも、少しずつ自分の気持ちを整理していこうと思います。

そして何十年か先、おばあちゃんになって胸を張って再会できるように、彼女に恥ずかしくないような生き方をしていかないと。

その日まで先は長いし、これからも色んなことがあると思うけれど、遠くから見守っていてください。そして、その日まで私のことを待っていてね。
# by cita_cita | 2012-01-15 11:32 | その他 | Comments(2)
いってきます
今晩から旅にでます。ソウルで1泊、香港で4泊、そしてまたソウルで1泊。カウントダウンは香港です。香港は今とても気の流れが良く、辰年を九龍で迎えられるのはなんとも良さげな感じ。良い気をたくさん受け取ってきます!
# by cita_cita | 2011-12-29 16:32 | | Comments(2)
和洋酒菜ひで@心斎橋
心斎橋の「和洋酒菜ひで」に行ってきました。見落としそうな細い路地にあるお店です。
単品で頼むこともできたのですが、初めてだったのでおまかせで色々お願いしてみました。

突き出しはのホルモンのカレー煮込み。ハチノス、すじ、ホソなどがよく煮込まれています。だしが濃すぎないのが私好み。

お造りを少しずつ。まずは伝助アナゴのお造り。アナゴって造りで食べられるんですね!プリプリしておいしかった。

こちらは鰆のたたき。鰆って身が柔らかくて足がはやいから、京都では西京漬けが一般的。たたきで食べられるなんて新鮮でないとできないですよね。

よこわまぐろ。しっかり脂がのっています。このあとに、もう少し骨に近い部分が出てきました。さらに脂が乗っていて最高。

たいらぎ貝の貝柱。しっかり甘くて歯ごたえ抜群。

炙り牡蠣。これは口に入れて噛んだとき、美味しくてうなってしまった。

そしてなんとクジラ2種。ナガス鯨の尾の身とミンク鯨のさえずり。めっちゃ久しぶりに食べた!!!

岩手の白金豚ソーセージと自家製ポテトサラダ。

イノシシの炭火焼。

小坂れんこん(加賀野菜)の炭火焼。ムッチムチです。

絶品の玉子かけごはん。

このほかにもあん肝が出たのに撮るのを忘れてました。

カウンターのみ、10人弱でいっぱいになる小さな店ですが、とても落ち着いてお酒が飲めました。また、ここのご主人の弟さんは京都でフレンチレストランMAEKAWA、繩手ワイン食堂、ワインビストロMERを経営されているそうなので、また行ってみたいと思います。
# by cita_cita | 2011-12-17 22:22 | おいしいもの | Comments(0)
元気です。
最近ずーっとブログの更新が遅れていましたが、元気にしております。Facebookもやってるのですが、携帯から更新できる分、そちらのほうが楽でついブログが後回しになってました。すいません(汗)

9月後半にボランティアに行って戻ってきて、10月、11月の2ヶ月間は仕事以外の部分で色んなことがあってバタバタと時間が過ぎていきました。その中で大きかったのは11月5日にインド中央政府公認のヨーガ療法士講座(YTIC)を無事に修了したこと。30代のうちに何か形になるものを残しておきたいと思って軽い気持ちで始めたものの、この3年半、課題が大変だったり、仕事との両立がしんどい時があったり、プライベートの波で凹んでそれどころじゃない時期もあり...さらに実際これがこの先自分の役に立つのか分からなくなった瞬間もあって何度も何度もやめようと思ったけれど、途中でやめて後悔したくないと、なかば意地になってやりきりました。まだ来年7月に学会発表があるので、それを終わらないと認定ヨーガ療法士にはなれないのですが、それでも今はちょっとすがすがしい気分です。

それから他に大きかったのは、9月に来日したTriYogaの創始者、Kaliji先生のヨガスマイルのクラスとワークショップでの通訳を担当させてもらったこと。最初は上手くやろうとか、失敗したらどうしようとか、自分のエゴからそんなことばっかり考えていたけれど、会ってみたら本当に素晴らしい先生で、先生をサポートするお弟子さん2人も本当にステキな人で、大好きになりました。

通訳とかどうとかいう前に、この人達と知り合えてよかったということが大きかった。これがきっかけでお弟子さんのひとり、Eva-Maria先生とのつながりができて、今、ドイツの彼女の自宅と京都の私の家を結んでSkypeでのヨガレッスンを継続的に受けさせてもらっています。Skypeで英会話のレッスンをしたことはあったけど、まさかヨガもできるとは!ホントにすごい世の中になったものだ。ちなみに今はEva-Maria先生は1ヶ月ティーチャートレーニングの講師をするために中国に長期滞在中なので、中国のスタジオをSkypeをつないでクラスに飛び入り参加させてもらってます。

左端がEva-Maria先生。暖かくて、やさしくて、心から大好きで尊敬しています。

また、10月にはこれまたひょんなことからHeart of Yogaの創始者、Mark Witwell先生の京都でのワークショップを通訳させてもらえる機会をいただきました。これもめちゃくちゃ緊張したけど、当日にそなえて読んだMark先生の著書、「ヨーガの真実」は本当に読んでよかった!と思える素晴らしい本で、この歳になって今まで知らなかった新しいことを勉強できるなんて本当にありがたいことだなぁとヒシヒシと感じています。

Mark先生が「毎日7分間、自分のためのプラクティスをしなさい。3ヶ月続けたらきっと何かを感じるから。」と教えてくださったので、朝起きて、会社に行く前7分間、ゆるゆるのプラクティスを行っていますが、気分がすっきりして本当にいいです。マーク先生と会った日から3ヵ月後って、なんと私の誕生日なんです。だから、それまで、3ヶ月間頑張りすぎず自然に続けられたらいいなーと思っています。

とまあ、近況はこんな感じです。ブログはご無沙汰でしたが、元気でやっております。今後もゆるゆる更新を続けていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします!
# by cita_cita | 2011-11-29 23:25 | LOHAS | Comments(5)
ムレスナティーハウスのモンブラン
ムレスナティー、知ってますか。スリランカ(セイロン)にあるムレスナ社ブランドの紅茶のことです。ちょっと高いのですが、渋みがなくてとってもおいしい。フレーバーティーも有名で、種類もびっくりするぐらいたくさんあるんです。

週末に四条烏丸の近くにあるムレスナティーハウス京都に行ってきました。ケーキは季節限定のモンブラン、お茶はキャラメルといちじくのフレーバーティーをチョイス。

このモンブランが絶品でした。私、当たり外れがあるような気がしてモンブランを好んで食べることはあまりないのですが、メニューの写真があまりにもおいしそうだったので。そしたらこれが大正解。今まで食べたどのモンブランよりもやさしくて上品でおいしかった!土台にはさくさくメレンゲ、その上にリキュールの香り漂うつやつやのマロングラッセ、それを栗の風味の柔らかい生クリームで包んだ上からさらに栗たっぷりのマロンクリームで飾りたてて、トッピングは生の栗をほっくりと焼いたものが乗っていました。さらにサイドには(多分これも栗の)アイスクリームを添えて。食べてる間本当に幸せな気分になれるケーキでした。

期間が終わるまでにもう一度食べたいなぁ。
# by cita_cita | 2011-11-28 07:08 | Comments(1)
東北ボランティア日記 6日目&最終日
台風一過です。この日の仕事は絵本の読み聞かせ、配布物のポスティング、がれき処理の3件。

私はがれき班になったので、この日の作業現場へ。多くの家屋が流された住宅地の中にある元駐車場でした。かなり大きな場所だったのですが、午前中は絵本班とポスティング班に3人ずつ参加していたので、10人での作業。今までの場所と違ってあまりにも範囲が広いので、まず何から手を付けたらいいのか、そしてどこまで処理をすればいいのか分からなくて途方にくれてしまいました。朝は晴れていた天候も実は不安定で、途中から雨も降り出してちょっとつらい作業になりました。

午後からは6人が合流してくれて、作業続行。とりあえず一通りは終わりましたが、これまでの現場と違って完了できたという実感がなくて、依頼主の方に申し訳ないような、なんとなく消化不良のような感じで終わってしまいました。かなり処理ができた部分とあまり手をつけられていない部分のムラができてしまったのですが、もしかしたら全体的に広く浅くやったほうがよかったのかもしれません。そのあたりの要望事項を、朝の作業請負時にきちんと確認できる限りやったほうがいいなぁという意見が夜のミーティングでも出ていました。

私は参加しませんでしたが、ポスティング班はこの日、仮設住宅に案内物を配布するという内容の仕事でした。参加したメンバーに聞きましたが、これが結構大変な作業だったようです。仮設住宅の作りを、私はこのとき初めて知ったのですが、各住戸の入口の扉は2層になっていて、1つ目の扉を開いたところが下駄箱のエリアになっていて、その奥にある2つ目の扉に郵便受けがあるのです。

そこに案内物を入れるときに、一声掛けてから入れるのですが反応は様々だったそう。中には、避難所から仮設に移ってから、人とおしゃべりする時間が減ったからといって、わざわざ玄関口まで出てきて受け取ってくれる人もいますが、ボランティアが仮設住宅の敷地内をウロウロしただけで嫌な顔をする人もあって、仕事の内容以上に気を遣うことが多くて大変だったそうです。後でボランティアセンターの人たちに聞いてみると、3、4月ごろにボランティアではない野次馬のような人たちがたくさん来て、人が無くなった現場や、壊れた家ばかりを写真に取ってウロウロしたり、火事場泥棒なども実際にたくさん発生したのだそうです。今回私達が配布した案内物は、アメリカに本部のあるNGO団体による「めがねを無料でお作りします」という内容のチラシだったのですが、これを説明してもチラシをもらうことを拒否する人もいました。その理由は、6月ごろに同じく「無料でめがねを!」というチラシが配布され、みんなが喜んで会場に行ったら、測定は無料だけれど、めがねを作るのは結局有料だったという出来事があったから。これまで色んなことがあって辛い思いをしたせいで、どうしても皆さん、疑い深く慎重になってしまうのは仕方が無いことなのかもしれません。なんだか少し悲しくなったできごとでした。いろんなことを考えてしまいました。

ボランティアセンターの中には、いろんな掲示物があります。これは、盛岡のJRの職員さんたちにがれき処理をしてもらった76歳のおばあちゃんからのお礼の手紙。

こっちは静岡の大学生グループさんへのお礼の手紙です。

ボランティアをした人や、全国の支援者からの寄せ書きもたくさん掲示されています。

この日の夜は、お弁当ではなくボランティアセンター近くのラーメン屋さん「かんべい」に行きました。「焼干ラーメン」というのが名物だそう。

あじやいわしを焼いてから干したものを焼き干しというそうで、煮干の5倍のだしが出るのだそうです。その焼き干しをベースにしたスープは香ばしくて、ほっとする、初めて食べるのになんだか懐かしい味でした。このお店だけなのか、この地方はみんなそうなのか、ラーメンの具に「麩」が入っているのが新鮮なかんじでした。

山田町でのボランティア活動も残すは明日の午前中半日となり、なんだか寂しい感じです。明日一日、がんばろうと皆でミーティングを済ませて眠りにつきました。

そして最終日、この日の午前の作業で、滞在中のすべてのボランティアは終了となります。道具のチェック作業もこれが最後。

この日は駅前の住宅地だった地域でのお仕事です。津波の後、火災が発生してたくさんの家がなくなりましあ。今は大きながれきは撤去されていて、草が生い茂った状態。でも土の中からは焦げた釘や割れたガラス・陶器の破片がこれでもかというほど出てきます。

依頼主のおばあさんが何度も様子を見に来てくださいました。このときいただいた「かもめの玉子」がおいしくって、お土産にたくさん買いました。午前中の限られた時間の中、みんなで心を込めて一生懸命に作業をすすめ、できる限りきれいにさせていただきました。やりきれなかった箇所もあって心残りでしたが、ここからは後陣のグループに任せることになります。

宿舎に戻ってお弁当を食べ、バスに乗り込む前、最後にみんなで思い出のビブスを着用して記念撮影。みんな「チームみえ」の顔になっています。

ここから三重まではまた17時間の道のり。途中、「民話のふるさと」といわれる遠野のあたりでこんなに幻想的な風景を見ました。黒いのは私達の乗るバスの影。

こうして、1週間のボランティア体験が終わりました。出発する前は一週間って長いなぁ、大丈夫かなと不安でしたが、終わってみれば本当にあっという間で本当に行ったんだなぁと不思議な感じで思い出すことも多くなりました。でも、行くまでは私にとって縁もゆかりもなかった未知の土地だった東北が、自分の中で近い存在になったのは間違いありません。それまでは募金していても何に対して、誰に対してやっているのか、漠然としたイメージの中で行っていましたが、今ではすごくクリアにイメージしながら募金やその他のボランティア活動ができるようになったのも、山田町に行ったおかげだと思います。

実際に行ってみて、半年以上たっても、まだまだ全然やることは尽きないし、お金はいくらあっても足りないぐらいだということがよく分かりました。これからも無理のないペースで、細く長い支援を続けていこうと思います。
# by cita_cita | 2011-11-26 08:48 | | Comments(0)
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